去年の11月の「米子工芸展」の作品展示の際、私の作品を見て、有る方から作品の展示をして欲しいと頼まれました。
その方は、鳥取県の大山町に有る重要文化財の古民家「門脇家」を所有されている方で、毎年ゴールデンウイークに重要文化財である「門脇家」の建物を一般公開されているようです。
一般公開の際、門脇家所有の美術品を展示したり、音楽の演奏会、落語、講談等をされているようです。
今年は、琴の演奏や講談、落語などを一般公開に合わせて公演されるようです。
私もこの一般公開の際に、私の作った「烏天狗」「僧兵」「吉川広家の甲冑姿像」「河童」のフィギュアを建物内に展示させて頂きます。
展示するものがこちら。
去年製作した米子城城主「吉川広家」の甲胄像 高さが78センチほど有ります。
烏天狗のスタチュー。
バックパネルが90センチx90センチほど有ります。
重要文化財に指定されている「門脇家」の建物が有る鳥取県大山町は、烏天狗の言い伝えが有る土地なので、烏天狗を展示します。
もう一つ。
こちらは全身像、翼を広げた寸法が75センチほど有ります。
それと、
国立公園大山にまつわる「僧兵」です。
高さが50センチほど有ります。
それと、今回、落語家の「桂文吾さん」が「日野川の河童とり」と言う創作落語をされるので河童のフィギュアも展示します。
これは、2021年に地元のお菓子メーカーのイベントで賞をもらったフィギュアです。
バックの石垣が高さ90センチ、幅60センチ有り、河童の足から左手の先まで80センチほど有る大きなものです。
妖怪なので、かっこ良くなければ!と勝手なアレンジで制作しました。
これらは皆、スタイロフォームに紙粘土を塗って成形し、塗装して仕上げています。
烏天狗等、鉄の錆びた「鋳物」のような仕上がりにしていますが、本職の鋳造職人の方から「本物の鋳物に見える」とお墨付きを頂きました。
また、これらの制作方法等手順を追ってアップして行きたいと思います。
とりあえず、今はこれらの展示をするために準備をしています。
先週は、実際に置く場所等を門脇家まで行って実測してきました。
さすがにすごい建物でした。
ただ、薄暗いのがちょっと気になりますが、実際に作品を置いてみて、ライト等照明の調整をします。
5月6日の夕方5時からは「石賀ます子さん」の講談「菊姫物語」、「小泉和子さん」「森本艶さん」の琴演奏、そして、「桂文吾さん」の創作落語「日野川の河童とり」が特別企画として公演されます。
「日野川の河童とり」の落語の際、文吾さんの隣に、私の河童を置いて、行灯の明かりに照らされる中、落語をされるようです。
なので、私もスタッフとして、フィギュアの移動等お手伝いしなければなりません。
これらの作品を5月2日に搬入して設置。
5月6日に特別企画のお手伝い。
5月7日の夜か、8日の朝、作品撤去です。
一番大きな烏天狗を頭の上の方まで持ちあげたいので今週中に、持ち上げる柱を製作します。
詳しい内容はこちらのサイトで確認できます。
令和5年 重要文化財 門脇家住宅 春季一般公開のお知らせ | 鳥取大山観光ガイド
色々製作しなければならない物がたまっているにもかかわらず、なかなか制作に入れないのが申し訳無いのですが、もうしばらくお待ち下さい。
このイベントが終われば、なんとか他の制作物にかかれると思いますのでご了承ください。