美の五色 bino_gosiki ~ 美しい空間,モノ,コトをリスペクト

展覧会,美術,お寺,行事,遺産,観光スポット 美しい理由を背景,歴史,人間模様からブログします

京都府立植物園 桜 ~京都のピクニック花見はここで!

2018年03月22日 | 祭・行事・季節の花


チューリップとサクラが一緒に楽しめます

京都府立植物園は、京都市民の間では有名なサクラのスポットです。京都と言えば嵐山や醍醐寺のように有名な景勝地や寺社をまず思い浮かべますが、なぜでしょうか。答えは「空いている」からです。植物園だけあって敷地や散歩道はとても広く、道が狭くて大混雑する嵐山や哲学の道とは真逆です。著名な景勝地や寺社を借景にした花見にこだわらなければ、断然おすすめのゆったりスポットです。

植物園は京都の北の方、賀茂川沿いにあり、最寄りは地下鉄・烏丸線の北山駅です。北山駅付近は京都でも指折りの閑静な住宅街です。カフェやレストランのお店の佇まい、歩いている人のファッション、走っているクルマを見ると違いは明らかです。東京で言うと世田谷区の砧公園に近いイメージだと思います。

入園は有料ですが、大人200円、高校生150円、中学生以下無料と格安です。東西南北方向それぞれ500mほどある敷地は広大です。植物の種類は多すぎてよくわかりませんが、12,000種類あるそうです。カメラ好きな人の中には、一日中いる人もいると聞きます。


ソメイヨシノはのびのび

園内でサクラは、北西寄りにある半木(なからぎ)神社と観覧温室の間にまとまって植えられています。現在の植物園は大正時代の開園ですが、それまでは上賀茂神社の境外末社である半木神社とその鎮守の森でした。植物園になった後も神社の建物はそのまま残されました。植物園の西側を流れる賀茂川沿いもサクラの名所です。「半木の道」と名付けられていますが、この神社に因んだものです。

ソメイヨシノとシダレザクラが目につきますが、正確にはサクラだけでも100種類以上あるそうです。いずれも余裕のある空間で、木同士で喧嘩しないようのびのび育てられています。芝生にしろ、散歩道にしろ、実にゆとりがあって思う存分サクラを堪能できます。写真撮影の際にアングルに入っている人が移動するのを待つようなことも滅多にありません。

アルコールはNGですが、お弁当の持ち込みはOKです。日中に「ピクニック花見」を楽しみたいママ友やカップル、高齢者に特に人気があります。サクラ開花時期には夜間開園され、ライトアップも楽しめます。

【公式サイト】サクラ情報


飛び石伝いに賀茂川を渡れます

園の西側の半木の道も、サクラはもとよりとても京都らしいのどかな風景が広がります。川を流れる水の音しか聞こえないほど静かです。川には水鳥がたくさんいます。賀茂川を渡れる飛び石は、子供やカップルに大人気です。親しい人と時間を忘れて語り合うには最高のロケーションです。


結婚記念写真の撮影スポットとしても有名です

賀茂川沿いはテレビドラマの撮影にもよく使われますが、植物園内は結婚記念写真の撮影によく使われます。それだけ絵になる光景が待ってくれています。普通の京都とは違う花見が楽しめます。ぜひ足をお運びください。

こんなところがあったのか。
日本にも世界にも、唯一無二の「美」はたくさん。



品種が豊富で奥が深いサクラを徹底解剖


京都府立植物園
http://www.pref.kyoto.jp/plant/
原則休館日:年末年始

サクラ開花状況(ウェザーニュース)京都府立植物園
https://weathernews.jp/s/sakura/spot/296/


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名護屋城博物館・佐賀 ~朝... | トップ | 和歌山電鉄・喜志駅 たま駅... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

祭・行事・季節の花」カテゴリの最新記事