どうやら“笑顔のさうすぽ”ママが誕生日だったらしい。心から伝えたい・・・・・
「お誕生日おめでとう!!」
“笑顔のさうすぽ”ママ、僕達が初めて逢ったときの事、憶えてるかな?
あれはそう・・・・・キミがまだジュリエットと呼ばれてたころだったね。そうだよ、ボクがあのときのロミオさ!!
あのあと結局僕らは結ばれなかったけど、その後二人は生まれ変わって日本で再会できたよね。
そうだよ、ボクが貫一でキミがお宮さ!!
今でも満月を見るたびにキミの笑顔を思い出してしまう!!
そして現代・・・・今回も二人で幸せを掴むことは出来なかった。・・・・でもかまわない。
また生まれ変わって巡り会えればきっと愛し合えるハズだ。それまでずーと待てるよ。ボクは待てるよ・・・・
だって・・・・これまで何百年もキミを待ってたんだから。その間に地球が滅びてもかまわない。
また別の星で生まれ変わって出会えればいいんだから・・・・。
ってか“笑顔のさうすぽ”ママ・・・・・見た事ないんですけどーーーーー
それにしても「おめでとうございます」。
しっかし情っさけない後輩である、まさか愛妻の年齢を忘れるとは・・・・・。
彼が『全国亭主関白協会』の会員であるなら即刻、資格停止の処分は免れないだろう。
しかしカワイイ後輩だ。一つアドバイスしよう。これは『全亭協』6級のワザである。
今は携帯という便利なツールがある。メモ機能、カレンダー機能をフル活用しなさい。
愛妻の生誕月日は勿論のこと、好きな食べ物、靴のサイズまで入力しておくこと!!
ただし、6級程度の実力では服、指輪、下着のサイズはまだ止めとくこと!!
なぜならば女と言う生き物は必ずワンサイズ下を選びたがる。
むりやり入れ込まれて指の肉が覆いかぶさってる指輪を見ろ!!ってか指輪が見えなくなってる可能性もあるゾ。
弾き飛ばされそうになりながらも懸命に耐えてるボタンの体力は相当なもんだ。
そんな女性陣に11号のスーツなんてプレゼントした日にゃ、「わたし9号なんですけど」平気でウソを吐いてくる。
指輪にしても小指ですら見た目13号ぐらいなのに、10号?ドコの指にはめるのか知らんが・・・・。
しかも彼女達のお腹周りは日々成長してるみたいで・・・・。
まずは安全なところから即実行してください。
ちなみに私ぐらいの有段者なると上記事項は勿論の事、名前(モチロン振り仮名付き)までメモ入力している。
というのも以前、名前を呼び間違えてしまった苦い経験があるからだ。
それだけでも大事件なのに、「お詫びに口紅をプレゼントだ」と思い切ってポール&ジョーボーテを購入。
きっと似合うし、ちょっとは許してくれるかな?と淡い期待を胸に・・・・。
しかしコレが第二の事件・惨劇のはじまりだった。
初老の入り口に片足かけてる私、ついうっかりとその日は車のダッシュボードに忘れていた。
翌日、何故だか不思議、この口紅・・・・テーブルの上にある。
「何なのよこれっ」「プ、プレゼントだけど」「ずいぶん派手な色だこと」って、一体何なんだこのお約束のような展開は。
すかさず、「き、き、キミに似合うと思って」と笑顔で答えたが、
「あきれ返って、笑っちゃうんですけど」と返ってきた。
目が全然笑ってないですけど…。誰か助けて下さい。