100までくれば次を考える
バレバレの欲望
あるからこそ生きている
無謀でも無理でも無駄にはならない
高すぎて手が届かなくても
隙間が見つかるかもしれない
通ることは出来なくても
風を感じる 光が射し込む
少しだけでも向こう側が見たい
閉ざされた重い扉は
開けるためにあるのだから
守るためにあるのだから
誰かがつけた呼び名のままに
意味を持たせた言葉のままに
かこまれて身に付けて
その中で生きて来たから
息をするみたいに当たり前で
そこにいるのが普通の事
ひとつの言葉を繰り返していたら
何を指すのか分からなくなって
そのうち
言ってる自身の事まで
不思議な存在に思えてきた
けれど
周りには無数の不思議があって
それぞれが
生きるモノと呼ばれるなら
ありのままを受け止めて
動くモノの呼び名のままに
今を過去にそのまま未来に
名前を呼ばれたわけじゃないけど
振り向いてしまった
視線でもなく
物音でもなく
懐かしいようなあたたかさ
冬の風はとても冷たくて
信号待ちの遮るものもなく
音だけを頼りに首をすくめた
歩調に合わせた音に促され
足元を見て進んだけれど
渡りきった時に感じたもの
空を見上げるシルエット
朝日が射して星が舞い上がる
見送るのだろうか
会えた喜びだろうか
希望があり慈しむ温もりがある
そんな光に呼ばれたのかも知れない
関係性を表す言葉
何親等とか親戚とか
血のつながりで分かるもの
自分の感情で分けるもの
ハッキリしているくせに
曖昧で不確定の部分もある
どこか疑問が生まれたり
?の時に遭遇すれば
関係性も変化する
変わらない事を願ったり
変わる進歩を喜んだり
結局正解はないにしても
偶然のキセキが重なって
まばたき一瞬の出会いなら
それを信じてみるのもいい
もうすぐだねって
ドキドキして
こんな悩みが小さくなる
明日の事を考えて
電気を消して布団に入る
眠くなくても目を閉じて
何時間寝なきゃって考えたり
そんな事が出来るのも
生きる力の頑張りなのに
周りを責めてうろたえて
自分の価値も認めない
がんばったね
えらいねって
くすぐったくてうれしくて
そんな時ももうすぐ来るよ