高崎ガイガーブログより転載
2016年7月31日
蚊取り線香の原料は除虫菊じゃないです。殺虫剤をしみ込ませただけ。
ーーー転載開始ーーー
蚊取り線香は除虫菊の成分を線香にしみ込ませた訳ではありません。
化学的に合成された殺虫剤は危険だけれど、蚊取り線香は天然由来の除虫菊から作られているので、安心・安全だと考えられている方が多いです。
本当でしょうか?
殺虫剤の毒性はさておき、蚊取り線香の主成分を蚊取り線香の製造者である大日本除虫菊、アース、フマキラーのホームページで確認します。
大日本除虫菊(大日本除虫菊はキンチョーの正式社名です。)
(出典 大日本除虫菊ホームページ)
フマキラー
(出典 フマキラーホームページ)
アース製薬
(出典 アース製薬ホームページ)
いずれも主成分はピレスロイドです。
それではピレスロイドとはいったいなんでしょうか?
結論から言いますと、ピレスロイドは化学的に合成した殺虫剤です。
(出典 アース製薬 家庭用殺虫剤の安全性 http://www.earth-chem.co.jp/gaichu/anzensei/ )
除虫菊などから作られた天然由来の殺虫成分から作られている蚊取り線香は大日本除虫菊で製造していますが、商品説明にきちんとその旨記載しています。
ピレスロイドの安全性や天然由来の成分との違いを論じるつもりはありません。
ただ、ドラッグストアで普通に売っている蚊取り線香は、線香に化学的に合成したピレスロイドと言う殺虫剤をしみ込ませたものです。
これって、勘違いしている方、本当に多いです。
蚊取り線香は英語では、mosquito coil と言いますが、タガログ語(フィリピン語)ではカトルと言います。日本語由来なんですかね。
ドラッグストアではほとんど売ってませんが、ここには確実に在庫があります。
ーーー転載終了ーーー