昨日まで、「巨人の惑星」のスピンドリフト号の製作記事をアップしましたが、ついでと言ってはなんですが、またまたレトロなSFメカニックのプラモの製作をアップします
これです。
映画「ミクロの決死圏」の「プロテウス号」です。
この映画はとても有名な映画なので説明しなくても良いかも知れませんが、簡単に紹介します。
このプロテウス号は「潜水艦」です。
映画は、重要な人物の脳に出来た傷を修復すると言う手術をしなければならないのですが、脳の内部からでないと、手術不可能と言う状況でしたが、このプロテウス号と医師の技術を持った乗組員を特殊な技術で小型化し、体の中に注入して、1時間内にレーザーガンで治療して脱出すると言うものです。
今日本のアニメでも「働く細胞」と言う体の細胞の働きを擬人化した物語があり、実写の映画も制作されていますが、その体内の働きを実写化したSF超大作でした。
見たことのない方は一度見てください。
とても感動します。
プラモの方ですが、
メーカーは「メビウス」と言う海外のメーカーです。
パーツは、
本体外装部分。
外装と内装のパーツです。
このキットは、内部のインテリアが細かくできています。
しかも、発注主様からディティールアップ用の真鍮エッチングパーツまで用意されていました。
説明書の裏面ですが、完成するとこんな感じです。
形状はとても良くできていて、映画のイメージを見事に再現していると思います。
発注主様から、エッチングパーツの取り付けの他に、船内の照明を付けて欲しいと言われていました。
さらに、搭乗員のフィギュアを付けて欲しいと言うことでした。
その搭乗員は、発注主様の顔と、ご友人の顔に似せて製作して欲しいと言うことでした。
さらに、発注主様の飼われている猫も乗せて欲しいとのことで、「これは大変な作業になる」と思いましたが、このキットの完成を早く見たかったので、結構楽しみながら製作しました。
先ず、内部の照明ですが、映画を見ると、紫色の光でコックピットが照らされています。
紫色というのは難しい色なので、知り合いの舞台関係の仕事をしている方から照明用の「ゼラチン」と呼ばれるカラーのフィルターを分けてもらい使用しました。
そして肝心な照明ですが、これを使用しました。
ほんの2ミリ程度の小さなLEDです。
1、5ボルトで光らせると、
かなり明るく光ります。
これをメインの操縦席の周りのリング状の場所に4個取り付け、ボタン型の電池で光らせました。
マスキングテープで配線が固定されていますが、このテープは最終的に剥がします。
真ん中のリング状の部分がメインの操縦席です。
そのリングの下になる部分に紫のゼラチンをカットして貼り付けました。
電池は2個に分けて、並列の接続してあります。
発光のオン、オフは電池ボックスから伸びるスライドスイッチにプラ板で作ったバーを繋ぎ、船体側面の羽で隠れる部分に出しました。
この羽を動かしてスイッチを操作します。
マイクロドライバーのマイナスで前後にスライドすればオンオフが出来ます。
これを暗いところで光らせると、
発注主様からはメインの操縦席の周りのリングを光らせてと言われていませんでしたが、ここも光らなくてはダメでしょう。
なにぶん小さいのでLEDの組み込みが大変でこれが限界です。
LEDの光が拡散する様にLEDとリングの間にトレーシングペーパーをかましてあります。
それによって、多少光が拡散している様です。
ここまで簡単に書いてますが、実際は色々実験した結果です。
この形にするまでに2週間くらいかかっています。
それでも、なんとか一番面倒な照明がうまくいったので後は楽に?と思ったのですがそうは行きませんでした。
まだまだ苦難は続きます。
続く!