ちょうど一週間前、「ディアゴスティーニ零式艦上戦闘機二一式を作る」をアップしましたが、あれからだいぶ製作が進みました。
前号は43号でしたが、今日、やっと57号まで進みました。
キットは、金属パーツをバリ取り、研磨して、下地プライマーを塗り、上塗り塗装をしてから組み立てをするという工程の連続で、しかも、パーツ一個一個が細かい。
ネジなどは爪の間に入ってしまうくらいの小ささ。
ピンセットでつまみ損なって飛ばしたら最後、みつかりません。
細心の注意を払って組み立てますが、時々パーツが行方不明になることが有ります。
幸い、棒状のパーツや、ねじ類は多めに入っているので無くなってもある程度大丈夫。
使い終わったゴミの様なものまで全部保存しているので、なくなったらそちらから補充したりします。
毎号大変な作業の連続。
やっと主翼の構造が完成しました。
主脚を取り付け、エルロンを取り付け、翼端灯のLEDも発光するのを確認!
これを組み立てて初めて知りましたが、エルロン部分はアルミ構造の上に「布」が貼ってあったそうです。
人間の力で操作するので、軽くする必要があったのか?このキットも布を貼り付ける仕様になっています。(グレーの部分がそれです)
コックピットも左手側の操作盤、右手側の無線機?等かなりのパーツを取り付けました。
なのでここのパーツがずっしりとしてきました。
なにせ、ホワイトメタルとアルミだけで出来ています。
メーター類は透明の樹脂がはめ込まれていてリアルです。
これらと同時進行で「栄星形16気筒エンジン」も制作しています。
細かいパイピングも施し、このモデルはモーターやエンジン音がしないタイプなので外観がリアルです。
茶色のパイプの取り付けが非常に難しく、ピンセットで所定の位置に接着しますが、パイプを差し込む穴が小さく、上手く入らなかったのでピンバイスで穴を開け直し、差し込みつつ、接着しました。
これだけで半日かかってしまいました。
そしてやっと57号のパーツの加工に入りました。
パーツはアルミがほとんどで、一部亜鉛ダイキャストと錫合金で出来ています。
なので下地プライマーが無いと塗装が簡単に剥がれます。
今回写真右の「ミッチャクロンマルチ」と言う下地塗料を使いました。
これは前月ポリプロピレンのパーツを塗装するのに威力を発揮してくれたので、アルミもかなりの密着させてくれると思い使用しています。
おそらく模型用のメタルプライマーより密着性が高いと思います。
なので、多少高価ですが使用しています。
パーツのバリを削って、ミッチャクロンを両面に吹付け、乾いた後に「青竹色」や「機内色」をエアーブラシで塗装します。
キットの説明書には缶スプレーで塗装と有りますが、2〜3ミリのパーツを塗るのに缶スプレーは塗料が無駄になりすぎるので、ビン入りのクレオスラッカー塗料を買ってきてエアーブラシで塗装しています。
これで塗料が無駄にならず、順調に進んでいます。
しかし、下地を塗っていても、瞬間接着剤で組み立ててゆくと、思わず手がパーツにくっついて剥がすと塗料も一緒に剥がれたりするので、時々エアーブラシで修復塗装しています。
ま〜とんでもないキットです。
これを模型作りの経験の無い方が作ろうかと思ったら、絶対に途中で投げ出すと思います。
人によっては、説明書を見た段階で「ムリ!」と思って全号、売りに出している方もいるようです。
とにかくとんでもなく大変なキットです。
本当に完成するだろうか?と心配になってきます。
と言っても、やっと57号。
やっと半分以上できました。
一番面倒な主翼部分とコックピットのインパネ?部分はほぼ完成したので、今後は多少楽な組み立てになるか?
と思うのですが、外装の取り付けが薄いアルミ板を曲げて、両面テープで貼り付けるそうです。
これってうまくゆくのかな?