センバツ初優勝を決め、マウンド上で喜びを爆発させる龍谷大平安ナイン
(2日午後3時4分、兵庫県西宮市・甲子園球場(京都新聞)より
最後の打者が中飛に倒れると、マウンドの中田を中心に歓喜の輪ができた。「監督に恩返しできた」と河合主将。龍谷大平安が悲願だった春の頂点を勝ち取った。
「優勝したら、俺は泣くからな」。原田監督が朝のミーティングで発した一言が、選手の心に火を付けた。「監督を泣かしてやれ、とスイッチが入った」と控え捕手の横山。初回、先頭の徳本がいきなり三塁打を放つと、主導権を握り逃げ切った。
原点は初戦敗退した昨春の甲子園。「辞めろ」。観客席から指揮官にヤジが飛んだ。出場していた河合は「悔しかった」。雪辱への思いが「日本一」を掲げるチームの原動力となった。
だが、チームづくりは難航した。能力は高いがまとまりを欠く。1カ月ほどは主将も決まらず、河合も選手による投票で選ばれた。
チームを変えたのは、選手と本気で向き合う指揮官だった。昨秋の京都大会、決勝で逆転勝ちした力強さに感動し、初めて選手の前で涙を見せた。「日本一を目指す本気を感じた」と徳本。目標に向けまとまりが生まれ、不用意なプレーは選手が指摘しあう厳しさをはぐくんだ。
八戸学院光星(青森)との2回戦で原田監督が伝令に託した指示は「自分たちで考えろ」。強い信頼関係で、つかんだ歓喜。夏3度の優勝を誇る名門・平安の歴史に、新たな栄誉が加わった。
「監督を泣かそう」チーム一丸 龍谷大平安・センバツ初優勝
最後の打者が中飛に倒れると、マウンドの中田を中心に歓喜の輪ができた。「監督に恩返しできた」と河合主将。龍谷大平安が悲願だった春の頂点を勝ち取った。(京都新聞)
※ジジイのたわごと
指揮官と球児たちとの強い信頼関係!!高校野球に限らず、全ての人間関係に於いては、この強い信頼関係が、何より大切であろう。
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