自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

白の天使を作る その5

2024-08-31 08:13:34 | 模型

台風が通りましたが、こちら山陰では多少の雨と風が吹いた程度で何事も無く過ごしました。

関東地方では大変な雨が降ったようですが、こちら山陰は、中国山脈と国立公園大山のおかげか、風も雨も大したことはなく、停電も有りません。

ありがたいことです。

そんな最中、今日も「白の天使」の製作です。

翼の製作と同時に、ドレスの製作も進めています。

サテンの生地を使いフィギュアの体型に合わせて作りますが、今回は縫製の得意な方に頼んで作ってもらいました。

いつもの接着剤で繋ぎ合わせる物では有りません。

ただ、胸の3D形状がうまく行かず、色々試してもらいましたが、胸の形に上手く合わず、結局、ストレッチ製性のある生地で胸の丸みに合わせました。

ドレスは他の人に頼んで製作してもらって、それと同時進行で両腕と、アクセサリーを製作してゆきます。

腕を「ザビエル」のようなポーズにします。

背面は、

翼は小さいネジ2本ずつ使用して背中に止めています。

背中はネジを打つ部分にエポキシパテを厚めに盛って強度を上げています。

次に髪の毛ですが、これは植毛ではなく、ドール用ウイッグを使用しました。

これですが、専門のショップ(パラボックス)で、ウイッグを探して注文しました。

フィギュアの頭部の外周を測り、その寸法でウイッグのサイズを選び買う事ができます。

数日で届いたのが上の写真です。

フィギュアの被せる、ぴったりでした。

これと、アクセサリーも製作してゆきました。

どんなアクセサリーかは次回に、

続く!


白の天使を作る その4

2024-08-30 08:43:32 | 模型

今日あたり台風が最接近してきそうです。

今の所風も無く、雨も降っていませんが、今夜あたり豪雨になるかも知れません。

そんな最中、今日も「白の天使」の製作記事をアップします。

今日から、しばらくの間、翼の製作に入ります。

翼はイラストからイメージして原寸大の絵を描き、それをパソコンにスキャンして清書します。

フィギュアとのバランスはこんな物です。

羽を数えたら片側で80枚程でした。

両側で160枚程度で仕上がりそうです。

それでも大変な作業には変わりが有りません。

羽の部分は芯の材料として、

園芸用の針金を使いました。

白い紙が巻いてあるので塗装の手間が省けるし、トレーシングペーパーの貼りつきも良くなります。

これを長さにカットして、

トレーシングペーパーをパソコンで作った羽の原寸に合わせて切り抜き、針金の両側から貼り付けます。

それのトレーシングペーパーにカッターで筋を入れます。

時々切りすぎてしまいますが、問題ありません。

トレーシングペーパーは、スプレーノリを吹き付けて貼り合わせます。

貼り合わせた後、輪郭を修正しながら鋏でカットして輪郭を整えます。

この羽をプラ板を積層して作った骨に穴を開けて差し込みます。

これを繰り返し羽を形にします。

後ろから光を当てると、こんな感じに透過します。

片側全部に羽を取り付けると、

2段に羽がつきました。

これも光が透過します。

これだけだと骨部分と羽の差し込み部分が不細工なので、これを隠すため、これを使います。

これも手芸店で購入した鳥の綿毛です。

恐らく、鶏の羽根毛だと思います。

この綿毛で、

羽の差し込み部分を隠します。

これをもう一つ作ります。

ここまで簡単に書いていますが、ものすごく大変です。

まだまだ大変な事が続きます。

続く!


白の天使を作る その3

2024-08-29 08:57:54 | 模型

台風が迫ってきています。

今朝、鹿児島に上陸しました。

もう宮崎県は大変な状況ですが、こちら山陰の伯耆町では「竜巻」が発生して鶏舎が潰れたところもあるようです

明日から9月の2日くらいまで、厳重警戒が必要なようです。

と言ってますが、今日も「白の天使」の製作記事です。

ボディーですが、足をつなぎ、継ぎ目を埋めて、細部を磨きました。

すねや、鎖骨、足の指等、細かい部分も仕上げました。

エポキシパテなので、カッターやヤスリで加工ができます。

ボディーはこのような仕上がりになりました。

次に、目を裏側からはめ込むため、頭部を前後に分けます。

ノコギリでカットします。

カットした頭部の内側にある芯を取り出します。

芯を取り出してから、モーターツールで目を開口して周りを薄く削り出します。

まぶた部分の肉厚を出来るだけ薄くします。

ここにアクリルの目をはめ込むため、アクリルの5ミリ板から目の大きさにミシンのこで切り出します。

この切り出したアクリルをレンズのように削り出します。

右の物が削り出した物です。

ヤスリで削り、サンドペーパーで研磨して、コンパウンドで磨きます。

このパーツを顔の裏側から目の部分にあてがいます。

両目仕上がるとこんな感じです。

目のレンズの接着は発泡スチロール用の接着剤を使用します。

この目は裏面からペイントして目を描きます。

目線を揃えるのが結構難しいのですが、アクリルの透明部分が人間の目の水晶体のようにキラキラ光るのでリアルになります。

次は翼ですが、

羽の芯は真鍮線で作り、羽本体は紙を使います。

ただ、光が透ける感じにしたいので、トレーシングペーパーとコピー用紙でサンプルを作りましたが、トレーシングペーパーの方が綺麗に透過するようなので、トレーシングペーパーを使うことにしました。

羽の筋は、一本一本カッターで切りすぎないように切ります。

ちょっとでも力が入ると切れてしまうので軽く傷を入れるように切り込みます。

たまに切れてしまってもそれはそれでいい感じになります。

これを300枚位作ります。

大きさも形も一つ一つ違うので、簡単では有りませんでした。

根気の一言です。

これがどう仕上がったか?

それは次回に。

続く!

 

 

 


白の天使を作る その2

2024-08-28 08:50:16 | 模型

昨日からアップしている「白の天使」の製作ですが、私はこの手の「美少女フィギュア」の製作はあまり得意ではないので製作時は結構四苦八苦しました。

しかも、アメリカ、ロスアンゼルスのイベントで展示することが前提なので、色んなコンプライアンスも有るのか?と色々悩みましたが、とにかく形にしてみようということで、あまり細かい事は考えない様に意識して製作することにしました。

フィギュアは、胴体と頭部が大まかに形になったので、次は足です。

アルミの針金にアルミホイルを巻き、さらに紙粘土を盛って大まかな形状にしました。

それを硬化させる為、オーブントースターで軽く焼いて固めます。

それに、エポキシパテを盛って最終の形状に固めます。

直接エポキシパテを盛ると、エポキシパテの量がかなりたくさん必要なので、節約する為安価な紙粘土を真にします。

アルミ線にアルミホイルをを巻いたものよりかなり強度が保てますので。

フィギュアの身長は、33センチほどの割と大きめの物になりました。

足の形状に合わせて、お尻の形状もボリュームアップしました。

足やボディーのバランスがうまく取れれば、ベースに固定しなくてもちゃんと立ちます。

足はまだ固定はしていなくて、真鍮ピンを打ち込んで刺して仮止めしている状態です。

次に腕を作ります。

腕もアルミ線にアルミホイルをを巻き付けてからエポキシパテを盛り整形します。

まだ指部分ができていませんが、手のひらもエポキシパテで整形します。

この後、翼の製作をしますが、これが大変です。

羽を一枚一枚製作して行きます。

その様子は次回に。

続く!

 

 


白の天使を作る その1

2024-08-27 08:32:24 | 模型

ここんところ、気持ち悪いクリーチャーとか、ハードなロボットの製作ばかりだったので、全く違うフィギュアの製作をアップします。

私の知り合いに、毎年アメリカの「アニメジャパン」のようなイベントで、同人誌を販売している人がいるんですが、その方の販売しているイラスト集のキャラクターを立体に製作してアメリカで展示したらどんな反響があるか?

どのくらいの値段なら買ってくれるか?

と言うことを知りたくて、フィギュアを作ることにしました。

作ったフィギュアは、

このイラスト集のキャラクターです。

「タイトルに白の天使」と有りました。

定画もあったので、それを6インチフィギュア(26センチくらい)の大きさに拡大して、それを基本に製作しました。

まずは頭部ですが、

素材はアルミ箔を団子に丸めて、エポキシパテを塗りました。

顔は重要な部分なので時間をかけて修正します。

この顔に似せる為、何度も目や口の位置等修正します。

次にボディーですが、

これもアルミ箔を丸めて固め、エポキシパテを盛って形状を作ります。

完成したイメージは、「リカちゃん人形」の様な物になりそうです。

髪の毛はドール用ウイッグを使い、翼は羽を一枚一枚作って骨パーツに植え込んでリアルにします。

服は布を使い、アクセサリーも作ります。

このエポキシの塊がどう進化するか?

次回に。

続く!