烏鷺 密命・飛鳥山黒白 巻の十六
平成21年6月30日~7月2日
著者 佐伯泰英
祥伝社文庫
【内容】一年におよぶ大和・柳生逗留の骨休めに、金杉惣三郎一家は江戸郊外の別邸・菊屋敷へ。久々の安穏とした日々に、隣家「烏鷺荘」の老人が惣三郎を囲碁に誘う。だが、将軍吉宗お声がかりの桜の名所・飛鳥山で辻斬りが相次ぎ、公儀の威信を揺るがせる。剣者の宿命か、罪なき若武者の命を奪う敵に惣三郎の怒りが炸裂。
------------------------------------------------------------------------------------------------
◆今回の話の第2の軸は、昇平とみわ、です。辻斬りは、思ったとおり惣三郎を嵌めるための罠であった。そして、犯人も思ったとおりの犯人で、私は、どちらかと言うと昇平とみわの行先?が気になるところです。また、昇平の纏もちとなれるかどうかも先回からの懸案事項となっている。