🎥キングダム・オブ・ヘブン
2005年製作
KINGDOM OF HEAVEN
上映日:2005年05月14日
製作国:アメリカ
上映時間:145分
ジャンル:アクション ドラマ 歴史
≪解説 あらすじ≫
2005年製作のアメリカ映画。リドリー・スコット監督のスペクタクル・ドラマ。オーランド・ブルームを主演に迎えて描く歴史超大作。バリアンの運命の女性となるシビラは、ベルトルッチ監督の「ドリーマーズ」でデビューした、フランス人女優エバ・グリーン。その他、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、デビッド・シューリスなど演技派が多数出演。
十字軍が聖地エルサレムを奪って約100年後、1184年のフランスのある村に十字軍への志願者を募る一団が現れた。彼らを率いるイベリンの領主ゴッドフリーは、鍛冶屋の青年バリアンに声を掛ける。バリアンは息子を病で失い、さらに悲嘆に暮れた妻が自殺し、失意の底にあった。ゴッドフリーはそんなバリアンに十字軍へ参加するようにと語る。実はバリアンはゴッドフリーと平民の女性の間にできた隠し子で、息子を後継者として迎えるために来たのだった。妻の「罪」を償うため、聖地へと旅立つバリアンだったが、その道中で負傷した父ゴッドフリーはバリアンを騎士に叙勲してメッシーナ港で病死してしまう。さらに船が地中海で難破し、流れ着いた砂漠でサラセン人の領主に襲われるなどの苦難に見舞われながらも、助命した領主の従者ナーシルに案内されてエルサレムにたどり着く。聖地では時の王ボードゥアン4世の治世の下、キリスト教徒とイスラム教徒が共存していた。しかし、その平和はサラセン人の王サラディンとの和平による危うい均衡の上に成り立ったものであり、再戦を主張するギーやルノーらの派閥を、王の側近であるティベリウス卿が辛うじて抑えているに過ぎなかった。更に、王は不治の病に冒されており、余命幾ばくもない状況だった。父の意思を受け継ぎ、領地の経営に乗り出したバリアンは、やがてギーの妻で王の姉のシビラと恋に落ちる。
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★★★☆☆
●まあ、3.5というところでしょうか。現在のエルサレムに通ずることなので、勉強になりましたね。ユダヤ教、
イスラム教とキリスト教は異教徒ながら、聖地が同じエルサレム。そこで、ここは私の聖地である、他宗教は
出てけ、ということで戦争になるわけですね。この物語は、平和を維持しているエルサレムで、不満分子が
戦争でもって、エルサレムから異教徒追い出そうとする戦争によって引き起こされる物語。バリアンは、父から
受け継いだナイトの称号により、不治の病の王を守ろうとしていたが、その王が病に斃れ、エルサレムの均衡が
破られる。新しく王になったギーはイスラムを一掃しようとして、逆に敗北し、イスラムが、一人残ったバリアン
のいるエルサレムに猛攻を仕掛ける。何とか防いだが、それ以上の余力はなく、キリスト教徒の安全が保障され
るなら、エルサレムを明け渡すと約束し、エルサレムを去っていく。再び故郷に帰ったバリアンは、シビラと
ともに新たなる人生に向かっていくのであった。