和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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私には信じられない民謡人が協力してくださる

2013-02-20 19:27:44 | 日記
和楽ファンのみなさん  こんばんわ  私は今日までの民謡道を振り返ってみました
民謡とは果たして何なのか  私は民謡といえば・・  初めは しげさ節しか知らなかった  母が小さな頃から唄っていた曲だったから




しげさ節 という曲名すら知らなかった    その曲名を知ったのは・・ 

 僕が大人になり歌に少し興味を持ち始めた頃であった




時が進み・・  私は37歳になった・・  その頃にNH○テレビで「音戸の舟唄全国大会」を知ったのだ  僕の心の中に希望の光が舞い込んできた瞬間であった  私にとって30代という時代はとても辛い時代であった・・  辛くて辛くて人のせいにするしか生きてゆく方法がなかったんです




私はこのままでは生きることが嫌になると恐れていた  もう精神的、肉体的に疲れ切っていたのです  そのような弱体してしまった私に 音戸の舟唄全国大会は勇気と希望を与えてくれた   私は縛られるのが大嫌いだしお金もなかったので歌のレッスンなどは一切考えはしなかった 




ただただ・・  自分がどのような 音戸の舟唄を歌いたいのかを・・  一生懸命に研究し始めた  それにはまず いい唄をたくさん聞きたかった  私は第2回目から出場したので・・  その頃から毎年競技者をビデオに納めながら  家のテレビに映し出し研究を重ねた




初出場では合いの手も尺八もいなかったので  合いの手は無理やり母にお願いをした  舞台では私よりも先に母が 「ハァ~ ドッコイ ドッコイ」と叫ばなければならなかったのである  その分、私は2番手で声を出せば良いので気持ちが少しだけ楽であった




初舞台では  なんとか歌詞を間違えずに最後まで唄えたのだが・・  途中で膝頭がガクガクと震えた  すごく緊張したのでした  それから春が過ぎた頃にお客様が私に 「民謡を学びたければ・・ 島根県の安来節全国優勝大会を見学しにゆくといい」とのアドバイスを受けた




私は自分のスキルをなんとか僅かでも上げたかった  島根県は安来まで出掛ける決意をし    母と出発した  安来節は民謡界の中でも非常に難易度が高いこと・・  そして長い伝統を誇る素晴らしい民謡曲であることは教えてもらっていた




私はその唄を大会会場の最も後ろの2階の卓球台の前で観覧していた  たくさんの競技者の中で私と母の度肝を抜いた歌い手が一人だけいた  僕はつぶやいた「あれはプロでしょうー」  母も驚き「いやー 素晴らしい 痺れたわ」と言った・・




それが  陶山さんだった  これは・・  その後に出会った治朗さんから聞くことになる  数々の競技者の唄に感動しながら聞いていると 隣に選手らしき一人のイケメンが近くに座った  それが  治朗さんだった




今考えてみると・・  なぜそのような大物民謡人と出会えたのかが私にはわからない   ただただ運が良いとしか言いようがないのです   そこで治朗さんに 隠岐のしげさ節全国大会に誘われて  その代わりに私は音戸の舟唄全国大会に彼を誘った




そして彼が民謡仲間だと一緒に連れてきたのが・・  あの安来節のプロと間違えた 陶山さんだった  私は島根の民謡のスーパースター二人と同時に出会えたのであった  それが素晴らしい民謡人との思い出の出会いである




それから治朗さんとは毎年のように音戸と隠岐とで出会えている  決して愛し合ってはいないが(笑)  私は彼を信頼しているし尊敬してる  陶山さんとは・・  その大会以来出会えてはいない。  治朗さんが隠岐でたくさんの民謡人を僕に紹介してくれた




その中には信じられないことに あのゆかりさんのお母様もいらした  三味線を弾くお姿がなんとも美しくカッコ良くバッチリと決まっている(姿勢) それが   隠岐の夢先生 だったのです





 うーん これが本場の音なのか~  すごすぎるっ

   本物のしげさ節を弾きたい  そして唄いたいならば





  絶対に隠岐の島への来島は外せない




大会後に しげさ節交流会というすごい隠岐のおもてなしがあったのだが・・
そこでの唄や地元独特の踊りはすごい  これは隠岐の島じゃーないと見れません 感じられません   民謡を目指す志がある方には一度は訪れていただきたいものでございます




そして音戸の第4回大会であまりの美声に衝撃を受けてしまったのが 音戸の女神さんと私が名づけた
  すみれさん  がしかし・・  その年は見守るだけで声をお掛けする勇気が全くなかったんです  それから1年間・・  私は待ち続けたんです




もし第5回大会に出場されていたならば  勇気を振り絞って  和楽の会への入会を是非ともお願いしてみようと  私は一晩かけてお手紙を書き  すみれさんに声を掛け渡しました   治朗さんも僕だけじゃー無理だと思ったのでしょう  「島本さんは悪い人じゃーないですから安心してくださいね」とやさしく述べてくれた ← やさしい男ですよね




でも・・  今ふと考えてみると・・  ゆうさんは少しエッチそうな男に見えたのかもしれない(笑)  草食ですが・・  あはは  すみれさんは悩む様子もなくお手紙を受け取ってくださった  その後になんと治朗さんと共に優秀賞に輝かれた   かをりんさん が目の前を通り過ぎようとしていた




私は勇気をまた振り絞り  お手紙こそ用意はしておりませんでしたが・・  和楽の会のことを丁寧に説明し  やはり入会をお願いしてみた    すると条件付きで入会してくださった     あくまで情報交換や応援といった交流でしたら大丈夫だと思いますと言ってくださった ありがとうございます





とここまで中国地方の仲間との出会いを書いて参りました  実は、岡山のすみれさんと かをりんさんとの出会いがある前に・・ 私は隠岐の島の2年目の中級クラスでの大会で  中級クラスという重圧の中  唄の舞台で力みすぎて大失敗することとなってたのです




その余りの悔しさの不甲斐なさに・・  せっかく夢先生から・・  「あら 島本さん しげさ交流会へは行かれないんですか」とお声を掛けていただいたのですが  ショックで立ち治れそうにない肩を落とした私は先生に一言  「先生、僕は唄で大失敗をしてしまいまして・・ ホテルへ帰って一人泣きます」と言い残し会場を後にした




実は・・  今日初めて明かしますが  あの夢先生の一言がどれだけ私の心を慰めてくださったのかは  これは言葉では決して表現できません  きっと夢先生は僕も仲間に入れて  しげさ交流会を一緒に楽しもうと考えてくださってたのだと  まるで聖なるマリア様のようだと私には思えました




そういう人に言えない言葉を言うところが  夢先生の大きな器を備えた広い人間性だと私は尊敬して止みません   きっと先生だって人間だもの・・  人に言えない苦しいことや耐えられないほどの山や谷を歩んでこられて生きてきたことでありましょう。  だからこそ人の心にすっとスマートに入れるのだと私は理解しました




私は悔し涙を流しながら西郷港までの長い距離を母と徒歩で三味線のハードケースを着物を着たまんまで歩き通した  冷静さを失った唄の舞台に情けなさが強く残ってしまったのでした  このままでは心が沈んだままだ
よしっ  練習を明日からまた再会し  今度は東京だ




東京では しげさ節東京コンクールという全国大会が毎年11月~12月頃に開催されている  そこでは、唄や三味線に審査員さんがそれぞれに点数を付けてくださいます  自分の本当の実力が優勝者との点差で明確によくわかります
そしてその大会になんと・・





このインターネットで和楽の会に入会くれた仲間3人が応援にわざわざ駆けつけてくれることとなっていたのでした   もちろん、生の顔を合わせるのはお互いに初めてでした  それは正直、お互いに不安もございました ネットの中で言葉を交わしているだけの仲間ですので・・  生で接した経験が全くありません




3人のうち お一人は しげさ節コンクール出場者の  こころさん あとのお二人は 春のコンサートで受付嬢をお願いしております  夏生さん と MAKI さんです





いやー  本当に嬉しかったですよ  それに僕が三味線の競技の順番が回ってきた時にも・・  僕が行方がわからくなっておりまして(地下で練習しておりました 笑) 夏生さんがわざわざ 「ゆうさんの番が回ってきて呼んでるよ」って僕を呼びに降りて来てくれたんです




夏生さんの機転の利いた行動のお陰で  僕は運良く クラス優勝できました(三味線の部 416点 40人中 総合3位) 和楽の仲間のお陰で私は救われたのでした   それから浅草の民謡酒場 みどり  にみんなで出掛けました       





生まれて初めての民謡酒場で秋田料理がこれまた美味しくって  本場の民謡を聞かせてもらえて本当に最高でした   私のリクエストの 秋田船方節 や 津軽タント節まで唄っていただけて幸せな気持ち一杯になれました 





和楽の仲間と一緒にお食事をいただけたこと・・ 一緒に大会を楽しめたこと・・ なによりも交流を深められたことが一番嬉しかったですし思い出として今でも懐かしく私の心の底にあったかーく 残っているのでございます  和楽の会を作って良かった   あの時も今もそう思っていることに変わりはございません 






和楽のみんなありがとう   そして東京コンクールも終え・・  いよいよ隠岐の島でのリベンジです  私は東京での経験を胸に舞台へと上がりました  伴奏には憧れの夢先生が引き受けてくださり  私は今度は力まずに唄を唄うことができたのでした





ただし・・  中級の三味線の部では思わぬアクシデントが起こったのです・・  お着物では弾くのが難しいと思った私は誰もやってはいないことをしてしまったのです  それはジャケットを上に着ていて・・  中にはカッターシャツを着ていて・・  競技が開始される前に両方の袖をひじまでまくり上げてしまったのです




ひじは締め付けられて  思うように撥を自由に動かせなくなってしまいました・・  夢先生はすでに唄伴奏に入ってくださいました・・  もう袖を元に戻すことは不可能です  私は3連撥ができず惨敗になってしまいました  ← これも勉強です



その大会のしげさ交流会で出会えたのが  この間、私のお家に宿泊してくだりました  こばさんです(松江の上級者) 今年度の音戸の舟唄全国大会では見事に私の夜のトンカツ定食と朝の紅白雑煮(すべて私の手作りです)を食べられて 優秀賞に輝かれていらっしゃいます




こばさんは、私達、しげさ中級者の仲間達に  こばさんの唄い方のコツを丁寧に説明してくださったのです  押し声と引き声との使い分け押し引きが息の使い方を楽にし良い唄を唄えるというものでした




言葉で書くのはみやすいですが・・  この技は卓越された技術を鍛錬により習得しておりませんとマネなどできません   押し声というのは前に出してゆく声・・  引き声というのは砂浜に潮がざぁ~ットかかり・・  その潮が引いてゆく時のイメージです。




つまり、その時点では口の前にローソクを立てても火も引き寄せられるそうです  そんな技は私にはできません  さすがは しげさ節上級者です  しげさ節でですねー  上級者になるってのは・・  非情に困難であると考えております。
私の母がお着物を購入する条件が2つございました





1.音戸の舟唄全国大会 120名の中から10人の決勝に残ること

2.隠岐の島での しげさ節全国大会で上級クラスへ昇格すること
 でした・・



これがどれほど難易度が高いことだか・・  私の心の中では、音戸で決勝に残るか・・  しげさ節三味線の部での上級クラス昇格しか道はないと考えておりました  1の確率が10%・・  2の確率で5%だと踏んでいたのでした。




音戸は夢が本当に実現してしまいました  しかもそこでは思わぬ民謡人との新たな出会いもございました   その方とは名詞の交換をさせていただきまして  本年度の隠岐しげさ節全国大会への参加を私からお願い致しました  実は私は5月に親族の結婚式が入ってしまいまして  隠岐しげさ節大会を断念せざるを得ない状況とただ今なってございます



音戸に来た島根からの治朗さん、こばさん、宮さんには告げましたが・・  みーんな口を揃えて 「そうなんですか」とガックリしてくださいました  私には良い仲間がいる  そのことに私は胸が熱くなったのでした  なんて素晴らしい民謡仲間なんだ








  民謡って なんて素敵なんだ 





その大会後の別れ際に思わぬ競技者さんとの出会いに私は名詞を交換させていただき・・  そしてその方にお願いをしてみたのです  是非とも私の代わりに隠岐を目指していただけませんでしょうかと  今は和楽の仲間としてではございませんが・・  縁が出来た以上・・




この先の和楽の会の将来のどこかの道のりで・・  そのお方さんもお力を貸してくださることもあるかもしれません  全国に間違いなく・・  私の志に力を貸し協力してくださる民謡人が・・  お一人・・  またお一人と増え始めていっている現実に





私はこの先の日本の明るい民謡の未来を感じずにはいられないのでございます   みなさまとも・・  いずれどこかの地でお会いできますことを心より楽しみに生きて参ります
本日もご拝読  誠にありがとうございますです 












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