オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 母の日にすること

2018-05-15 15:42:44 | 日記
オーストラリアも、日本と同じ、5月の第二日曜日が、母の日になります。


親孝行、年寄りを尊敬する、などの古い文化がある日本にしては、



母の日は地味なイベントであるのに対して、



オーストラリアの母の日は、母と言う母が、皆祝ってもらえると言う、


まるで、国民あげての大行事のような派手なイベントです。


この日の男性は、”今日は、母の日だからね”と、仕事を断り、


いそいそと、孫を連れ、遠い道のりでも、年取った母のもとに集まり、


家でパーティをしたり、ホテルやレストランで、母の日ランチの大賑わいとなります。


母は、なんだかボケも始まっていたりして、皆に真ん中に座らされて、なんだかわからないけど



嬉しい!みたいな写真を、オーストラリアの友人に良く見せられます




年取ってなくて若い母親で、子供がまだ小さくても、学校側が子供にプレゼントを作らせて持って帰らせるだけでなく、



夫さえもいっしょに祝ってくれます・・・”HAPPY Mother's day!"  



私貴方の母じゃないわよ。



とは思うけれど、プレゼント貰ったりするので、そこは良しとして。




そういう派手なお祝いをしない日本人には、ちょっと売名行為のような、スタンドプレイ的で、


僕って、親孝行の、いい息子だよね…と言う無言の押し付けも感じたりして???



ちょっと気が引けたりするんでしょうが、




大切な人に、大切に思っているという気持ちを伝えるって、本当に大事な事。





親はあなたが生きている根源です。



自分が本当に愛されているんだ、何があっても愛されているんだ、と言う確認があるから、


生まれてきた意味を知ることが出来ます。


自信が生まれます。自己確認だってできます。


愛されれば愛されるほど、強くなれます。




世の中には、馬が合わず、イエ、たとえ仲が悪くはなかったとしても、



お互いの気持ちが伝わっていない親子が沢山います。



そして、そのまま関係が終わってしまうことがあるのは残念なことです。






私の友人の中に3人、母親に捨てられた(?)青年がいます。



親を発見してから、会いに行くまで随分年月がかかりましたが、皆、勇気を出して、会いに行っっています。



親に愛されたくない子供はいないし、



子どもを愛していない親はない、と思うのです。



その時に、子どもを見捨てなければならないほど、心が病気だったのだと思うのです。


その気持ちを、死に別れてからではなく、人生の早い時期にお互いにわかることが出来たら、



お互いに、心豊かな人生を送れると思いませんか?


以心伝心は、日本人の必殺技だけれど、古い武器は、もう捨てましょう。





因みに、うちの息子は、母の日に、電話してきてくれました。


嬉しかったです。



来年は、もっと母の気持ちを察して、高価なプレゼントや、現金をくれれば、私は、もっともっと、喜びます。



半分冗談です。



母を喜ばせるのは、簡単なことです。



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