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第29回 隠岐しげさ節全国大会 中級三味線部門 優勝

2014-05-19 00:00:28 | 隠岐の島

第29回 隠岐しげさ節全国大会 中級三味線部門 優勝



和楽民謡ファンの皆さま お元気ですか  ゆうさん・・ 夢に一歩近づくことが出来たのですよ~  まだまだ日本一には、ほど遠いのですが  中級のクラス 36名の中で 優勝することが出来たのです  いやー このことは、なかなかブログで言いにくいもので  自慢に聞こえる可能性もございますからね でも、あこな会長さんがコメントでおめでとう と大変嬉しい お祝いの貴重なお言葉をいただけましたので ここでファンの皆さまにお伝えさせていただいても良いのではないだろうかと慎重にゆうさんは考えたのです

実は、あこな会長さんが中級三味線の部門を終えた時に、私に 「僕の頭の採点では、3位以内には入っているような気がするんだよ」と満面の笑みを浮かべ語りかけてくださったんです 会長さんは、私とは、春のコンサートでこちらが大変お世話になったという繋がりでしたが・・ 私はあこな会でもないのにも関わらず・・ あんなに素敵な笑顔で嬉しそうにつぶやいてくださった光景が私は忘れられず・・ やっぱり隠岐の人って・・ 心がとてつもなく広いんだな~って感激致しました 

そして、実は、この音源も私が録音したものではなかったのです やはり春のコンサートでお知り合いになれた民謡仲間さんから・・ お祝いにと音源を送ってくださったのです 私はいつもの電池切れで・・ ほとんど中級は全滅でした~(慣れっこです) 初級はしっかりと取れました~ この民謡仲間の送ってくださった音源は音質がとても良く、一生の記念にさせていただきます また、隠岐しげさ節三味線で上級を目指される方には、この音が何かのヒントに繋がればと願ってます

ちなみに、少し解説させていただきますと 恥ずかしながら・・ 私の三味線奏法には、本当に、シンプル イズ ザ ベスト というに ふさわしいテクニックを採用しております 実は、本場の隠岐では、音を出しながら指をずらして(三味線譜面用語では、スリ)音色の音程を上げながら余韻を出し情緒を出すテクニックなどが多く用いられているのですが・・ 私は使用しておりません。

つまり、その時点で、私の弾き方は隠岐本土の弾き方とは違うということになります(厳しく言えばです) しげさ節といっても・・ 本当にさまざまな奏法がありまして・・ 例えば、地元の隠岐以外からでも、島根、兵庫、大阪、奈良、和歌山などから強い選手が参加されております・・ そのような選手では、撥を下ろす位置を前、後と音色やアクセントに変化を加えるためにわざと下ろす位置を変える方もいらっしゃいます。

もちろん、そのような難しい技が決まれば、本当に素晴らしい しげさ節は完成できるのですが、なにせ、技を入れれば入れるほど、難易度は上がり、ミスは出やすくなってしまう という難しさもございます。 私は、極力、ミスを減らすため、スリの技も音を下げる1っ箇所のみに使用し、あとはスラせず、そのままの音を出し弾いております(簡単にしてます) この音源を聴いていただければわかると思いますが、単純明快って感じです。 ただその代わりに、リズムを重要視して歌い手さんにツボがなるべくピッタリと合うよう意識、努力して弾いているのでございます

今年度に中級で優勝できましたので来年度より上級に上がります(準優勝者も)。 その世界では私にとって、かなり難易度の高いテクニックを多様されておられる競技者の方が何名もいらっしゃいます。 私は、今になって真似をしても失敗するだけだと思っておりますので、シンプル イズ ザ ベストで頑張ってみようと思っております。 要は、一つの音の美しさや、撥が弦に当たる瞬間に唄のツボとピッタリと合うように弾けるかが最大のポイントだと考えております。

それと、今回、一番良かったことは、舞台に出る前の心構えでした。 私はこのように考え舞台に進んだのでした・・ 失敗をしに向かおう  あえて失敗を積極的に恐れずに堂々と行おうという気持ちだったのです  この気持ちの持ち方で私は舞台の後ろで控えていたのでした。 すると随分と気持ちは楽な状態を保てました。 そうです 人間は失敗することは自然なのです だったら思い切って進んで失敗をしに向かえばいい  私は肩の力が完全に抜けていたのでした 

あとは、弾き始めるだけなのですが・・ ここが最も大切な時間なのです 一番やってはいけないことは、焦って弾き始めることです 目の前には、隠岐民謡を支えてくださっております名人の方や会長、副会長さんなどが審査委員としてペンを握り 私が競技を開始するのを今か今かと待ち構えているのです  ですので、どうしても、その場面では焦り勝ちになってしまうのです だけども、ここで焦って準備不十分のまま、演奏をスタートさせれば 今まで1年間、積んできた練習の成果をいかんなく発揮することは難しくなってしまうのです

私は音は控え室で指で弾いて小さな音で合わせておりましたので(時間の節約)問題は、

1.正しい姿勢を保つこと 
2.撥を正しく握る(方向も確認する) 
3.視線をどこを見るのか決める 
4.ツボを押さえる位置の上に指を運んでおく 
5.タイミングを決めて 「ハイッ」 と声を出す

これだけのことを準備段階として踏んだのでした

2年前に大きな考えられないミスを犯してしまっておりましたので、今回はやけに冷静になれました。 音さえ合っていれば、スタートする前での準備は冷静に行えます。 最もやってはいけないことは、焦ってスタートすることです 脳というのは、パソコンと同じで動かすには、若干の準備時間が必要となるのです。 一つ、一つ、準備を積み重ねながら、無駄な失敗をして、脳に大きく考えさせないよう、ミスをせずに少なく働かせて(脳にゆとりを与えます)、演奏中に脳がしっかりと起動できるように配慮してあげることが大切であると私は分析しているのでございます。

勿論、ここからが最も難関となることでしょう 日本一というのは、本当に見えない長い道のりだと思います。 誰もが目指す頂点です ですが、私はこうして頑張っている、今の瞬間が一番幸せなのだと思う。 目指すところがある・・ それが幸せなのではないでしょうか だったら日本一になられた方は、次に一体、何を目指されるのでしょう それは、なってからのお楽しみですね  まぁ ゆうさんには難しいでしょう 隠岐の西郷港に三味線を置き忘れてしまうくらいですから  ドジなゆうさん


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます (Eimei)
2014-05-19 01:33:01
優勝おめでとございます。
素晴らしいの一言につきます。
返信する
感無量です (Eimei さんへ)
2014-05-19 07:17:11
やはり同じ競技仲間から、そのような祝福のお言葉を
いただけますと・・ 胸が一杯になりますね。 同じ曲
を共に離れていても一生懸命に練習した仲だからこそ
心から祝ってあげることができるのだと私は感じました。

Eimei さんに、このような有難いお言葉を頂けたこと
一生忘れません。 この気持ちを忘れず来年を見詰め
練習を重ねて参ります。 また皆さんと会えるかもしれ
ないと思うと涙が出そうなほど嬉しく、そのお陰で練習
しようという力も沸いてくるのでございます。

インターネットで映像を見ただけでは、人の性格などは
さすがにわかりませんね。 私は兄様とは春コンサート
でお会いできましたので、その人柄を知っていたので
したが・・ 弟さんやその奥様が、更に輪をかけてやさ
しそうな素敵な方々で・・ 本当に仲むつまじく・・ 大変
羨ましく感じました。

たった競技の日と西郷を去る時にお会いできた少ない
時間のみだったのですが・・ 私は一人、勝手にその中
の家族の一員になりきっていたように錯覚を覚えました。 それがどれだけ私の心に光を射せたことだか・・
Eimei さんが素晴らしい民謡を作り上げる意味が少し
わかったような気が致しました。 この度は、嬉しいお
言葉を誠にありがとうございました!!
返信する
おめでとう! (ふーさん⇒ゆうさんへ)
2014-05-20 15:11:00
久しぶりにブロブを見たところびっくりしました。素晴らしいです。おめでとうございます。ほかに言葉が見当たりません。
返信する
ありがとうございます! (ゆうさん ⇒ ふーさんへ)
2014-05-20 18:35:56
ふーさん ゆうさんやりました!! 中級だけれども
気がついたら優勝してました(嬉) でも正直なところ
実感はあまり沸きません。

ですが確実に来年度から三味線は上級クラス入り
になってしまいました(汗) 唄は全く歯が立ちません
ですので隠岐の唄をちゃんとお手本にし1から独学
で勉強しなしてみます!!

ふーさんも、来年の隠岐しげさ節30回記念大会に
出場してみませんか? がわっちさんにもお誘いし
てみようと思っております。 記念大会は、とても豪華
で華やかになるのですよ
返信する
おめでとうございます!\(^o^)/ (がわっち)
2014-05-20 22:48:05
ゆうさん、スゴイです!
ゆうさんの三味線の音 1つ1つに
隠岐に対する愛情を感じました!!

コンクールでも審査員の方が
良く言われているのですが、
『いくら上手でも粗雑に曲を扱っては
いけない。丁寧に唄い(弾き)なさい。』と

ゆうさんはリズムの狂いが全くなく、
本当に丁寧に弾いてはりましたねぇ!
唄い手さんもとても唄い易い三味線だと思います。

がわっちも来年はホントに参加したいです!
で、色々調べたのですが、
来年のコンクールが今年と同じ
スケジュールなら西郷港に11:25着で
受付に間に合いそうなのですが、
来年は30回記念大会で、スケジュールも
変更されるのではないかと
心配しています(´д`|||)

いや、その前にテープ 審査が通るが
問題ですが…(~O~;)
仕事の関係で前乗りは難しそうだし…
(しげさパレードは無理かなァ(T-T))

マァ、まだ1年あるので色々手を
考えてみますネ!( ̄- ̄)ゞ

ゆうさん、中級優勝、誠に
おめでとうございます!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
返信する
がわっちさんはすごい♪ (ゆうさん⇒がわっちさんへ)
2014-05-21 11:21:08
がわっちさん・・ 感激してます あなたのコメントに・・
一つ一つの音から隠岐に対する愛情を感じてくださっ
たなんて(泣けました)☆ あなたには、才能があると
私は感じております。

私の三味線が良いといいたいのでは決してなく・・
大切だと思うのは、その人が弾く三味線の音色から
何が伝わってくるのかを感じ取れるかどうかという
ところは・・ 実は私が思うのに・・ なかなか伝わる
人は多くはないのではないだろうかと考えているの
です。

あなたには、それがよく伝わっている。 ということは
あなたには、その才能があるということです。 そして
あなたは、隠岐しげさ節を通して、隠岐に渡ろうとして
いらっしゃる。 民謡を目指す人間ならば・・ 隠岐に
渡ることは非常に効果的であり、新たな発見が多い
のです。

確かにお金と日にちが多くかかるため、毎年参加する
ということは難しいと考えます。 朝9時発のフェリーに
乗れるように計画を練れば、大会に間に合わないとい
うことは絶対にございませんと私は思います。

といいますのも・・ 大会側も、参加しやすいように・・
前日の宿泊が出来ない選手でも間に合うように考えて
スケジュールを組んでいると思うからなのでございます。
来年は、予想なのですが、東京からプロの踊り手集団
さんが来られると考えております。

それがすごいのなんのって  たった一度
の人生ならば、そして民謡人であるならば
絶対に一度は観ておいていただきたい 
余りの素晴らしさに痺れますよ 

余り期待を掛けてはいけないのですがね。 わがっち
さんにも、東京のプロ集団さんにも、是非、隠岐に来て
いただきたいと心から願っておりますよ 
隠岐しげさ節に出場されるならば・・ 土日と月曜も休む
必要がございますが・・ がわっちさん大丈夫でしょうか

もしも、どうしても日曜日までに帰らなければならないという場合には、テープ審査で初級クラスだったならば・・
競技を終え次第、3時過ぎのフェリーに間に合うでしょう。 競技が終わってから夜に開催されます しげさ節
交流会(選手は無料です)が楽
しくてお奨めしますよ。

月曜まで隠岐に滞在できる場合には、午前中、観光にも行けますのでスケジュールを考えてみて
くださいませ。 がわっちさんは、和楽の会員ですので、
しげさ節練習資料が必要な場合には、私に伝えてくだ
さいませね。 お手配致しますからね~ 
返信する
Unknown (ふーさん⇒ゆうさんへ)
2014-05-21 17:44:20
大会に出るなんてとてもとても考えたこともありません。
しげさ節と隠岐しげさ節は違うのですか。こんなことも知らないのですから(笑)
返信する
どうせ一度きりの人生ならば (ゆうさん⇒ふーさん)
2014-05-21 20:55:57
ふーさん、富山県を代表して第30回隠岐しげさ節大会に
是非、出場してみませんか 
きっと ふーさんのこれからの人生がもっともっと明るく
なるに違いありませんよ 

資料を送りますから連絡先をメルにて教えておいてくださ
いませ~ ブルーレイはまだ使用されていないですよね・・
DVDで簡単にまとめて送らせていただきますよ
そりゃ、富山のふーさんが隠岐へ渡れば・・ みんなきっと喜んで家族のように迎えてくださいますよ~ってか
がわっちさんも、私も大喜びですものねー 

予想なのですが・・ 関東から夏生さん、岡山から、かをりんさん、兵庫から、がわっちさん、それに和楽の助っ人民謡仲間ゲストとして、大阪からEimei さん、島根のじろうさん、こばさん、それに隠岐には夢先生もきっと大歓迎してくださること間違い
ありませんから 
返信する
しげさ節と隠岐しげさ節 (ゆうさん⇒ふーさん)
2014-05-21 21:01:45
同じようで、まず三味線の弾き方が似ているよう
で違います。 大きく2つの弾き方に別れている
ようです。

唄の歌い方も、関東での歌い方と隠岐の島での
歌い方では少し違います。 簡単に述べますと・・
関東でのしげさ節は、伴奏に対して素直に唄いま
すが、隠岐のしげさ節では、唄を少し遅らせたり&
その遅れを早くまとめ取り戻したりという歌い方を
します。

ちなみに私の三味線で唄をつけてくださっており
ます方が隠岐の方でございます。 関東でのしげ
さ節の歌い方とは、少し違いますよね。
返信する
メルにてご説明を送りました (ゆうさん⇒ふーさんへ)
2014-05-23 22:52:56
ふーさん、メルアドレスありがとうございました。 
いつものところからご説明を送らせていただきま
したよ。 しげさ節資料につきましては、郵送
させていただこうと考えております。

1年あれば大丈夫ですので、どうか宜しくお願い
致します。 尚、明日の朝に、ふーさんのコメント
を削除させていただきますね(防犯の為に)どうか
ご了承よろしくお願い致します。 メルにてまた
お話を致しましょう^^v ありがとうございました♪ 
返信する

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