紅白の髪飾り。
「これかわいい!」
娘と意見が直ぐに合い購入したもの。
手作り通販サイトのミンネの《ななかまと**》さんの作品。
ショートボブの髪に良く似合った。
娘の成人式の着物は私が30年前に着たもの。
私の祖母が買ってくれた。
カラッと天気が良いので着物を吊す。
( 突っばり棒を鴨居に引っ掛けて。)
( 突っばり棒を鴨居に引っ掛けて。)
祖母は趣味で和紙で姉様人形を作っていた。
柄合わせ、色合わせで人形の持つ雰囲気がガラリと変わる様子を
うれしそうに何度も見せてくれた。
置いてある和紙を見るだけで楽しかった。
日本人らしい配色を祖母がおしえてくれた事を
娘の成人式に思い出す。
鶴、松、竹、梅、おめでたい柄が沢山。
探しきれないほどの美しい模様たち。
こんなにしっかり見たのは初めてかもしれない。
選んでくれた私の祖母の思いを感じ、てジーンと胸が熱くなる。
こんなにしっかり見たのは初めてかもしれない。
選んでくれた私の祖母の思いを感じ、てジーンと胸が熱くなる。
ビーズのバッグは
着物と一緒に母が送ってくれた母のもの。
キラキラと光る。
このバッグも小さい時、見ているだけでうれしかった。
娘の人生の節目に、
あらためて親の思い、祖母の思い、
その重みを感じる。
ひとつひとつ準備を進めながら、
二十歳では分からなかったこと、
感謝が足りなかったことにできるだけ気が付きたい。
そして喜びと感謝を沢山感じよう。
うれしさ、幸せとは、
おかげさまを感じることだ。
着物を前にして思う。