第30回パリ名人戦が始まりました。
30年続いているパリ日本人会主催の囲碁大会です。
50年近く前にパリに移りシャンゼリゼから少し入ったところに日本レストランの走りである『レストラン美紀』の
オーナーの上野巌氏があちこちに声をかけ出来た囲碁大会です。
賞品も素晴しく、まだ囲碁大会が少なかった欧州では貴重な大会でした。
上野氏は1年半前に膵臓ガンで余命3ヶ月を告知され、29回、30回の賞品までを寄付し大会運営をしてくれる後継者を
探しました。幸い元気になられゴルフをするまでに回復されたのですが2012年五月初めに亡くなりました。
今回は上野氏の追悼の碁会になってしましました。
パリで日本の碁を大切に囲碁界を盛立てて下さった方です。
『囲碁界の縁の下の力持ち』は何も要求せず、寡黙に多くの事をして下さいました。
心から感謝する気持ちを少しでも形にしたいと今回の大会に合わせ私は今パリ滞在中です。
毎年11月に開催されるパリ名人戦、外は枯れ葉が美しい季節です。
偶然,メトロに乗ったら,こんなポスターが。。。
大会は2週末に分けて行われます。
最初はCクラス。3級以下.と言っても日本の初段くらいまで。
パリ日本文化会館の囲碁講座で碁を覚えて3ヶ月の少年も大会は初参加!