大型のガレージキットの製作は良く有るのですが、今回の「スパイダーヘッド」はかなり苦労しました。
単に製作するだけならどうって事ないのですが、これを梱包して送り出さないといけないというのが常に有ります。
組んだままでは到底送り出せないし、説明書を付けて組み立て式にするのですが、発注主様に開梱して組み立て頂かないと行けないのが申し訳ないのですが、いきなり畳一畳の大きさの箱が届いても困るだろうし、完成品にする前に、どう梱包して、どう組み立てるか?と言うことを常に考えます。
今回のこの実物大の化け物も散々考えて段ボール箱に梱包して送り出したのですが、製作よりも頭を使いました。
どうにかこうにか無事届いたようですが、まだもう一つ同じ大きさの物が有るのでまた悩みそうです。
今回のこの「スパイダーヘッド」は、足の部分と頭部の部分に分けて製作しました。
先ず、足のパーツですが、
トゲの部分が欠けています。
ここに、UVレジンを垂らし、
爪楊枝でレジンを引っ張りながら紫外線ライトで硬化させます。
硬化したら、サンドペーパーで磨き、形状を整えます。
これで1箇所出来上がり。
これを数えきれないほど繰り返します。
次に、足を差し込む頭部の差し込み口を補強します。
キャストの頭部ですが、細長い足を差し込んだり外したりしたら、すぐにゆるゆるになると思ったので、真鍮のパイプを埋め込みました。
このままだとパイプが緩むと思ったのでエポキシパテで補強しました。
このように、左右にぶれないよう補強しました。
表から見ると、
このような形です。
この穴に、真鍮棒を固定した足を差し込みます。
この加工を6っ箇所施し、いよいよ下地塗装です。
使用したのは車用のラッカーサーフェーサーです。
脚部も同じく塗装します。
乾燥後、仕上がりをチェックして、
ラッカーのベージュを缶スプレーで吹き付けます。
これが下地の色になります。
ここから影を、エアーブラシで書き込みます。
大雑把にこんな感じになりました。
使用したのは、タミヤのアクリル塗料です。
肌色に焦茶色、黒、を混ぜて調色したものです。
ここから一気に変わります。
続く!