波浪注意報の中、
イルカ船に乗る。
うねる波、
湿った風を受けながら、
しばらく黙祷。
船は、
猛スピードで、イルカを探す。
波浪注意報が出ているため、
島を一周できず、半分までしか回れない。
約1時間半、結局、イルカには遭遇できず。
毎年今頃は、
7～8頭の赤ちゃんが生まれるらしいのだけれど、
今年はたった2頭だけらしい。
震災の影響か？
イルカを探しながら、
海を眺めていたら、
いつのまにか、無心になっていた。
漠然と、頭に浮かんだこと。
死んだら、風になりたいな、と。
この肉体が妙に不思議に感じた。
生も死も、なんだかつながっている気がする、
そう、この地平線のように。
癌の先に死があるかもしれないことを
どこかでいつも意識してたのかもしれないな。
大自然に身を置くと、
自分を誤魔化せなくなる。
自分を騙してきた嘘が全部、洗いざらい吐き出されるから。
だから私は、こうゆう場所に惹かれるのかもしれない。
心の澱みをすっきり流して帰ろう。
時々、
心の中も、風通しよくしておかないとね。
イルカはまた午後２時から。
次は会えますように！
これからちょっとお昼寝します(^_^)/~~
