どんより曇ったどんようび(土曜日)!!
朝からウツな気分で出勤中、中体連の野球の試合があると情報入手
ちょっとだけ、ほんとちょっとだけだからね!と言い聞かせ車を東へ走らせる。
今日は件(くだん)の中学校の二回戦。教え子ウジャウジャおりますし、
彼らの成長した姿を楽しみにし、ハンドルを握りしめさらに東へ東へと走らせた。
って、もったいぶって書くほどの事でもなく球場は会社から5分程度のところにあるんですが。
到着したとたん、城中のシートノック!!「お~!アイツ全然かわってないな」
「あっ!ちょと身長伸びてんな~」、「走り方・・・小学校のときと一緒じゃん」とか
さうすぽに至っては「首の傾げ方までおんなじだーー」など懐かしい面々が・・・。
でも感動した。本気で感動した。彼等の成長した姿に、声の出し方に、そして懸命な顔全てに感動した!!
おっちゃん、思わずウルウルどころかホントに涙がでました。
ここからは回帰録を交えながらの私感などを・・・・。
その少年は同級生の影に隠れるように野球見学に来るようになった。
すでに入部していた同級生たちに誘われるがまま、気がつけば青木ブルーファイターズのユニホームに袖を通していた。
5年生の時には内野の一角を奪い取るも、小さい身体をいつも以上に小さくし
どこかオドオドしながら、いつも目をウルウルさせながら、しかし確実な守備で打者を殺していった。
私は・・・その一生懸命がんばる姿に、その小さな身体に収まりきれないぐらいの大きな期待を課した。
幾度となく背負った期待の大きさに押しつぶされた。
しかし何度もその細い腕で立ち上がり、その小さな拳を握り締め、目にたまった涙を拭い、
いつの間にかチームになくてはならない存在となっていき、今日ここに成長した姿を見せてくれた。
その悪ガキは・・・いつも鼻水で袖がカピカピしていた。
叱ってはフテくされ、フテくされては叱られる毎日だった。
ちょっと特殊な家庭環境で育っていたその少年を「投げ出そう。もう諦めよう」何度思った事か。
しかし「いや、ここで投げ出したらこの子はダメになる。最後まで面倒を見てやる。」この気持ちで何度も踏み止まった。
そしてその彼が、今日マウンドに立っていた・・・小学生の頃の“はにかんだ笑顔”のままで。
中学生になっても何度も崩れかけたが最後まで頑張った彼に・・・・
野球の神様がご褒美をくれた。
野球の神様がその場所に・・・一番高いその場所に立てる資格を与えてくれた。
長身の子供がいつの間にかいた。同じ小学校の先輩・同級生に連れられて、いつもチームの一番後ろにいた。
高い身長で目立ちたくないからなのか、いつも背中を丸め、周りに気を使い遠慮がちに声を出していた。
その彼は・・・身体が弱かったため対戦相手だけではなく喘息や成長痛とも闘わなければならなかった。
しかし彼が弱かったのは身体だけではなく、精神的にも貧弱で「あっ!叱られる」この雰囲気を察知しただけで涙していた。
その彼が驚くべき成長を見せてくれたのが6年生最後の試合。それも決勝戦という大舞台で・・・・だ。
終盤まで0-0の投手戦。突如エースが崩れだし一死満塁の大ピンチで、その少年は驚くべき声をかけた。
「ピッチャー、全部俺のところに打たせろ!!全部アウトにしてやるぜ!!」
・・・・・私は不覚にもベンチで涙した。その少年の言葉に、そして成長に涙した。
結果は準優勝だったがそんなもんは私たちの前ではただのオマケに過ぎなかった。
チームが彼等を強くしてくれたし、彼等がチームを一つにしてくれた。
そして今日・・・その少年たちは少しだけ成長した、少年から青年へと変貌しつつある姿を見せてくれた。
しかし・・・私はゲーム途中で球場を去った。
おそらくは・・・・敗戦し、悔し涙に暮れる彼等の顔を見たくなかったから。
いや・・・本当は彼等に涙を見られたくなかったから・・・その場を去ったのかもしれない。
ただ、今は少しだけ後悔してる。
彼等の闘いを最後まで見てあげられなかったことを・・・・
最後の拍手をしてあげれられなかったことを・・・・
最高の涙を見てあげられなかったことを・・・・。。
朝からウツな気分で出勤中、中体連の野球の試合があると情報入手
ちょっとだけ、ほんとちょっとだけだからね!と言い聞かせ車を東へ走らせる。
今日は件(くだん)の中学校の二回戦。教え子ウジャウジャおりますし、
彼らの成長した姿を楽しみにし、ハンドルを握りしめさらに東へ東へと走らせた。
って、もったいぶって書くほどの事でもなく球場は会社から5分程度のところにあるんですが。
到着したとたん、城中のシートノック!!「お~!アイツ全然かわってないな」
「あっ!ちょと身長伸びてんな~」、「走り方・・・小学校のときと一緒じゃん」とか
さうすぽに至っては「首の傾げ方までおんなじだーー」など懐かしい面々が・・・。
でも感動した。本気で感動した。彼等の成長した姿に、声の出し方に、そして懸命な顔全てに感動した!!
おっちゃん、思わずウルウルどころかホントに涙がでました。
ここからは回帰録を交えながらの私感などを・・・・。
その少年は同級生の影に隠れるように野球見学に来るようになった。
すでに入部していた同級生たちに誘われるがまま、気がつけば青木ブルーファイターズのユニホームに袖を通していた。
5年生の時には内野の一角を奪い取るも、小さい身体をいつも以上に小さくし
どこかオドオドしながら、いつも目をウルウルさせながら、しかし確実な守備で打者を殺していった。
私は・・・その一生懸命がんばる姿に、その小さな身体に収まりきれないぐらいの大きな期待を課した。
幾度となく背負った期待の大きさに押しつぶされた。
しかし何度もその細い腕で立ち上がり、その小さな拳を握り締め、目にたまった涙を拭い、
いつの間にかチームになくてはならない存在となっていき、今日ここに成長した姿を見せてくれた。
その悪ガキは・・・いつも鼻水で袖がカピカピしていた。
叱ってはフテくされ、フテくされては叱られる毎日だった。
ちょっと特殊な家庭環境で育っていたその少年を「投げ出そう。もう諦めよう」何度思った事か。
しかし「いや、ここで投げ出したらこの子はダメになる。最後まで面倒を見てやる。」この気持ちで何度も踏み止まった。
そしてその彼が、今日マウンドに立っていた・・・小学生の頃の“はにかんだ笑顔”のままで。
中学生になっても何度も崩れかけたが最後まで頑張った彼に・・・・
野球の神様がご褒美をくれた。
野球の神様がその場所に・・・一番高いその場所に立てる資格を与えてくれた。
長身の子供がいつの間にかいた。同じ小学校の先輩・同級生に連れられて、いつもチームの一番後ろにいた。
高い身長で目立ちたくないからなのか、いつも背中を丸め、周りに気を使い遠慮がちに声を出していた。
その彼は・・・身体が弱かったため対戦相手だけではなく喘息や成長痛とも闘わなければならなかった。
しかし彼が弱かったのは身体だけではなく、精神的にも貧弱で「あっ!叱られる」この雰囲気を察知しただけで涙していた。
その彼が驚くべき成長を見せてくれたのが6年生最後の試合。それも決勝戦という大舞台で・・・・だ。
終盤まで0-0の投手戦。突如エースが崩れだし一死満塁の大ピンチで、その少年は驚くべき声をかけた。
「ピッチャー、全部俺のところに打たせろ!!全部アウトにしてやるぜ!!」
・・・・・私は不覚にもベンチで涙した。その少年の言葉に、そして成長に涙した。
結果は準優勝だったがそんなもんは私たちの前ではただのオマケに過ぎなかった。
チームが彼等を強くしてくれたし、彼等がチームを一つにしてくれた。
そして今日・・・その少年たちは少しだけ成長した、少年から青年へと変貌しつつある姿を見せてくれた。
しかし・・・私はゲーム途中で球場を去った。
おそらくは・・・・敗戦し、悔し涙に暮れる彼等の顔を見たくなかったから。
いや・・・本当は彼等に涙を見られたくなかったから・・・その場を去ったのかもしれない。
ただ、今は少しだけ後悔してる。
彼等の闘いを最後まで見てあげられなかったことを・・・・
最後の拍手をしてあげれられなかったことを・・・・
最高の涙を見てあげられなかったことを・・・・。。