鳥撮り's blog

自宅周辺の野鳥を撮りためました

過去のブログより カナダの鳥たち その1猛禽類

2014年03月21日 | 野鳥




昨日カナダから帰国しました。朝夕は長袖がほしいくらい涼しいカナダはまさにパラダイスでした。
16日間滞在したBC州のダンカンにはRaptor Parkという数多くの猛禽類を集めた公園があり、
調教した猛禽を使ってデモンストレーションを見せてくれます。観客の目の前をハクトウワシや
ハヤブサがすばらしい速さで飛んでいく様はすごい迫力でした。画像上はハクトウワシ(American
Bald Eagle)の飛び物です。画像下はRed-tailed Hawk(?名前を記録できなかった...)が
鷹匠の手に止まっているものです。

過去のブログより ハワイの鳥たち Vol.4

2014年03月21日 | 野鳥

ホテルの庭園で撮影したものです。

Northern Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)
初めて見たときには真っ赤な姿がかなりのインパクトでした。全長22cmほどあり、アメリカ本土
では特に珍しい鳥ではないそうです。米・大リーグのセントルイス・カージナルスのマスコットで、
東海岸から南西部にごく普通(本土にも何回か行きましたがそのときは鳥に興味はありません
でした。残念!!)に分布しているそうです。
ハワイにいるショウジョウコウカンチョウは東海岸出身のハワイ移住者がホームシックになり、気
を紛らわすために放鳥したのが始まりでだそうです。



ホテルの駐車場で撮影中に突然目の前の車にとまりました。あわてて下がりましたが、
フレーム一杯です。



車から一瞬"ピョン"と飛び上がった瞬間を撮りました。


ハワイの州鳥として大切にされているNeneです。これはキラウエア火山で撮影しました。
火口の見える展望台でキラウエア山を見ているときに、たまたま3羽やってきました。ラッキー!!



2羽で仲良くエサ探しです。

Nene (ハワイガン)
『ハワイ州の鳥』であるネーネーは、ハワイ火山国立公園、マウナ・ロア、プウ・ワアワア(いずれもハワイ島)
やマウイ島のハレアカラ国立公園に生息するハワイ固有のガンです。
全長60~65cmで、ガンとしては中型です。体重は大きなものでは2kg以上になります。雄と雌
は似ていますが、雄の方がやや大きくなります。頭、首の背側、嘴、脚は黒色で、翼と背中の羽
は縞が入った灰色です。胸部は淡い茶色です。尾は黒で、下側は白色です。頬から首にかけて
はやや黄色を帯びたクリーム色で、黒い縞模様が入っています。首の付け根は黒色で、まるで
ネックレスをしているように一周しています。


人間がハワイにやってくるよりもはるか昔にハワイにたどり着いたカナダガンが、ハワイで独自に
進化してネーネーになったと考えられています。カナダガンによく似ていますが、陸鳥であるネー
ネーは、カナダガンより脚が長く、足の裏が厚く、爪が長くて固く、さらに水掻きが他のガンに比べ
て半分ほどに退化しています。



5年前にカナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー島で撮影したカナダガンです。
Neneとよく似ていますね


Neneは泳ぐことはできますが、野生のネーネーのほとんどは一生泳ぐことなく、山岳地帯や
溶岩地帯で草、果実、種子などを食べて暮らします。春~夏に繁殖する他のガンの仲間と
違って、ネーネーは冬場に繁殖をします。繁殖期は、最長11月から6月で、雌が地面に浅い
穴を掘って、2~6個の卵を産みます。人間をあまり恐れない鳥で、ゴルフコースに巣を作った
例もあるそうです。V字型のいわゆる雁列を作って飛びます。「ネーネー」と鳴きます。



羽を広げたNeneを後ろから撮影しました。

ネーネーは、世界で最も希少なガンです。昔はハワイの各島の各地に住んでいたと考えられてい
ますが、現在、野生の状態では上記のようにハワイ島、マウイ島、カウアイ島にのみ生息していま
す。昔のハワイ人は、ネーネーを飼いならして見張りに使ったり、食べたりしていたそうです。
ジェームス・クック(1728–1779)がハワイにやってきた1778年には、約25,000羽のネーネーが
生息していたと考えられています。しかし、時とともにネーネーの生息地は減少してゆき、マングー
スやネコなどの天敵もハワイに持ち込まれ、1952年までには、30羽以下にまで減少してしまいま
した。


そんななか、1949年にハワイ島のポハクロアで、さらに1951年にイングランドの Slimbridge
Wildfowl Trust でネーネー復興計画が立ち上がりました。1978年までに、ポハクロアでは
1,600羽以上のネーネーが育てられ、1,500羽以上がハワイ島とマウイ島ハレアカラ・クレーター
に放されました。イングランドでも197羽が育てられ、マウイ島に放されました。こうしてなんとか
絶滅は免れましたが、現在でも人間の補助なしでネーネーが繁殖していくのは難しいとされてお
り、依然として絶滅の危機に瀕していることに変わりはありません。ネーネーに危害を加えたり、
追いかけたり、捕まえたり、殺したりすることは法律で禁止されています。ネーネーを見かけたら
、優しく見守ってください。


過去のブログより ハワイ島の鳥たち Vol.3

2014年03月21日 | 野鳥

Java Sparrow(ブンチョウ)
今日はブンチョウです(*^_^*)。普段野生の鳥を撮っていると、家で飼われている鳥
はほとんどなじみがなく、ブンチョウがこんな顔つきをしているとは全く知りませんでした。
大泉緑地にブンチョウはいませんので...


このブンチョウ、芝生の上にも木の上にも、沢山姿が見えます。ブン
チョウがちょろちょろしているのを最初に見たときは、「え゛?なんと派手な鳥」と、思いま
した。この鳥も移入種で原産地はインドネシアだそうです。



椰子の木の葉の上でバトルするJava Sparrowたちです。突然バ
トルを始めました。原因は私には???です。



Saffron Finch(キンノジコ)
南アメリカ原産ですが、飼い鳥の篭脱けからハワイ島中心に多く生息しています。初
めて見たのはコナの空港です。道路を渡った駐車場の木の枝にもきてくれました。
ひたいのオレンジ色が角度によってとても目立ちます。やっぱりペットとして飼われて
いた鳥は綺麗で仕種も可愛いですね。
南米から持ち込まれたこの鳥は、公園や道路脇の芝生などでもよく見られるようです。
大きさは15cm位ですので、日本のスズメと同じくらいですね。



芝生の上でエサ探しをしていました。

ハワイはもともとガラパゴスのように絶海の孤島で鳥も固有種が多か
ったのですが、キャプテンクックの頃から多くの植物・動物が持込まれて環境も変化し、
固有種の多くが絶滅または危惧種となっています。一方ペットとして持込まれた小鳥が
多数篭脱けし、今やハワイを代表する鳥のような雰囲気を持っています。複雑な気持ち
もありますが、鳥が悪いわけではなし、いかにも南国のような鮮やかな鳥を楽しみましょ
う。

過去のブログより ハワイ島の鳥たち Vol.2

2014年03月21日 | 野鳥


Common Waxbill(オナガカエデチョウ)
和名ではオナガカエデチョウと言って、スズメ目カエデチョウ科のフィンチです。体長は約
10cm程度で、スズメくらいの大きさでしょうか。ハワイの固有動物ではなく、移入した小
鳥でもとはアフリカが生息地です。胸元は白っぽいのに、嘴(くちばし)や目の周りお腹が
赤いのが最大の特徴かもしれません。その赤い部分がまた何とも素敵で水彩絵の具を
水ですぅっと溶かしたかのようにお腹がほんのりと赤く色づいています。目の周りが赤く、
まるで仮面舞踏会用の仮面をかぶっているように見えます。ホテルの駐車場横の芝生
で撮影しました。



キバシコウカンチョウの成鳥です。

親鳥が幼鳥にエサを持ってきました。

Yellow Billed Cardinal(キバシコウカンチョウ)
ハワイ島ではよく見かける鳥です。似た鳥にはRed Crested Cardinalというのがい
ますが、ハワイ島では見かけませんでした。このYellow Billed(黄色いクチバシ)Car
dinalはRed Crested Cardinalと同じ南米から来た鳥で、1973年に帰化しました。
ハワイ島の西側、コナ付近に主に生息しています。のっぺりした赤い頭は、水泳帽をか
ぶっているようにも見えます。ホテルの植え込みで撮影しました。




California Quail(カンムリウズラ)
キジ目ナンベイウズラ科の鳥で、全長23-27cmです。アメリカ西部原産ですが米国各地
、ハワイ、チリ、ニュージーランドなどにも移入されています。この鳥もカナダブリティッシュ
コロンビア州ダンカンで見かけたことがあります。草地や藪、開けた林、農園などに生息し
ていて、主に種子や緑の植物を食べます。虫をたべることもあるそうです。地上のくぼ地に
草を敷いた巣を作って営巣します。丸い愛嬌のある姿に♂の冠羽が印象的でした。
マウナケア途中のオニヅカ・ビジターセンター付近で撮影しました。




Zebra Dove(チョウショウバト)
背中に縞模様のある鳩です。日本のハトよりずっと小さく、顔のあたりがちょっと水色がか
っている。どこにでもいました。スズメ同様にホントにどこにでもいます。たまたま木の枝に
止まっていたので接近して撮影中に、何かがお気に召さなかったようで尻尾を上げて威
嚇されました。ホテルの駐車場で撮影しました。

過去のブログより ハワイ島の鳥たち Vol.1

2014年03月21日 | 野鳥
今回のハワイ旅行はメインが観光でしたので、あいている時間帯を利用しての鳥撮りでした。とうてい
遠征はできず、ホテルの駐車場や、立ち寄った観光地(マウナケア、キラウエアなど)で撮った普通種
が多いです。特に珍しいものはなく、あまり期待しないでください。



Myna(カバイロハッカ)
分布域は、インド、ミャンマー、中国、アフガニスタンなどですが、南アフリカ、東南アジア
、オーストラリア、ニュージーランド、そしてハワイなどでは移入されたものが定着し分布
しています。
ハワイへの移入は害虫駆除のために19世紀中ごろからだそうです。市街地のほか、農
耕地、庭園、海岸など開けた場所を好み生息しています。ホントにどこにでもいる鳥です。
日立のコマーシャル映像にも出てきますね



Spotted Dove
日本のキジバトの色調を全体に少しくすませて、その分少し紅を加えてから首に派手な風呂敷を巻く
とこの鳩の出来上がり。まぁ、ハワイのキジバトと思ってください。



House Sparrow
日本でいうスズメです。街中にいますが、日本のスズメとの違いは、ほほの部分に黒い
模様のないところですね。この鳥はカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバー島
でも見かけました。群れをなして行動していて、観光客が路上に落としたポップコーンな
どに寄ってきます。



House Finch(メキシコマシコ)
海岸沿いにあるホテルの駐車場で見かけました。頭とお腹が赤やオレンジ色、黄色に
なってるものと、色のないものがいます。色づいているほうがオスで、色のないのがメス
だそうです。スズメよりやや小さく、鳴き声がチロチロチロと大変可愛らしいです。