棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

小ぬか雨降る初秋

2017-09-23 18:24:14 | 山郷の暮し
刈り入れ真っ最中の黄金色の田んぼは、次第に土色に変わっていきます。
それでも、花の谷は全体が黄色にかすみ、今夕は赤い夕日ではありませんが、どこか寂しげな光になっています。

今日 完全に仕上がった、とした作品があります。
「小ぬか雨降る初秋」F30 
パステルをベースにした制作法で、明暗も強くないそぼ降る雨 の光景を描いたものです。
それ故にパステルが適しているのです。


私はあまりパステル画法を会得していませんので、どことなくボヤーとしたパステル画特有の雰囲気が苦手です。
ついつい明暗を強くしてしまい、小ぬか雨降る初秋 様々な色に満ちていながらどこか寂しげな様子にならなかったりします。
絵画的創作をせずに、我が家の雑草畑を素直に描きたかったのです。


先年も同じように描きましたが、向日葵の表現がまったく異なっています。
今回の作品はチョット寂しげな「自画像」となりました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本