安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

広島の牡蠣にニュージーランドのシレーネ・ソーヴィニヨン・ブランを

2015-12-12 00:40:57 | ワイン
私としては、ニュージーランドのワインと言えばソーヴィニヨン・ブラン。青い草原を渡る風のような爽やかなイメージ。
広島産の牡蠣鍋を、ニュージーランドのシレーネ・セラーセレクション・ソーヴィニヨン・ブラン2014でいただきました。



ニュージーランド屈指のワイナリーSILENI。その名前はギリシャ神話のお酒の神様バッカスに仕えたシレーネ神から来ています。シレーネは美味しいワイン、食事そして素晴らしい仲間と生活を楽しんだと言われている神様です。

グレープフルーツやライムのような香り、ミネラル分を感じる飲み口です。思ったほど酸味は強くありません。前回飲んだときはもう少し軽く味も単純だったような記憶があるのですが、今回は十分飲み応えありました。そして、旬の牡蠣の独特の潮の風味ともよく合うこと!



セラーセレクションは、シレーネの中でデイリーユースとして位置付けされたシリーズですが、十分のポテンシャルを持っていると思います。
バッカスに仕えた神様からいただいた名前だけのことはありますな。


ドン・ルチアーノ・テンプラニーリョ2014 軽い赤でポトフ鍋

2015-12-09 14:39:02 | ワイン
ポトフを寄せ鍋よろしく食卓で作りながら食べました。
角切りベーコンにソーセージを数種類。キャベツ、セロリ、玉ねぎ、人参、ジャガイモそしてブナじめじを準備。
鍋でベーコンをオリーブオイルで炒めたら、市販のポトフスープを入れ、続いて野菜を投入。
野菜が煮えたらソーセージの出番。お好みの物を入れて熱々になってら食べ頃です。野菜もよく煮えて美味しい!



ここに合わせたのが、スペインのドン・ルチアーノ・テンプラニーリョ2014です。



ポトフスープの味が、てっきりトマト風味だと勘違いして軽めの赤を探してきてしまったのです。スープの味はコンソメ風。でもタンニンも少なく柔らかな飲み口の赤だったので問題ありませんでした。
このドン・ルチアーノ・テンプラニーリョはスペインのDOラマンチャです。つまりラマンチャ地区の原産地呼称ワイン。
スペインの原産地呼称制度を調べてみれば、DO(デノナミシオン・デ・オリヘン)原産地呼称ワインは、上から三番目の位でスペインの高級ワインの中核的なカテゴリーだとか。
地域内で許可された品種を原料とし、厳しい規準のもと生産されるそうです。
DOのワインにもピンからきりまであるのでしょうね、残念ながらドン・ルチアーノはそこまでの感じではありませんでした。まぁ、フランスのAOCワインでもピンきりですものね。

と言うより、やまやで398円だったので、そこまで求めちゃ酷ってもん。ポトフ鍋と美味しく飲めたのだからOK、OK。

モンテス・クラッシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン2013とクレソンタップリ添のステーキ

2015-12-08 09:33:57 | ワイン
チリのちょっとプレミアム感のあるモンテス。



設立は1988年とまだ新しいワイナリーですが、クオリティの高さでは世界的に有名。カベルネ・ソーヴィニヨンについてはボルドースタイルに仕上げられ、他のチリカベと一線を画するとまで言われています。
広大な畑すべて手摘み、そして最新の設備とテクノロジーに加えて、風水の導入や熟成中に音楽を聴かせるなど、クオリティのためには何でも行うといった徹底さ。これがモンテスの今の地位を作り上げてきたのでしょう。

久しぶりにカベルネらしいワインです。ピーマンのような青臭い香りから始まりベリー系や樽香が香って来ました。モンテスの廉価ラインとは言え美味しい。

合わせたのは、グリルで焼いたステーキです。マイタケとエリンギを赤ワインとポン酢と少々のコンソメ、みりんで仕上げたソースをかけ、タップリのクレソンも添えました!

クレソンを皆さんあまり食べないようですが、美味しいハーブ野菜ですよ!
サラダに、そしてすき焼きに(煮るのではなく、牛肉を玉子につけて食べる際にクレソンを包んで一緒に食べるという薬味的な野菜として)と、よく食べます。



モンテスが美味しいので、すぐ飲み終えてしまいました。そこで飲み残しのジャコブスクリークのシラーズソーヴィニヨンも冷蔵庫から招集。冷えすぎちゃってましたが、温度が上がるのを待つまでもなくこちらも飲み干してしまいました。

余談ですがモンテスのワインのエチケットに描かれている女神、見かける度にヴィム・ヴェンダー監督の「ベルリン天使の詩」に出てくる、ベルリンの市街地に立つ女神像とイメージがダブって思い浮かべてしまうんですよね。全然違うんだけど、なぜか。

ベルリンのティーアガルテンにそびえ立つ67mの戦勝記念塔の頂上に黄金色に輝く女神は、勝利の女神ヴィクトリア。一方モンテスのエチケットの女神はきっとワインの女神なんでしょうね。



余談ついでにヴィム・ヴェンダーは私の好きな映画監督の一人です。

ヴィーニャ・ペーニャ・レッド 上海酒場での忘年会で

2015-12-07 13:30:50 | ワイン
今年の友人との忘年会は新宿三丁目の上海酒場で開きました。食べ放題飲み放題二時間で税別2980円と超お得なコース。



予約席のテーブルには、頼んだわけもないのに、すでにワインがスタンバイ。スペインのヴィーニャ・ペーニャの赤と白です。白は常温のままで冷やされていなかったので赤を空けることにしました。
ヴィーニャ・ペーニャ・レッドはテンプラニーリョ100%のワインです。スーパーなどで3~400円程度で販売されている安いワイン。存在は知っていましたが飲むのはこれが初めて。
予想通りと言っては失礼かもしれませんが、取り立てて特徴もない赤でした。
飲み放題ですが、ワインはこれ一本で止めて、あとはビールをグビグビ。
店内満席で賑わっていて、フロアー担当の女性二人はてんてこ舞いの様子。料理は頼んだ順番でなく後先にランダムでテーブルに到着。でもどれも熱々で美味しいー。
特に山椒の粒がまぶしてあるレバーの唐揚げが旨かったね!(食べかけですが、真ん中の写真です)
予約した時は2時間じゃあ短いかなと思ったのですが、1時間で、かなり食べて飲みました。制限時間近くには満腹、満腹。
ワインは別のにして、上海酒場はガッツリ食べ飲みたい時はお奨めです。

帰宅すると、家での夕飯はすき焼きだったようで、オーストラリアのジャコブスクリークのシラーズカベルネが残っていました。忘年会のワインが今一つ、いや今ふたつだったので、思わずジャコブスクリークを一杯。
いやぁ、ヤッパリこっちは安定して美味しいね。


コンコード種のワインってこんな感じなんですね

2015-12-03 13:19:59 | ワイン
「なんか生臭い!」コンコードのワインの香りを嗅いだときの最初の印象です。そのあとからブドウの香りが強く立ち上って来ました。いゃ単なるブドウの香りじゃなくて、ちょっと複雑な感じ。黒いベリー、イチゴ後なんだろうか?悩んだ末に気がついたのが、おしるこの香りです!



コンコード種は、北アメリカ原産のブドウです。生食の他ジュースやジャムなどに使用されます。フォクシーフレーヴァー狐臭いといわれる香りから、アメリカではワインにはあまり好まれないそうです。
日本では長野を代表する品種のひとつで、果汁原料の他ワインも作られています。でもそのラインナップを見ると甘口のおみやげワインのようなものが多いですね。一部に本格的な物もありますが数は少ないようです。

最初に生臭いと感じたのは、このフォクシーフレーヴァーというやつかもしれません。

今回このコンコードを試してみたのは、少し前のブログに載せた、アルプスワインの辛口のロゼが、イチゴの香りで期待に反して美味しいかったため。こんな香りを出すブドウは何かとラベルを見たのですが、山梨県産ブドウ100%使用としか書かれていません。ただアルプスワインではコンコードを使ったワインを多く出しているので、当たりをつけて飲んでみたわけです。ちょうど180ml瓶なんてのがあったんで、試すにはちょうどいい。
飲んでみたところたぶん予想は当たっているのではないかなぁ。
これだけ香りが強いと、ちょうどロゼ程度にした方がいいかもしれませんね。(本当のところは、アルプスワインに問合せした方が確実なんだけどね)

しかしこれだけ特徴がある品種なら、何かスパイシーな品種とアッサンブラージュして本格的に醸せばいいワインができるような気もしますがいいかがなもんでしょう。
臭めのワインが好きな私としては思うのですが・・・