鳥撮り's blog

自宅周辺の野鳥を撮りためました

過去のブログより 1994年 帝塚山学院日中友好チベット踏査・教育学術隊の記録 その7トレッキング

2014年03月21日 | 野鳥

8月7日。いよいよ今日からトレッキングが始まる。今回のトレッキングの最大の目的であるチョモランマを
見られるのかどうか一抹の不安を抱いて9時35分テント場を撤収し、次第に高度を上げていく。本来はヤク
で荷揚の予定だったが間に合わず、今日はカルタ村のチベット人を約30人雇った。やはり現金収入は魅力
なのかなと思う。



トレッキングの行程地図。点線のコースを時計回りに行動した。

【左の写真】大勢での荷揚                      【右の写真】振り返ればカルタ村が...

【左の写真】休憩中のチベット人                   【右の写真】急な坂道も平気です。

トレッキングの途中で背中に多くの材木を背負ったチベット人に出会う。聞くところによると近くの村に学校を
を作るとのことで、村人総出で建設用の材木を運んでいるらしい。男女を問わず熱心に重い材木を黙々と運んでいた。



【左の写真】ヤクによる材木運搬                    【右の写真】子供も運搬に一役。

チベット人の女性はTシャツやブラウスの上にベストを着て、共布の長いスカートをはいている。いわゆるジャ
ンパースカートのようである。その上に色とりどりの縞模様の長いエプロンをつけ、腰からお腹にかけておしり
が隠れるくらいの大きさの布を巻き、お腹の部分で金属製の大きなバックルで止めている。
髪は色とりどりの毛糸を編み込んでお下げにして、それを頭の上で結んでカチューシャのようにしていて首飾り、
ブレスレット、ピアスなどしていてなかなかお洒落である。



【左の写真】チベット人女性                       【右の写真】チベット人女性 

【左の写真】チベット人男性と子供                   【右の写真】チベット人男性と子供

【左の写真】途中で見た無名峰                     【右の写真】途中で見た無名峰

15時過ぎに本日のテント場に到着。チベット人たちは我々の2倍以上の荷を背負い、急なアップダウンをものとも
せずに信じられない早さで近づいてくる。チベット人女性は隊員の装備、服装、持ち物が珍しいのか隊員たちを取り
囲みものをねだっている。ここでもポラロイドカメラは大活躍であった。


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