たまたま ユーチューブの動画を観ていたら・・ こんな動画が目に止まった 撥を振り下ろし弦をたたくこの音色 こんなに良い音が出せる人間は私の中で日本に何人もいない 題には 新人デビューと書かれてあるのだが・・ 私にはプロも新人も関係は全くありません 今まで数々、すご腕の三味線奏者の音色を動画で聞いてきましたが・・ この人ほど魂を揺さぶる奏者は居たとしても2、3名です。 この方がいったい生まれてここまで、どのようにして人生を歩んでこられたのか 僕は興味がございます。 想像するにこの方のお父様、お母様、叔父様、叔母様は素敵な方だと思う。
思い切って振っている撥に無駄な力が一切入ってはなく 更に弦に当たる瞬間に完全にうまく力が抜けていて音がまるで生きているかのように私には聞こえるのです。 この方の三味線を 僕は生きている間に聞きたい いったいどこの県で生きておられるのだろうか 世の中にはすごい人がいるものだ と言っても・・ 音色は人の好みなので・・ 僕以外の人達の心には響かないのかもしれない。 だけれども僕はこんな音が出せるように近くなれるように頑張りたいと思ったのです
大会で優勝しようと 日本一に何度もなろうと 僕にとっては全く関係がありません それは音というものの好みは人それぞれだからなのです 音にはその人間の全てが隠さず現われてくると信じているから 音は丸裸みたいなものなのです 技術と音色は私の中ではあまり関係がありません。 だから初めて三味線を持った方が一回音を出す音色を聞くだけで その方の感性が伝わってくるような気がしてなりません。 今日、遠く山口の下関から昔の友人がわざわざ観光ついでにとお店まで寄ってくれました。 去年結婚できた奥様も一緒にお店に入ってくれました。 母はコーヒーを出し、私は三味線を演奏しながら、隠岐しげさ節を唄って聴いていただきました 二人とも民謡にはあまり興味はなさそうでしたが・・ せっかくだからとお二人にそれぞれに三味線を構えていただき撥を握らせ、試しに開放弦を弾いてもらいました
その音色を聞き、すぐさま友人に伝えました 「君は素敵な奥様と出会え妻にできて良かったね 奥様の三味線の弾く音色を聞いて心の素敵な方だとわかったよ 心からおめでとう」 彼は私と同じ歳で、広島の床屋の修行時代時の友人でした 友人が42にもなって素敵な奥様をもらえて本当に良かった こんな方が和楽器を習われて人生を過ごしていったならいいのになーと考えたのだが・・ 押し付けてはならない でも三味線を弾いたという経験はこの後に何かの役にきっと立つこともあるだろうと・・ お二人とは別れた。 結婚道というものは、僕が思うに本当に厳しい世界だ。 だからこそ結婚している人間に信頼度は高いと思われよう。 私も何度も折れかけた・・ 人間を止めたいと泣いた・・ 全く自分の思うようにことは運ばない そもそも思うようにいくはずもない。 これが人間道である。 しかし、その辛さをなんとか良い方向へと役立てゆきたいのです ご拝読、誠にありがとうございます
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