自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

第38回米子工芸会展が始まりました。

2024-11-16 07:25:25 | 日記

昨日2024年度の11月15日から11月19日まで開催中です。

この展示は、ここ鳥取県に在住の工芸作家の合同作品展で、木工作品、陶芸作品と言う定番の工芸品のほかに、ティディーベアや、タディングレース、ファインドールなど、あまりよその展示では見られない作品も有ります。

ここで少し紹介します。

この写真の金色のバングルは純金製だそうです。

大変高価な物の様です。

非常に細かい「タディングレース」と言う作品です。

樹脂粘土で製作された「ファインドール」作品です。

これは木の板を掘って魚介類を作った作品です。

「フィッシュカービング」とでも言いましょうか?

制作途中の作品も展示されています。

こちらは「陶芸」作品です。

これは「寄木細工」の一輪挿しです。

「ガラス工芸」のステンドグラスです。

こちらも「陶芸」作品です。

表面の色は鉄からできているそうで、まるでメッキした様な仕上がりになっています。

こちらは「ベンガラ染色」です。

こちらは寄木細工の時計です。

こちらは去年の企画展で展示された作家さんの作品です。

これは、「かんなくずアート」です。

かんなで削った木の屑を着色し、花を作った物です。

花の茎部分も鉋屑を丸めて固めた物だそうです。

テーブルも同作家の作品です。

こちらは銀粘土の作品です。

これは「シャドーボックス」です。

非常に細かい絵を切り抜き、重ね合わせて立体感を出した作品で、平面的な絵を切り抜いた物なのに立体的に見えるのが面白いですね。

こりらは「キルティング」とでも言うのでしょうか?

壁掛け作品です。

そして、これが私のフィギュア作品です。

企画展として、私のために会場の1/4のスペースを取っていただきました。

去年展示した「老パルチザン」、以前に展示した「河童」

「大山を拓いたブルドーザー戦車」のジオラマです。

戦後、実際に鳥取県の香取地区の開拓に使用された「日本陸軍の97式戦車」を改造したブルドーザーを、忠実に再現したジオラマです。

その当時、静岡から来て開拓していただいた作業員の方々も、写真を元にリアルに再現しました。

スケールは1/35です。

吉川広家の甲冑姿です。

映画「Blood Last Vampire」の主人公「音無小夜」です。

手塚治虫先生のアニメ「どろろ」の主人公?の「百鬼丸」です。

これは私のオリジナルデザインの「ドラゴンレディ」です。

烏天狗です。

コレも烏天狗です。

製作途中の「アマテラス」です。

使用道具や粘土を一緒に展示しました。

左のフィギュアは、私のオリジナルデザインの「少女とうさぎ」です。

この様な作品の展示しています。

今月19日の午後4時まで展示しています。(撤去作業があるので)

それ以外の日は朝10時から夕方6時までの展示です。

一度にコレだけの作品を展示するのはコレ以降無いと思いますので、興味のある方はぜひお越し下さい。

それと、私の展示作品に一部、QRコードをつけています。

コレをスマホ等で読み込んで頂ければ、このブログの製作記事にアクセスできる様にしました。

どんな素材でどう言う工程で製作したものか、写真付きで見て頂けます。

たくさんのご来場お待ちしております。

宜しくお願いします。

 


11月15日から米子工芸会展が始まります。

2024-11-14 07:18:27 | 日記

明日、11月15日から「第38回米子工芸会展」が始まります。

11月15日から11月19日まで開催されます。

場所は、米子市美術館一階、第一展示室です。

時間は朝10時から午後6時までです。

最終日19日は、朝10時から午後4時までとなります。

この写真は去年の展示の物です。

去年は、「建具」が企画展として会場の1/4のスペースで展示されましたが、

今年の企画展は、私の「フィギュア」を14作品展示します。

昨日のうちに車に作品を積み込んでおきましたので、今日会場に搬入します。

「米子工芸会展」は入場無料です。

木工作品、陶芸、ガラス作品、シャドーボックス、タディングレース、ティディベアなどバラエティーに富んだ作品展ですので興味のある方はぜひお越しください。

お待ちしております。


第38回米子工芸会展が開催されます。

2024-11-13 07:17:25 | 日記

2024年11月15日から19日まで、「第38回米子工芸会展」が開催されます。

今年の展示は、私の「フィギュア」の企画展が有り、今までに製作したフィギュア作品を一同に集めて展示します。

全部で14作品です。

当然ながら、私の作品以外のガラス工芸、木工作品、陶芸作品、レース作品、ファインドール、ティディーベア、シャドーボックスなどの作品展示も有ります。

場所は「米子市美術館 第一展示室」です。

私の作品は、

「持国天」

「吉川広家」

「僧兵」

「烏天狗」2種

「百鬼丸」

「音無小夜」

「河童」

「ル・フォーショー・リボルバー」

「ドラゴンレディ」

「少女とうさぎ」

「老戦士」

「アマテラス」(未完成)

と言うフィギュアの他に、

「大山を開拓したブルドーザー戦車」

のジオラマも展示しようと思います。

明日米子市美術館に搬入します。

数が多くて大変ですが、年に一度の作品展ですので頑張ります。

入場は無料なので、興味のある方はぜひお越しください。

今回はこれらの作品の制作過程をQRコードから読み込んで、このブログに簡単にアクセスできる様にしました。

使用材料や、製作方法などをご覧になりたい方はQRコードからアクセスしてください。

今回は、16日と、17日は他のイベントに行かなくてはならないので、会場にはいませんが、宜しくお願いします。

19日は撤去があるので午後4時で展示は終了しますので、ご注意ください。

これから搬入の準備をしなくてはなりません。

また、バタバタの1日になります。


ボックスアートの巨匠 高荷義之画伯

2024-07-07 09:41:08 | 日記

昨日の夜、久々に「米子ガイナックス」の赤井孝美さんや、米子映画事変の関係者との飲み会がありました。

懐かしい昔のプラモの話とか、アニメの声優さんの話とか、ちょっとマニアックな話題で盛り上がりました。

なので今日はちょっと疲れ気味ですが、午後からは「Chukai コムコムスクエア」の「プラモ、フギュア製作講座」の講師に行かなければなりません。

今日は新しい生徒さんも来ていただける様なので張り切って行きます。

昨日の飲み会の時にちょっとだけ話題になったのですが、タミヤ模型など、1960年から1970年代によく見かけたプラモの箱絵に、「小松崎茂先生」の作品をよく見ました。

今井科学のサンダーバードのプラモやニチモの戦車、軍艦など荒々しい迫力のある絵が描かれていました。

その後、タミヤの戦車の箱絵は「高荷義之先生」に変わりましたが、「小松崎茂先生」の作品よりよりリアルな絵になってプラモの箱を切り取って壁に貼っていたことも有ります。

これが「高荷画伯」の絵です。

マクロスのデストロイドトマホークです。

このイラストは色が間違っている様です。

アニメの設定ではレッドブラウンの様な茶色なのですが、この絵のグリーンの方が断然良いですよね。

なのでこのプラモを作った時、このグリーンに塗装しました。

風の谷のナウシカですが、キャラクターの顔が、とてもリアルです。

アニメのイメージを残しつつ、高荷風アレンジが加えられていてとてもリアルです。

 

もう何十年か前、群馬の高荷先生の宅まで行ったことも有ります。

知り合いのN君が昔からの知り合いで、「高荷先生」に会いに行くけど一緒にどう?と言われて、即行きますと返事しました。

高荷先生はイメージ通りの方で、職人気質の方でした。

私の作った作品の写真を色々見ていただきましたが、先生の言われた言葉が、意外でした。

そのお言葉というのが、

「君の様にそつなくこなしてちゃ〜ダメなんだよ。ナンジャコリャ!という様な物が無いとダメなんだ。」

と言われました。

その何年か後に、神田のメディアワークスに、作品の写真を持ち込んだことが有りますが、そこの編集者の方からも、「何か物足りないな〜なんだろう?綺麗すぎるのかな?」と言われたことが有り、何年もたった今、ちょっとその意味が分かったような気がしています。

その昔、バンダイ模型から、「試作品ですが作ってもらえませんか?」という連絡をもらったことが有り、製作を引き受けました。

その試作品とは、

これです。

1/24スケールのダンバインです。

バンダイの方からは、「どんなに改造しても構わないので作ってください。」ということでした。

さーどんな風に作るか?

参考にしたのが、高荷画伯のイラストでした。

これがダンバイン。

これはサーバインです。

このイラスト風に作れたらと思い、キットを切り刻んでほとんどフルスクラッチ並みに改造しました。

その写真が、これです。

これは、私が作ったダンバインを、バンダイのカメラマンが撮影してくれた物です。

「模型情報」というバンダイが発行していた冊子に掲載された物です。

この当時、ガンダムの胸の色を空色からコバルトブルーに変えて塗っただけで、設定と違う、とか、こんなの「偽物」みたいな事を言われる時代でしたが、高荷画伯の言われた「ナンジャコリャ」の精神で、全身に血管の様なモールドをつけました。

このダンバインというロボットは、人間の生体エネルギーで動き、ボディーは怪獣の甲羅を削って作られているという設定だったので、甲羅というより、皮膚の様な質感にしたくて、血管のモールドを付けました。

この血管のモールドは電気のコードの銅線を捻って木の根っこの様な物を作り、瞬間接着剤で貼り付け、エポキシパテででこぼこに仕上げています。

胸のキャノピー部分は原型製作からシリコンで型取り、透明樹脂で複製して作りました。

結構大変な作業の連続で、キットのままの部分がほぼ有りません。

バンダイの方も「ダンバインってカッコよかったんですね。」なんて言われました。

このダンバインは静岡のプラモ見本市で展示されました。

今でも、このダンバインは「語りぐさ」になっている様です。

これも、「高荷画伯」の「ナンジャコリャ」のお言葉のおかげかも知れません。

最近、高荷画伯は、終活されている様で、体の調子もあまり良く無い様で心配です。

アトリエも見学できる様に改造して「高荷記念館」の様な形にされている様です。

製作活動ももうされていません。

若い時は、町内会の祭りの看板とかも描かれていたそうです。

もう、作品が見られないのが寂しいですね。

いつまでも元気でいて欲しい方の1人です。

「高荷画伯」のお言葉をいつまでも心に留めておきます。

高荷画伯、ありがとうございました。

いつまでもお元気で!

 

 

 


EXPO’70 世界の国からこんにちは! パート2

2024-06-23 07:25:31 | 日記

昨日からアップしている1970年開催された大阪万博のパンフレット記事ですが、今日も続きをアップします。

1970年ですが、私はまだ小学生でした。

大阪万博のパビリオンのデザインに魅了されて新聞記事や、雑誌記事等集めていたら、親が「そんなに興味が有るのなら」と言うことで、大阪の親戚の家に泊めてもらい、3泊4日の万博ツアーを一家全員(私と両親と、姉の四人)で行きました。

膨大な敷地に建設されたパビリオンの数々、写真でしか見たことの無かった実物が目に前に立っているのに感動しました。

たった3日間でしたが、有名なパビリオンに多く入ることが出来ました。

残念ながらカメラのフィルム感度の調整をまがえていた為、写真がほとんどまともに写っていませんでしたので写真が有りません。

しかし、その時パビリオンで頂いたパンフレットは、54年経った今でも大切に保管しています。

こんな箱に入れて保管しています。

この箱は父親がスーツを買った時の箱で割と大きな箱です。

万博のパンフレットや、旅行した時の絵葉書を入れてありますが、箱に書いてあるパビリオンの絵は私が小学校4年生の時に書いたものです。

なぜか、こう言うSFっぽい物を描くのが好きでした。

パビリオンのデザインが好きすぎて、画用紙を使ってパビリオンの模型を作りました。

三菱未来館、サンヨー館、カナダ館、日本館、ソ連館等、製作しましたが、写真等撮っていなかったので記録が有りません。

親に捨てられてしまったので。

画用紙で作ったので三次元曲線が作れず、二次元曲線の建物を選んで作りました。

これが生まれて初めての建築模型でした。

せめて写真を撮ってくれていたらと悔やまれます。

70年の万博では、この様な広大な敷地に到底全部回れないほどのパビリオンが立ち並んでいました。

これは東芝館です。

住友グループ館

フランス館

ミラーで覆われたカナダ館。

ここに入る順番待ちしている時、カナダ館のコンパニオンの男性(カナダ人?)の方が姉を引き留めて他の日本人のコンパニオンに何か話していました。

姉が何かやらかした?のかと思いましたが、その時、姉が着ていたTシャツのアルファベット文字を指さして「全く意味のない文字が羅列している」と言うことで、コンパニオンのカナダ人の方が面白がっていたそうです。

特に何かあると言うことはなく、無事カナダ館に入って展示を見せていただきました。

その時、パンフレットの他に、カナダの国旗にも描かれている「かえで」の葉っぱ型のピンバッジを貰いました。

こちらはイギリス館

生活産業館

流石にどんな展示だったか記憶が有りません。

あまり面白く無かったのかもしれませんね。

松下館、今現在、パナソニックの名前の電気製品で有名な会社ですね。

このパビリオンではタイムカプセルが話題になりました。

これですね。

1970年から5000年後に開けると言うことで、今もどこかに保管されていると思います。

電気製品の製造会社なので家電の歴史を見ることが出来ました。

これと似た物を「江戸東京博物館」でも見ることが出来ます。

こちらはオーストラリア館

日本館です。

この当時の日本の首相「佐藤栄作」です。

私らの世代は、日本の総理といえば、「佐藤栄作」ですね。

一番任期が長かったと聞きますし。

ソ連館

ロシアではないんですね。

このパビリオンではボストーク宇宙船のレプリカ?が天井から吊られて展示されていました。

この当時の、アメリカとソ連は冷戦状態だったので、宇宙開発も静かな戦いが続いていました。

アメリカ館ではアポロ11号の指令船カプセルの実物が展示されていましたし、なんといっても「月の石」が展示されていました。

アメリカとしてはソ連を出し抜いたぞ!と言うことでしょうか?

この万博でも「月の石」を見ると言うのが「万博に行った!」と言うことのステータスになっていた様です。

私も会場前に父親に引っ張られ、ゲートに待機して、会場と共にアメリカ館にダッシュでした。

姉と母親は後から来ましたが。

しんどかったのですが、なんとかアメリカ館に入ることが出来ました。

ただ、パンフレットがないんですね。

多分、品切れだったのか?

もらえて無かった様です。

こちらはガスパビリオンです。

ミロの作品がたくさん展示されていましたが、ガスとなんの関係が有るのか分かりませんでした。

ここのテーマが「笑いの世界」だったと思います。

笑いは万国共通の言葉というのが本当のテーマだった様です。

今の世の中、あちこちで戦争もあり、大変な世界になってきそうです。

泣き声も世界共通の言葉ですが、それを打ち消す笑いの世界に包まれることを願いたいですね。

笑うことは、「がん」の治療にも役立つそうです。

世界が笑いに包まれて平和になるといいですね。

来年再び大阪で万国博覧会が開催されます。

1970の万博では「人類の進歩と調和」でした。

今現在、まだ世界平和は実現していません。

この万博の様に、世界の国からこんにちはと言える平和な世界になってほしいですね。

世界平和をお祈りします。

おしまい。