鳥撮り's blog

自宅周辺の野鳥を撮りためました

過去のブログより 1994年 帝塚山学院日中友好チベット踏査・教育学術隊の記録 その1ラサに到着

2014年03月21日 | 野鳥


早いものでチベットの踏査に行ってから15年の年月が経った。当時はブログというものがなく、出版物や講演、展示
以外での情報発信ができなかった。今回新たにスキャナーを購入するにいたり、ポジやネガからの画像の取り込み
ができるような機能が付属していて、この際、踏査記録を電子化を試み、満足できる結果であったので、この貴重な
記録を眠らせておくのはもったいないと思い、15年ぶりに今回、私のブログで公開するに至った。
本踏査隊は大阪市住吉区に所在する帝塚山学院の教職員を主に構成され、26日間にわたり中国チベット自治区の
首都ラサからネパールの首都カトマンズまで途中のトレッキングを含め、総走行距離1353kmにわたり、植物、風俗、
教育など多方面にわたり調査を行った。
巻頭の地図は踏査を行った行程の地図で、赤線に囲まれた地名は後にこのブログにでてくる地名、青い矢印はコー
スを青丸はトレッキングを行ったエリアをそれぞれ示している。


2枚目の地図は中国におけるチベット自治区の位置関係を示すもので、黒線に囲まれたエリアは踏査した地域を示
している。




【上の写真】事情で大阪からラサまでの一人旅だったが、無事に到着。1994年8月3日のチベットの空港の上空は
綿雲の広がる夏空であった。




【上の写真】チベットは中国に併合される前は独立国として存在し、過去には隣国のネパールと幾多の戦を交えたと
聞く。この戦の際に破壊された要塞跡が未だに残っている。(空港~ラサ間で) 




【上の写真】川の畔の崖には極彩色の仏教絵が描かれていた。




【上の写真】まもなくラサという所できらびやかな衣装をまとい、およそ20人の馬に乗ったチベット人に合う。運転手の
話によると豊作を祈願する祭りだそうだ。道路の両脇の畑には麦がたわわに実っていたのを思い出す。




【上の写真】ヤンパーチンのベースキャンプの写真。



この日の午後遅くホテルに無事到着。部屋で寛いでいると、すでに1週間前にラサ入りし、ヤンパーチン(ラサの北西
にある。Yangpachenと地図に記載。海抜4240m)で登山活動中の先発隊メンバーに重度の高度障害がでて、急
遽その隊員がラサに戻ってきた。隊長からの指示で私も高度順応のためにヤンパーチンに向かうことになり、ラサ市
内見学はお預けになった。チベットに来る前に2回の富士山登山をしてきたが、やはり高度というのは恐ろしいものだ
と思った。ちなみにラサは富士山頂より高く、海抜3680mである。
【上の写真】高度順応に向かう隊員たちの所にやってきた近くにあるゴンパ(お寺)の尼さんたち。まだあどけない顔
の子供のようだ。
少し動くと呼吸が苦しくなり、空気の薄さを実感する。この日はヤンパーチンでテント泊となった



【左の写真】尼さんたち                              【右の写真】ヤンパーチンの地熱発電所


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