🎥ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男
2019年製作
Dark Waters
上映日:2021年12月17日
製作国:アメリカ
上映時間:126分
ジャンル:ドラマ 伝記
≪解説 あらすじ≫
環境汚染問題をめぐって1人の弁護士が十数年にもわたり巨大企業との闘いを繰り広げた実話を、環境保護の活動家という一面も持つマーク・ラファロの主演・プロデュース、「キャロル」のトッド・ヘインズ監督のメガホンで映画化。共演はアン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、メア・ウィニンガム、ビル・プルマンなど。実話をもとに、環境汚染の実態を隠蔽していた巨大化学会社に闘いを挑むことになった弁護士を描いている。この映画は、2016年のニューヨーク・タイムズ・マガジンのナサニエル・リッチによる記事「デュポンにとって最悪の悪夢になった弁護士」に基づいている。この物語は、規制されていない化学物質で町を汚染した化学品製造会社デュポン社に対するロバート・ビロットの訴訟をマーク・ラファロが演じた。『暴露: 毒水、企業の貪欲、そしてある弁護士のデュポンに対する20年の戦い』 - 2019年の本。この本は日本語に翻訳され、2023年4月6日に映画原作本として花伝社から『毒の水:PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年』の題で発売された。
1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった…。
★★★★☆
●まあ、本物のすごみと言うべきか。巨大企業に疑問符を投げかける一弁護士の奮闘、と言うべきか。熱血漢
というわけではなく、じわじわと迫っていく、あきらめない心、というところか。巨大企業の、ああやれるなら
やってみな、というところへ地道に調査を始める。一つ一つ疑問をつぶしては、また調査を続けていく。未だに
訴訟は継続中という。現段階での最良と思われる解決策を示しても被害を受けた人々は報われない。さらに訴訟
を続けていく。倒れても倒れても立ち向かっていく姿は、企業にとっては恐怖だろう。汚染されてしまった土地や
動物や人や自然は取り戻せないかもしれない。しかし、悪いことは悪い、という信念は変わらない。真実はなにか
という問いは捨てない。人類への警鐘に見える。
2019年製作
Dark Waters
上映日:2021年12月17日
製作国:アメリカ
上映時間:126分
ジャンル:ドラマ 伝記
≪解説 あらすじ≫
環境汚染問題をめぐって1人の弁護士が十数年にもわたり巨大企業との闘いを繰り広げた実話を、環境保護の活動家という一面も持つマーク・ラファロの主演・プロデュース、「キャロル」のトッド・ヘインズ監督のメガホンで映画化。共演はアン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、メア・ウィニンガム、ビル・プルマンなど。実話をもとに、環境汚染の実態を隠蔽していた巨大化学会社に闘いを挑むことになった弁護士を描いている。この映画は、2016年のニューヨーク・タイムズ・マガジンのナサニエル・リッチによる記事「デュポンにとって最悪の悪夢になった弁護士」に基づいている。この物語は、規制されていない化学物質で町を汚染した化学品製造会社デュポン社に対するロバート・ビロットの訴訟をマーク・ラファロが演じた。『暴露: 毒水、企業の貪欲、そしてある弁護士のデュポンに対する20年の戦い』 - 2019年の本。この本は日本語に翻訳され、2023年4月6日に映画原作本として花伝社から『毒の水:PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年』の題で発売された。
1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった…。
★★★★☆
●まあ、本物のすごみと言うべきか。巨大企業に疑問符を投げかける一弁護士の奮闘、と言うべきか。熱血漢
というわけではなく、じわじわと迫っていく、あきらめない心、というところか。巨大企業の、ああやれるなら
やってみな、というところへ地道に調査を始める。一つ一つ疑問をつぶしては、また調査を続けていく。未だに
訴訟は継続中という。現段階での最良と思われる解決策を示しても被害を受けた人々は報われない。さらに訴訟
を続けていく。倒れても倒れても立ち向かっていく姿は、企業にとっては恐怖だろう。汚染されてしまった土地や
動物や人や自然は取り戻せないかもしれない。しかし、悪いことは悪い、という信念は変わらない。真実はなにか
という問いは捨てない。人類への警鐘に見える。