食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2019年04月03日
ーーー転載開始ーーー
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
世界的に「閏(うるう)秒」が挿入され、日本の場合は2015年7月1日・午前9時の直前に行われました。
世界的に「閏(うるう)秒」が挿入され、日本の場合は2015年7月1日・午前9時の直前に行われました。
午前8時59分59秒の次に「8時59分60秒」を加え、9時調度に移行します。
そもそも地球の自転がピッタリ24時間ではないこと、わずかに自転が遅くなっており、現在の時間の基準になっている原子時計による「原子時」と地球の自転を基にした時間とのズレを調整するためです。
「1秒延びようが、何ら暮らしに影響ない」と思われている方が大半でしょう。
実際はそうでしょうが、私達の生活はコンピュータと切っても切り離せません。
システム障害の恐れもあり、他人事ではいられません。
航空管制・通信会社の他、ほとんどの企業がコンピュータシステムや時間と密接に関連する業態になっています。
航空管制・通信会社の他、ほとんどの企業がコンピュータシステムや時間と密接に関連する業態になっています。
また株や為替の取引は1/1000秒単位で行われており、トラブルが起きれば、少なからず私達の生活は打撃を受けます。
今回のうるう秒は平日に行われ、東証はまさに9時から始まるので、前後2時間(7200秒)に、1秒ごとに1/7200秒ずつ加算していくそうです。
放送局も1秒以下の加算秒数は異なるも、同様な方法を取るとしています。
携帯・スマホは、予め、うるう秒対策のシステムが組み込まれているので支障ありません。
50年で数十秒ぐらいのズレでも、このまま放って置くと12万年後には昼と夜が逆転してしまうそうです。
50年で数十秒ぐらいのズレでも、このまま放って置くと12万年後には昼と夜が逆転してしまうそうです。
そのため、今までも数年ごとに閏秒を入れてきたのですが、その準備や調整に費やす労力が相当に甚大でした。
そこで日米や中国・仏などは、わずかな時間調整に膨大な手間やコストを掛けるより、閏秒を廃止にしたほうが、メリットが大きいと主張しています。
詳しくは分かりませんが、100年に1回程度にまとめ、1分挿入する「閏分」にするのでしょうか?
しかし英国のグリニッジ天文台は、閏秒は廃止せず今後もこまめに原子時計と合わせる主張をしています。
さて閏年は、お馴染みですね。
さて閏年は、お馴染みですね。
これは地球が太陽の周りを回る公転に、365.2422日掛かる(1年に6時間程度ズレる)ため、4で割れる西暦年に(4年に1回)、2月を29日にするものです。
それでも差が発生するので、「100年に1回、閏年にせず・平年」(前回は1900年)、「400年に1回、閏年にする」のです。
2000年はミレニアムで沸いていましたが、当時、職場で「今年の2/29は、西暦1600年・関ヶ原の戦い(合戦)以来の『400年に1回』の貴重な閏年なんだぞ」と自慢気に言い、しらけたムードにさせてしまいました(苦)。
閏秒・閏年とくれば、残るは閏月です。
閏秒・閏年とくれば、残るは閏月です。
江戸時代は旧暦による、月が地球を回る日数を1か月としていました。
例えば満月から次の満月までおよそ29.5日なので、1か月が29日と30日の組合せの暦です。
これだと1年が354日のため、3年に1回、閏月を設けていました。
従って、1年が354日の年と384日の年があったそうです。
しかし明治になって、西暦を採用して今日に至ります。
ところで、なぜ2月だけ28日しかないのか?
これだけで、ブログ1投稿できるぐらいの内容なのです。
別の機会にします。
かの初代ローマ皇帝アウグストゥスが関係しています。
ーーー転載終了ーーー