エンジニャーの友人がメンテナンスのために、盆明け早々に福島県に行くという。
軽いノリで「つれてってーー」と便乗する。初めてのことではないので、社員の方々も顔見知り。
松本より高速道路一本で6時間。着いたところは古殿町(ふるどの)という聞いたこともない山の中(信州からしたら丘山だが)。
地図上ではお隣のいわき市までは大した距離でもなく、バスで行けると予定をしていたがそのバスが無い。
「岩城へのバス??。ここさーみんな車で、オレもバスなんか乗ったことねーなーー」
役場に行けば「ふ~~~ん。ここはどん詰まりのところで、岩城に出るのには郡山までもどらねーーと」
つまり、便乗してここ古殿町まできたが動きが取れない。そもそも友人の仕事は山の工事などに仮設される、索道の電気技術者だ。仕事のことは不明だが、地震で傾いた送電鉄塔のことらしい。山の中は当然だった。
古殿町は鎌倉時代から始まったという流鏑馬(やぶさめ)が有名。
観光といっても特になく、パンフにある古殿八幡宮の場所をアバちゃんに問えば「この道さ~まーすぐ、100メートルも行けばすくさ~」
ものすごく蒸し暑いなかを、トコトコと2キロちかくも歩いてくたびれたーーー。
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