桃源郷または理想郷を描きたいと思いだしたのは10年以前からであろうか・・。
宗教的にとか哲学的にとか、どうしても小難しい理念の組み立てから視覚化しようとしてしまい、無理やり搾り出すようでどうも面白く無い。
というよりも、自分自身の理想郷をつかんでいなかった。それ故に、他者からの言葉を借りてきた上での発想だった。
「真夏日の白昼夢」の製作に入ると、自然にいままでのテーマや描いてきたことが具体的に浮かんできて、実に無理がなく画面が出来上がっていった。
70年代に描いた「酷暑の夏」より
私の基本的製作法は、下絵を何枚も描き上げてからはじまるが、今回は構成だのバランスなどはあまり気にせずに浮かんだそのままを描き出すようにした。
画中の「三輪車」は30歳代にタイムマシーン的な素材として描いてきたもので、今回も突然思い出し、物置から引っ張り出してきた。(大事なコレクションなのです
)
宴会風景はそのものですが、全体が船のイメージでもっと先(桃源郷?)への案内人は「犬」なのです。
作品のできはともかく自画像として「この一枚を描くためにいままでがあったのかなーー」と思っています。
母と私自身をイメージした
宗教的にとか哲学的にとか、どうしても小難しい理念の組み立てから視覚化しようとしてしまい、無理やり搾り出すようでどうも面白く無い。
というよりも、自分自身の理想郷をつかんでいなかった。それ故に、他者からの言葉を借りてきた上での発想だった。
「真夏日の白昼夢」の製作に入ると、自然にいままでのテーマや描いてきたことが具体的に浮かんできて、実に無理がなく画面が出来上がっていった。
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私の基本的製作法は、下絵を何枚も描き上げてからはじまるが、今回は構成だのバランスなどはあまり気にせずに浮かんだそのままを描き出すようにした。
画中の「三輪車」は30歳代にタイムマシーン的な素材として描いてきたもので、今回も突然思い出し、物置から引っ張り出してきた。(大事なコレクションなのです
)
宴会風景はそのものですが、全体が船のイメージでもっと先(桃源郷?)への案内人は「犬」なのです。
作品のできはともかく自画像として「この一枚を描くためにいままでがあったのかなーー」と思っています。
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