画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

奮い立つ山/異常なぐらい感動しよう

2019-12-28 09:49:08 | 日々の感動
海の向こうにそびえ立つ。
糸島の可也山へ。 

糸島富士と呼ばれるだけの風格。
裾野が広く、
立派で美しい。



山をどう描くか。
大きさ、構図、塗り方。
まず大事なのはどう思うか。

内側にどーんと、この山の存在感が残ってる。
大事な事はしっかりと心に据えよう。
芯を持って、裾野を広げて、
大きな大きな、
この山のような人に。

私の中で、山が生まれ、
育つ姿が見える。
山は動き、
成長し迫り出してくるひとつひとつの峰。
嶺がタコの足のように動き、
木々が隆起する。

山のように奮い立たないといけない。


可也山が良く見える箱島神社。
何か、大切な何かがある。
神聖な雰囲気。

西宮神社のえびす様が祀られていた。
西宮は私の生まれた場所、
商売をしていた祖父の家、
小さい時には良くお参りに行った。
「えびすさん」と呼びながら、
親しんで来た。
ご縁を感じてうれしかった。
おかげさまで、今ここにいます。

潮が引いていて、
島は陸に続いていた。
満ちると、島になる。
また違った姿を見に来たい。

箱島神社から見える可也山
少し場所を変えるだけで山の表情が変わる。
雲が動き光が動き、
山の色も変わっていく。




神社まで歩いた海岸。
海の波紋、砂の波紋。
続くリズム。

帰りは砂浜がキラキラと光っていた。
何に反射し光っているのか?
細か細かい光の粒たち。


日が沈む前に二見ヶ浦へ。
あっと言う間に沈んで行く。







そして暮れ行く空と海の、色の変化を楽しむ。
薄い桃色、水色、青、緑の美しいグラデーション、
そして落ち着いた青のグラデーション。
日が沈むと、急に白が際立ってくる。
沈む直前の白。
小さな時から、この一瞬の白を見ることに幸せを感じた。


山を観て、海を観て、
あらためて本物を観ることの大切さを実感した。
もっともっと感動しよう。
異常なぐらい感動しよう。

全てのものは形を変え、色を変え、
過去から未来へ変化し続けている。
その一瞬の姿を、
そのエネルギーを描き伝え続けたい。