息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

交通事故による PTSD 

2019-04-03 18:58:42 | 自転車通学


“PTSD”と云えば、アメリカの『海外帰還兵』の話が世界的に有名です。
*(PTSDとは → 文末にあります。)

古くはベトナム帰還兵の精神病や犯罪、頻発した自殺者、最近ではアフガン、イラクの帰還兵の自殺者数が、現地の戦闘での戦死者を上回ったなんて事でニュースになっています。



日本はここ70年ほど戦争はしていません。

しかし且つての大戦後、帰還兵や引揚者に於いて、否、のみならず敗戦国民として、同様な症状(PTSDという概念はまだなかった)を呈した日本人は、非常に多かったと思います。



翻って、息子は自転車通学で、中一の時交通事故に遭い、"PTSD”を発症しました。

前にも書きましたので、この場では控えますが、ひとつ屋根に暮らす家族の眼で見て、「絵に描いたような」PTSDです。

上に「です」と現在形にしたのは、事故後5か月して治癒したと安心したのに、ちょうど1年後に『フラッシュバック』が起きて、再発しているからです。

将来、彼が事故を記憶の底に沈めることができたとしても、いつまた現れるか知れない。

夢にも出てくる。

PTSDとは全く厄介です。



しかしです、私は思うのです。

『心のキズ』なんて、生きていれば誰にでもありませんか?

大なり小なりは別としてですが、貴方にだって、私にだってあるのです。

苦しいのは自分一人ではないのです。



私が息子に願うのは、それを試練として立ち向かい大人になり、活きていって欲しいということです。

そして、できればそれを糧として、ひと様に思いやりと感謝を持って。






*(↓ PTSD 出典  ”メディカルノート”)


https://medicalnote.jp/diseases/PTSD?utm_campaign=PTSD&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo



概要・・・・PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは、強烈な心的外傷体験をきっかけに、実際の体験から時間が経過した後になっても、フラッシュバックや悪夢による侵入的再体験、イベントに関連する刺激の回避、否定的な思考や気分、怒りっぽさや不眠などの症状が持続する状態を指します。日本語では「心的外傷後ストレス障害」といいます。
心的なストレスを経験したとき、その状況に対応するために自身の気持ちの整理を付けることは、誰しもが経験することです。しかし、1か月を経てもうまく対処できずにいる状態では、PTSDを発症している可能性があります。
・・・・・・・(以下、続いています)








地裁の調停 (4) 刑事にするかもよ

2019-04-02 19:38:27 | 自転車通学

私の意表を突いた質問に、予想通り、調停委員はややウロタエ気味に(←あくまで私の受けた印象ですが)『(被害届は)受理されないでしょう』と応えてきました。

私は「そうですかぁ~」と一応云っておきましたが、既に被害届については、調べてありました。

(・・・・そんな筈はないのです)


“被害届” ”告訴” ”告発”・・・と色々ありますが、”被害届”は既定の書式を満たしていれば、警察は受理は、するらしいのです。

その後に捜査するかしないかは、警察次第です。

(まぁ、警察も沢山の事件を抱え人手がないので、この程度の事件では、せいぜい加害者に『こんな被害届が出てますが・・・』と電話するくらいでしょう。

(ましてこのケースでは、相手は大物ですから、警察は何もしない確率も高いです)

それでもいいのです。

私の言葉の目的は、「民事じゃなく、刑事にする気もありますよ」という意思を、別室で待機している相手方弁護士2名に、調停委員をメッセンジャーとして、間接的に伝えるためです。


雇用主である大保険会社の代表取締役に対して、被害届が出される・・・・・


素人考えですけど、もしそんなことになれば、保険会社の顧問弁護士としては”面目丸つぶれ”ではないでしょうか。


しかしです。

今の『平和ボケ日本』はともかくとして、海外では『訴えられたら訴え返す』『やられたらやり返す』と云うのは当然、且つ最善の自衛手段です。

正義を主張して、戦うためには必要です。





地裁の調停 (3) 質問にかけたブラフ

2019-04-01 14:23:36 | 自転車通学

私が調停の書記官宛に出した、書面の中に入れた「質問」の話です。

それは、申立人(=保険会社の弁護士二人の連名)が調停に出した”民事調停申立書”に、”申立人”として、加害者の名前と、✕✕✕✕✕✕✕✕保険株式会社 代表取締役 『✕ ✕✕』の名前が明記されていたことに起因するものです。

『✕ ✕✕』氏と云えば、業界の名士であり、保険会社の帰属する旧財閥系コングロマリットの重鎮です。

将来が約束されたキャリアであり、東大の経済学部卒の秀才。


申立人に、『✕ ✕✕』氏の御名前と社判が捺されていたのです。

無論、意味することは✕✕✕✕✕✕保険株式会社の代表として、便宜上、名前が載っているだけでしょう。

『✕ ✕✕』氏が、この交通事故を知っているとか、申立書に関与している筈はないでしょう。

しかし、裁判所からの申し立て(=相手方弁護士の申立て)に申立人の一人として、『✕ ✕✕』氏の名前があるという事は・・・・



私は、『弱い者いじめ』は大嫌いですが、裏を返せば、『強い者いじめ』はスキなのです。

向こうが強ければ強いほど、ヤル気が出てきます。


ハナから承知ですが、調停に敢えて『✕ ✕✕』氏はこの事案に関与しているのか?という質問を出していました。

調停委員の説明は、(当たり前ですが)『✕✕✕氏の名前があるのは形式上』と云う返事でした。


しかし、便宜上だろうが、形式上だろうが、✕✕✕✕✕✕保険株式会社の代表取締役である『✕ ✕✕』氏が私どもに”申し立てている”という事は、その書面で明らかです。


そこを確認した私は、調停委員に下の事を「相談」という形で言明しました。



「保険株式会社の代表取締役である『✕ ✕✕』氏と加害者を相手方として、警察に”被害届”を出すことを選択肢の一つに入れているのですが・・・、証拠として録音や文書もあることだし・・・」



(✕✕✕氏に恨みはないですが、以前から狙っていた私の『ブラフ』と云うか、戦術のひとつでした)