今日も降ったり止んだりの午前中でした。
出かけるのを止めて、読書の日にしました。
読書となれば、今はやっぱり、俳句の本です。
安心してスルーしていただくため、俳句へ行く前に具材消費料理えを一つ。
農家のS子さんから茄子とネギをいただきました。
茄子を乱切りにして揚げてから、ネギと一緒に甘味噌で炒めました。
ベーコンとゴマを入れてあります。美味しい、と娘が言いました。
本を読んだ中から、自分に大事なところをメモっております。
どうぞ、どうぞ、流してください(*^o^*)
添削例に学ぶ
俳句上達法 著者 鷹羽狩行・片山由美子
作句にあたっては、作者なりの発見や感動を伝えようという意思
が必要です。しかし自分ではそのつもりでいても、第三者に十分に
伝わらないということがよくあります。
確かにそうですね。俳句でなくても、頭の中にある言いたいことが、
書いてみるとちょっと違うと思うこともあります。
自分の書いた文章を読んだ人に伝わるだろうか、と読み手になって読んで
みることもあります。伝えるって難しいですね。
俳句は更に17文字で伝えるわけで、これは確かに大変だ。
たくさんの添削例の中から、私が理解しやすかったのをメモしております。
行く春やサラダの皿の深みどり(原句)
原句は皿の色を言っていることになりますが、この季感は皿に盛られて
いるサラダの新鮮な緑を詠ってこそではありませんか。
行く春の皿のサラダの深みどり
******
俳句は散文の一部を切り取ったものではありません。散文のように、
何がどこでどうなったとしてと順序よく述べたのでは、俳句のインパク
トは失われてしまいます。俳句には俳句特有の語順があることを知る
必要があるのです。
雨となる気配にくちなしの香り(原句)
くちなしの強い香りに気づいたとき、作者は ”雨が近い” と直感
したのでしょう。このままでは雨となることが最初からわかっていた
ようで、直感的にとらえたことがうまく伝わりません。因果関係の
説明になっているからです。それに、句またがりが「くちな・しの香り」
という四音二単位の言葉を歪めています。
くちなしの香りて雨となる気配
と語順を変えてみましょう。句またがりも正しく、作者の言いたかったことも
表現できたのではないでしょうか。
******
切れ字の効果的な使い方
孫も共に飾り置きたし雛の壇(原句)
”孫俳句”ほど面白くないものはないとよく言われます。それはほとんどが
陳腐な愛情表現の域を出ないからです。
しかしこの句はどうでしょう。ここまで来ると、孫俳句……の一言で切り
捨ててしまうことはできません。何とお雛様ほどに可愛いお孫さんだと
いうのです。
その心を思いきり強めて
孫もまた飾り置きたや雛の壇
******
助詞の使い方
のりかへて鈍行列車紅葉谷(原句)
はるばる紅葉狩りにやってきたのでしょう。特急電車からローカル線に
乗り換えて、ようやく紅葉の渓谷が見えてきたということだと思います。
状況は何とか想像はつきますが、原句のように「鈍行列車紅葉谷」と名詞を
並べただけでは何を言おうとしているかがいまひとつハッキリしません。
この場合には、助詞を使ってきちんと意味がわかるように表現する必要が
あります。
鈍行に乗り換へてより紅葉谷
お出でいただきありがとうございます。
・*゜'*,…。✿✿…・*゜'*, ✿。.*…: ✿……。
パン型の中より聖書の言葉
今日の1枚
あなたがたの思い煩いを、いっさい神に
ゆだねなさい。神があなたがたのことを
心配してくださるからです。
Ⅰペテロ 5:7