先週末、待合の床の間に掛けているカレンダーを捲りました。
ハイ、今月はこれ ↓ です。
意味は ↓
今月も偉いお坊さんの筆です。 ↓
己事究明【こじきゅうめい】 ← (ATOKでは変換できず)
う~ん、なかなか深いようです。
「自分の心の問題に真正面から向き合う事」 なんて言われても”問題”が何なのかさえはっきり認識できていない私のような凡夫には ??? です。 ほんと修行が足りませんね。(笑)
↓
http://blog.livedoor.jp/hongaku_ji/archives/26272302.html
禅宗で何よりも重要視される事に「己事究明(こじきゅうめい)」があります。
禅を端的に表現するならば、つまり手っ取り早く要点を言うならば、
「己事究明」だと言われるのです。
「己」とは自分であり、「究明」とは道理や真理を突き詰めて明らかにする事と、
現代辞書通りに理解するのが妥当ですが、少々厄介なのが「事」であります。
深く考えたくないならば単純に事柄や問題と捉えても構わないと思いますが、
仏教的に使われる「事」という文字には刹那的な現象という意味もあります。
永遠不変の本質的な事柄ではない、一瞬に現れ、そして消える現象。
それはつまり人間の心が反応した、その心に映った出来「事」であります。
つまり「己事究明」とは自分の心の問題に真正面から向き合う事なのです。
そしてそれは言葉は兎も角、行為としては禅の専売特許ではありません。
「断捨離」という言葉が登録商標でも、行為自体は珍しくもない事と同じです。
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