熱海湯けむり 鎌倉河岸捕物控<十八の巻>
平成23年6月30日~7月4日
著者 佐伯泰英
角川春樹事務所
【内容】金座裏の宗五郎たちが、湯治旅で熱海峠に差し掛かった頃、江戸鎌倉河岸では、金座裏十代目政次の許へ、蝋燭問屋・三徳の隠居をめぐる騒ぎが持ち込まれていた。一昨日に出かけた隠居が店に戻らないというのだ。やがて政次、亮吉らの探索で、隠居が謎の女から強請られていたことが判明。さらには、金座裏を狙う刺客が現れ、事件は、意外な様相を見せ始める。一方、宗五郎は、熱海の湯戸屋から強盗事件の真相究明を依頼されるのだが・・・・・・。二代の金座裏が再会するとき、鎌倉河岸に新たな風が吹く。大好評書き下ろし時代長篇。
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熱海金百五十両強奪事件と老舗の隠居殺害事件、そして子ども誘拐事件が、九代目宗五郎、十代目政次に降りかかる。熱海での事件を解決し金座裏へ戻ってくると政次がしっかりと後を守ってくれているのを目を細めて見守っている九代目。子ども誘拐事件では、彦四郎が活躍する一幕もある。これで、十代目が主役になってくるのかねぇ。そうすると、今が18巻ですから、あと10巻は続けないとさまにならない感じですか。期待してます、十代目政次(宗五郎)親分。