ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

ブランド化は簡単ではない

2007-01-17 12:12:11 | 雑記
「不二家のミルキー」は子ども時代の私にとっては憧れの的だった。
印象的なかわいいペコちゃんの顔。
明治時代に創業し、日本で初めてショートケーキを販売したり、クリスマスケーキが日本に定着したのも不二家の功績とされる。
東京生まれの姑も、不二家のフランチャイズ店が通学路に在ったので、シュークリームを買ったりしたそうだ。
「あのお店の経営者の家族はどうなんだろう?」とっても心配になるようだ。
株式市場では、不二家の株に売り注文も殺到。大手の市場もすべての製品の撤退を始めたという。社長が辞めればすむ問題じゃあない。
一部の場所で発覚したことで、ブランドを保つ努力をして頑張っていた関係者はどんなに不安な事だろう。胸が痛む。
「愛とまごころと感謝をこめて、お客様に愛される不二家になりましょう」
そんな社訓のブランドイメージがこれで音を立てて崩れてしまった。

以前聴いた食品会社の社長の話を思い出す。それは厳選された食材で作られる
アイスクリームの「○ゲン○ーツ」
極上の滑らかさをお客様に届けるまでの「乳牛の管理」から「厳選なる温度管理」
食材にこだわり、末端までの行き届いた管理。
手間・暇・愛情そして熱意が詰まって、商品開発に人生をかけている姿があった。
値段が高く値引きもしない。「それも無理ないな」を実感した事を。
何年も試行錯誤を繰り返しブランドはできあがって行くのに・・・。

コメント
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