「腹が立つなあ。あんなに調子よかったのに。」
悔しそうに主人が呟いたのは、18日から19日に日付が変わって30分ほど経ったときでした。
主人の調子が良く、食欲があって、少し肉がついてきたと書いてブログ更新してから1時間も経っていません。
ベッド端に座った主人が「寒い。」と震えだしました。上衣を着せて毛布で巻いて身体を支えました。横になれないと言います。
体温がドンドン上がりだし、1時間足らずで40度近くになり、汗が流れ出しました。もう寒くないそうです。熱が上がりきったようです。
座らせたまま、額、脇の下、鼠径部を冷やしながら、訪問看護事業所に連絡しました。
下熱剤を服用させて、できたら座薬を入れた方が早く下がるとの指示でそうしようとしたのですが、苦しいと横になれないのです。
仕方なく、娘と交代で身体を支えていました。
主人が呼吸苦を訴えます。「呼吸が苦しいとき、1時間空けたら服用しても良いですよ。」という置き薬(オプソ内服液)を服用させてまだ、30分しか経っていません。訪問診療に連絡して、30分で飲ませても良いかを確認して飲ませました。3~4回繰り返すと、主人はハアハア息をしながら目はうつろになってきました。
娘とのアイコンタクトで半分覚悟をしつつ、身体を支えて冷やし続けました。5時近くになって熱が38度台の前半まで下がってきました。
主人に声掛けしながら、何とか身体を半分ほど倒すことができ、無事に座薬を入れることができました。
主人が一番嫌なことでしょうが、嫌とは言いませんでした。それほど苦しさが大きいのだと思います。
座薬の効果は凄いですね。ドンドン熱が下がり始めました。
朝の9時頃には36度台まで下がりました。
どうやら、また一つ山を越えたようです(^▽^)
熱が下がると楽になったようで、意識もハッキリしてきました。
「悪いな。5時間も。」と言います。初めて聞くような……。
さすがに食べることはできませんでしたが、助けはくるものです。
昼近くに沖縄の弟からマンゴーが届きました。
「喉ごしが良いから食べてみる?」と聞いたら、コックンするので切って出したら、一皿しっかり食べました。
それが昨日です。
一日経って、今日はというと、お握り1個、味噌汁2杯、茶碗蒸し一杯、マンゴー一皿、プリン2個、ミニカステラ数個等々。
訪問看護も来てくれまして、胸の音も聴いてくれましたが「大丈夫、肺炎ではないとのこと。」
何だったのでしょう?と看護師と顔を見合わせました。
高熱を出して、足元はフラつきがあり、トイレに入る時、バランスを崩しました。
トイレの手すりを嫌がっておりましたが、「手すり、頼もうね。」と言ったら「うん。」と返事をしました。
ケアマネに連絡がつかなかったので留守電に入れ、福祉用具の掛かりに電話して取りあえず用具を確保。
今日のうちに手すりをセットしてもらいました。
主人、やっぱり、楽だと言っています。
「だから、言ったでしょう。」の言葉は胸の中だけ。
いろいろあります。それでも腹は減る。
S子さんからいただいた、ジャガイモ、大根、ズッキーニにあるものを加えてカレーを作りました。
材料:豚肉、ジャガイモ、大根、ズッキーニ、ニンジン、玉ねぎ
美味しゅうございました。
お出でいただきありがとうございます。