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チェコ・プラハへ 6日目

2016年08月25日 | ◆16 チェコの旅
6日目もプラハ近郊の町へ。
向かった先は、プラハから北へバスで1時間ほど行ったところにあるテレジン Terezin という町です。

この町は、第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツ軍による強制収容所が置かれた町として知られています。
昨年、ポーランドに行った際、アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所に訪れる機会があったので、
今回は、その続きとして、少しでも過去に起こった事実に向き合い、学んでみたいと考え、今回の旅行に組み込みました。

このテレジンの強制収容所は、もともと、ハプスブルク王朝時代は軍の駐屯地、また、牢獄として施設でしたが、
ナチス・ドイツ軍によるチェコ占領後は、牢獄としての役割から戦争捕虜やユダヤ人を収容する強制収容所となりました。

はじめの頃は、もともとの牢獄としての施設だけで足りていたものの、
次々に送られてくるユダヤ人に対応するために、当時、チェコの人々が住んでいた街を封鎖し、強制収容所に仕立てた…、という経緯もあるようです。
このことから、テレジンの強制収容所は小要塞と大要塞の2つに分かれています。
当時の強制収容所の姿をそのまま見ることができる小要塞、そして、日常の街の様子に戻っている大要塞となっています。

また、地図を広げてみると、このテレジンの町と、ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウが近い距離にあることが分かります。
実は、このテレジンから多くの人がアウシュビッツ・ビルケナウに送られたということです。

事実を知れば知るほど、切なさが込み上げてきた今回の見学でした。

◆左・右ともに:プラハ・地下鉄C線の holesovice 駅前にあるバスターミナル
 

◆左:テレジン小要塞前の国民墓地 右:小要塞第一の中庭への入口
 

◆左:小要塞第一の中庭 右:集合墓標
 

◆左:囚人用の監房 右:領主館(今は展示博物館)
 

◆左:大要塞跡 右:ゲットー博物館
 


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