とある喫茶店
目の前に、可愛い女の子が座っている
かき氷を食べている
色とりどりのフルーツが載った、可愛い、いちごミルク
やっと許された、わずか20分だけのデート
きっと、彼女のきまぐれ
でも、僕にはそれで十分・・なんて強がりだね
僕はすでに自分のかき氷を食べ終わっている
女の子の形のよいピンク色の唇に
赤い、いちごミルクを載せたスプーンが運ばれるたびに
僕の心はどきどきしてしまい
おもわず目をそらさずにいられない
まだ、彼女のいちごミルクは3分の1ほど残っている
でも、時間はあと2分ほどしか残っていない
神様、お願いします
もうすこしだけ
彼女のいちごミルクが溶けないようにしてください
そして
時の流れを
もうすこしだけ緩やかにしてください
そうしたら・・
少しくらい神様のこと
信じてあげても、いいかな