愛詩tel by shig

プロカメラマン、詩人、小説家
shig による
写真、詩、小説、エッセイ、料理、政治、経済etc..

2018年03月24日 19時03分42秒 | 写真詩

太陽が手に痛い さすが南の島
ホテルのプールには 人影はない

風が出てきている
プールに波紋が広がり
鮮やかな蒼が 美しい模様を作り出し
きらきらと 光っている


こころが 洗われる

一人で南の島? 変わってるね
僕が一緒に行ってあげようか

あなたは いつものように 軽く言う
出来もしないくせに

あなたは知らない
私の旅の目的を

平日の夜
携帯メールで密かにうち合わせ
ホテルのバ-で待ち合わせ

あなたは言う
君が好きだ と

でも それだけ
私のすべてを受けとめてはくれない

きっと同じ言葉を
他の誰かにも かけている

知ってるわ
私と会うとき 携帯切ってるの

もう 疲れた
どうぞ 自由になれば
私から 離れてあげる

もう 逢えない
携帯 解約しちゃったもの

今 私は本当に自由
あなたとは 携帯で繋がってただけ
携帯メール

でも もうない
こんなにも自由 幸せな気分

カップルが歩いてくる
水着を着て
幸せそう

私 邪魔よね

私は もう一度プールの水面を見る
輝いて 微笑んでいるよう
からだが じーんとする

振りかえって 海に向かおう
珊瑚礁の海へ

そこは きっと

もっと もっと 透き通った 蒼


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