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ガンサバイバーとして(The 1st Team Oncology Leadership Academy)

2012-11-08 | 乳がん(がん)について
11/2-11/4の3日間、The 1st Team Oncology Leadership Academy にガンサバイバーとして参加してきました。

このセッションの目的は、医師、看護師、薬剤師、理学療法士など、多職種によるチーム医療の推進に寄与する人たちのリーダーシップを育成するというものです。

このプログラムに参加することによって、以下のことを学べるというものでした。

Define your career and develop a career trajectory that fits your values and interests
(個々の価値観と関心に合う形でキャリアを明確にし、キャリアの道筋をつくる)
Demonstrate effective communication across disciplines to promote TeamOncology
(チームオンコロジーを推進するために、職種を超えて効果的なコミュニケーションを行う)
Combine the elements of leadership and the expanded roles of each discipline to facilitate TeamOncology
(チームオンコロジーを促進するために、各職種のリーダーシップと役割拡張を組み合わせる)
Develop an Oncology Program using the principles of TeamOncology and evidence based medicine
(チームオンコロジーとEBMの原則に基づき、オンコロジープログラムを創出する)

10人づつのグループで医療従事者の中にサバイバー1人入り、すべて英語ということもあり、参加するまでドキドキはらはら。

3日間にわたって、4つのグループに分かれ、それぞれのテーマがあり、チーム医療として理想的なパフォーマンスができるようひとつのプログラムをつくっていくもの。

TeamA Survivorship Program
TeamB Comprehensive Program for the Management of Elderly Patints with Cancer
TeamC Side-effect Management/Prevention Program
TeamD Palliative care Program

個人的には、TeamCに参加したかったのですが、わたしは高齢者のガン患者のためのプログラムのTeamBでした。



あらかじめ、自分のvision と missionを提出してありました。
これは、常に考えることで色々なことが明確になり、夢があれば、ぶれずに向かっていけるので、ある意味とても素晴らしいツールだと思います。




初日にこのプロジェクトを作るためのセッションがいくつもありましたが、特に私が面白かったのは、リーダーシップについて。

グループでのリーダーシップというと、これを受ける前は、一人のリーダーがいかにリーダーシップを取るかということが大事だと思っていましたが、
そうではないということを3日目に心から理解しました。


そこに参加している一人一人がリーダーシップを持っている。
人それぞれの能力をそのプロジェクトに出し切ること、すべての参加者が自分の仕事に責任を持つことで、ひとりひとりがリーダーシップを発揮していくのを目のあたりにした。
そのためには、非難したり批判したりするのではなく、どの意見も尊重し、まずは受け入れること、そのとき自分の固定観念を捨て、あらためて考えてみることで、自分の知識がそこに生き、また意見を言いシェアしていく、というポジティブなサークルが生まれる。

今回は、サバイバーが医療従事者の中に入ることは初めての試みだったようで、私たちの意見は新鮮であったようです。
サバイバーの意見を大いに取り入れて頂き、プログラムが出来ていきました。

時間があったら、この3日間をすべて記録したいくらい!

様子だけでも伝わったらと思いますので、以下、写真で御紹介します。

これは私のチーム。初日は、高齢者のケアに必要と思われることを意見を出していきました。



初日後のレセプション。



MDアンダーソンのAdvanced Practice NurseのJoyce L. NeumannとJPLSのリーダーBinzeeと。
We are survivorsです! Joyceも乳がんサバイバー。


2日目。

各グループに分かれ、朝9時から、夜の10時半ぐらいまで缶詰状態。
そのあと、まだ終わらず,場所を変えて続きました。寝てない人もいました。

このMissionとVisionに何度も戻りながら,プログラムが作られていきます。







3日目

それぞれのグループのプレゼンテーション。



これは、私が興味があったグループのプレゼン。
エクササイズのプログラムを作っていたので,興味津々!!!!!


病院でこんなプログラムがあったら最高です。


終了後、修了証書を一人一人頂きました。




MDアンダーソンの上野先生と!
わたし、かなり疲れた顔をしておりますが、、気分は最高でした。



昭和大学医学部乳腺外科の三輪先生と。
今回、たくさん色々なお話しをさせて頂きました。




今回、ガン専門の医療従事者の方々とたくさんの議論をさせて頂き、わたしたちガン患者もチームの一人として、治療に積極的に参加していくことが大切と思いました。

しかしながら、がんになって生まれて初めて、今までと違う新しい世界に入り、不安いっぱい、わからないことだらけ。
その都度、戸惑うことばかり。
医師に対して遠慮して言えないこともあったし、病院で色々と困ったこともあった。

パンフレットで用意している病院ももちろんあるけれど、以外と見ていない人も多いみたい。
私もそうだった。動揺して、それどころじゃないときもあったし、あえて見たくないパンフレットもあった。

ただ渡すだけでなく、ボランティアさんやコーディネータみたいな方が、患者の話を聞いてあげながら説明するようなサービスがあったらいいですね。

病院での、患者への教育も大事です。

ほんとにたくさんの問題提起がありました。

今回4つのチームが発表したような医療が現実になったら、最高だな!


これが私のMY Oncology Dreamです!
夢は大きく(笑)ね!



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