自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ブレードランナー デッカードブラスター

2023-09-29 09:59:27 | Gun

やっと朝晩が涼しくなってきました。

これでブログの更新も暑い中しなくて良くなります。

もうだいぶ前になりますが、Amazonから荷物が届きました。

中身は、

これです。

見ての通り、映画「ブレードランナー」で主人公のデッカードが持っているレプリカントを倒せる銃です。

これは「水鉄砲」で、水を入れたら銃口からピュ〜っと水が発射される「おもちゃ」です。

ただ、大きさが実物とほぼ同じで、外観も非常に良く出来ています。

私は「ブレードランナー2049」に使われた「留之助ブラスター」も持っていますが、比較してもかなり似ていて、別な会社が各々研究して製作したとは思えないくらい似ています。

この水鉄砲は「アルゴ舎」と言う会社の製品で、形状は、エルフィンナイツの高木氏が製作された物をベースにしているようです。

言葉で言っても分からないと思うので、以前に同社から発売された水鉄砲と比較して見ます。

 

先ずパッケージですが、さすがに4500円だけあって立派な物になっています。

以前の物は、

さすがに2000円台の物なので、夜店の玩具という感じでした。

裏面も、

新規金型を製作してパーツを新造したことが書かれています。

しっかりとしたブリスターパックを開けると、青く光るブラスターが出てきます。

手にするとあまりに軽い。

本物は1,2キロほどある重たいものですが、やはり水鉄砲です。

旧ブラスター(上)と新ブラスターバージョン2,0です。

ぱっと見た目、新しいものはかなり青っぽいのが分かります。

古い方はクリアブラックで、いかにもおもちゃって感じです。

それでは細部を見て行きます。

先ず銃口部分。

ここはかなり改良されています。

銃口のノズルが奥に引っ込んで見えにくくなっています。

それと、銃身上の部分が、旧モデルではただの「フタ」だったのが、本物のような段差が再現されて、ボルトのファイアリングピンも再現されました。

次に写真が悪くて良くわからないかも知れませんが、「バインディングノブ」と言うパーツが立体的になっています。

旧モデルはフレームに溶けこむような一体成型になっていますが、新しいものは完全に別パーツで、かなりリアルになりました。

更に、

ブラスター本体の底部ですが、先端の丸い部分がちゃんと六角穴のボルトの形状になっています。

LED部分も赤くペイントが施されています。

本来、この部分には222Remingtonと言う文字やステアー社のロゴマークが入っているのですが、著作権の関係で省略されています。

次に、このパーツ。

これはレーザーサイトと言うことらしいのですが、本来、何のパーツか分かりません。

旧モデルは、

こんな風に一体成型で、フレームに一体化していますし、先端もグリーンになっていません。

新型は最初からグリーンのパーツが接着されています。

これだけでもかなり印象が変わります。

ほかにも、

目立たない部分ですが、グリップ底部にネジが追加されました。

実際にネジがねじ込んでいる訳では無いのですが、有ると無いとでは雲泥の差です。

しかもシルバーで塗装が施されています。

本体も青黒い色合いに塗装が施されているのですが、個人的には黒で塗装してほしかった。

ステアーのボルトアクションライフルの機関部を使ってあるということなので、本来は真っ黒に近い色合いだったと思いますし、機関部はメタリックグレーっぽい感じのようです。

ま〜、文句言うなら自分で塗装しろ!ということでしょう。

その為、オレンジ色のグリップは接着されていないので、簡単に外せます。

分解して継ぎ目を消して自分で塗り直せ!ということでしょう。

おそらく、塗装をし直すだけでかなりいい物になりそうです。

後、もう一つ、

側面の赤いLED部分ですが、ここは塗装ではなくて「赤いラインストーン」が付属しているのではめ込んで接着します。

光の角度によってキラっと光ります。

ここまで仕上げて4500円程度の値段なら満足と思いますが、一箇所残念なところがあるんです。

それは留之助ブラスターと比較したらわかるので、また次回に紹介します。

 

 

 


ジオラマ製作 其の4

2023-09-25 10:08:09 | 模型

今年の7月から8月半ばまで制作していた「境港おさかなパーク」のジオラマですが、いよいよ塗装の段階です。

先ず、マグロの塗装です。

小さなものなので、割り箸に両面テープで固定し、ラッカーのシルバーをエアーブラシで吹きつけました。

その後、尾びれ、背びれ等黒で細吹きしてマグロらしい色合いにしました。

これはカニの乗ったパレットです。

カニはオレンジ色を筆塗りして、クリアレッドで墨入しました。

こんな感じに。

マグロは境港の市場では氷を床に敷いてその上に並べています。

氷の表現が難しいのですが、今回は木工ボンドに炭酸ソーダの粉を混ぜて軽くねって、竹串でマグロの間に塗りつけました。

遠目で見ると氷のように見えます。

次に発泡スチロールのトロ箱ですが、プラ板1ミリを箱組してPカッターで筋彫して、ダークグレーのエナメルでスミ入れしています。

これも小さくて、数が多くて大変でした。

市場全体の床部分、壁面部分を塗りわけます。

上の写真は壁面を塗っています。

この後、床をツートンカラーで仕上げます。

この様な仕上げになりました。

 

白線はカッティングシートを細く切り貼り付けました。

岸壁の虎縞ブロックは細く切ったマスキングテープを黄色に塗ったブロックに巻きつけ、黒を吹きつけました。

トラックの荷台もシルバーに塗りました。

漁船は境港の船らしい色にしました。

漁船の窓がまだ黒く塗ってありませんが、後に黒で塗りました。

ベースに木製の額縁を取り付け、アクリルのカバーがかけられるようにしました。

これでほぼ完成になりました。

この後、名札の取り付け等2回ほど追加作業をしましたが、全ての作業が完了しました。

このジオラマは鳥取県境港市「お魚パーク」の二階に市場全体の建築模型と一緒に展示されているはずです。

まだ、現場に行って見ていないのですが、多分もう展示されていると思います。

興味のある方はぜひ御覧ください。

 

 


ジオラマ制作 其の3

2023-09-24 10:18:00 | 仕事

ここ二三日、連日の猛暑が落ち着き、朝晩が過ごしやすくなってきました。

エアコンも使わないで、日中過ごせるレベルまでなって来たようですが、また明日くらいから暑くなるようです。

9月の末に猛暑日に近い温度まで上がるとは異常です。

長い間更新をサボってきましたが、本業のジオラマ制作が、やたらと面倒で四苦八苦していました。

なにせ作るものの数が膨大で、しかもどう作ろうか?と悩むことの連続。

漁協市場のジオラマなので、カニの集団、マグロの集団、仲買人、卸売人、運搬人等、数百個を超える製作物の連続。

トロ箱やパレット、フォークリフトに漁船、トラック等、漁船から「水揚げ」し、「卸売業者」から「仲買人」が「せり」で買い付けた品物を「運搬人」が運んでトラックに乗せ、各小売店に運搬すると言う一連の流れを示すものにしたいとのことで、この様なジオラマになりました。

先ず、前回載せていなかった「マグロ」です。

大きさは15ミリ程度の長さです。

1/100なので、1メートル50センチ位です。

本体はエポキシパテでひねって作り、「ヒレ」は紙を切って貼り付けました。

全部で90個あります。

ほかに、

手押し車とトロ箱、手押し車は11個作りました。

こちらはフォークリフトですが、鉄道模型用の物と思います。

3Dプリンタで出力された物のようで、サポート材が「霜柱」のように付いていたので、丁寧にカット、磨いて仕上げました。

このフォークリフトには後ろにプロパンガスのボンベが付いてましたが、市場で使われているフォークリフトは全て電動なので、ボンベは切り取りました。

運転手も乗っていて、なかなか良く出来ています。

船からの「水揚げ」の様子が分かるように船にローラーのはしごのような物を渡し、荷物をおろしている状態を再現しました。

大量のパーツを一つ一つ作り、だいたい全部のパーツが出揃いました。

ここから一つ一つの塗装に入ります。

現場から調べた色見本を元にカラー塗装します。

ここから一気に変わります。

 

続く。

 


ジオラマ製作 その2

2023-09-22 10:49:06 | 模型

前回、ジオラマの製作をしていたと書きましたが、断片的な画像だけで、何のジオラマを作っているのかよく分からなかったと思います。

 今回はもっと具体的な画像をアップします。

先ずこれですが、

何じゃこりゃ!ですね。

実は、

これです。

紅ズワイガニのせりの様子です。

このジオラマは、1/100で制作しているので、フィギュア等HOゲージの鉄道模型用を使いました。

HOゲージと言えば、1/87スケールで1/100のスケールよりちょっと大きめになりますが、ほとんど気にならない程度なのでそのまま使用しました。

フィギュアは服装や腕の角度を変えたり、頭をカットしてキャップを被せたりしてちょっと改造しています。

足には長靴を履いたように塗装をし、それらしくしました。

写真を元に製作したものがこちら。

何分小さなものなのでこのくらいの表現が限界かな?

ほかにも、

漁船です。

何か使えそうなプラモが無いかと色々探して見たのですが、300トン級の物が見つからず、フルスクラッチで製作しました。

かなり大雑把ですが、それらしい形になったと思います。

ほかにも、

運搬用トラックですが、これも鉄道模型用の物です。

なので、荷台の部分が鉄道の貨車っぽい形です。

ほかに、

魚等入れるのに必ず必要な「トロ箱」です。

実際のトロ箱を採寸して縮小してあります。

材料は1ミリのプラバンで、箱組してスジボリしています。

写真が前後していますが、最初はこんな感じです。

漁船もスタイロフォームの塊で、こんなので船らしくなるのか?と自分でも心配になりました。

建物自体は以前に1/400のスケールで市場全体の模型を制作していたので以前に頂いていた図面から起こしました。

こちらがその市場の建築模型です。

メインの建物は内部まで制作しています。

もうお分かりと思いますが、このジオラマは境港おさかなパークと言う漁協市場です。

フィギュアの数だけで135体作りましたが、それでも少なかった気がします。

当初の予定では100体で行けるかと思いましたが、到底足りませんでした。

大きさが大きいのでバラバラに配置すると少なく見えますが、目線を下げてフィギュアの目線で見ると、かなり人がワラワラ居るように見えるんですけどね。

そんなこんなで、パレットやトロ箱、フィギュア、漁船、トラック等、作るものが多く、一ヶ月で完成の予定が大幅に遅れました。

なんとか8月16日に納品完了しましたが、説明の名札とか、タイトルのプレートとか、納品の後に製作して取り付けに行きました。

どんな感じに完成したかはまた次回に。

 


えらく長い間更新してませんでした。

2023-09-17 09:42:05 | 模型

前回更新してから3ヶ月くらい更新してませんでした。

事故に遭ったとか、病気になったとかは全く有りません。

ただ忙しいのと、パソコンの部屋が灼熱状態で更新する気が起きなかったというだけです。

零式の製作も、本業のジオラマ製作でまた止まってました。

今年の6月末ごろに、ある所からジオラマの制作を受注し8月半ばまで製作に追われて居ました。

どんなジオラマかというと、

これが製作中のパーツですが、カンのいい人は何のジオラマか分かったと思います。

製作物の量が多すぎて、1ヶ月で出来るかと思っていましたが、到底無理でした。

このほかにも、建物、船フォークリフト、トラックなど、製作物が大量に有りました。

ま〜、何とか終わりましたので、どんな物になったか、このブログで紹介します。

合わせて零戦も作ってゆきますのでよろしくお願いします。