自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

猿のフィギュアの製作 パート02

2025-01-16 07:53:10 | 模型

昨日からアップしている「猿のフィギュア」ですが、目を作ります。

使用したのは、アクリルの8ミリ透明の物です。

アクリルを丸く切り出し、半分レンズ状に削り出します。

裏面は真っ平の状態です。

アクリルのレンズをはめ込んでみました。

アクリルはレンズ状にヤスリで削ったらサンドペーパーの240〜1200番まで変えながら磨き上げ、最終的にアクリルの研磨剤でピカピカになるまで磨きます。

磨けたら、裏面から黒で瞳を塗ったらその輪郭をダークイエローで塗ります。

次に、手芸店から買ってきたファーの生地を発泡スチロール用の接着剤で貼り付けて行きます。

途中経過の写真を撮っていなかったのでいきなり完成しています。

ファーの生地をシワにならない様に引っ張りながら貼り付けて行きます。

顔は、毛の生えた部分と顔の部分が別パーツに作ってあったので、顔を外してファーの生地を貼り付けてから顔を取り付けました。

腕や足は間接部分を多少シワが寄る様に緩く貼り付けました。

関節は多少ですが可動します。

顔に嵌め込んだアクリルの目ですが、面白い効果が出ました。

コレですが、

目の黒い部分がレンズ状のアクリルの裏に描かれているので、どの角度から見ても、見た人の方向に目線が向いている様に見えます。

これを部屋に置いていると、いつも目線がこちらに向いている様になります。

ちょっと気持ち悪いかも。

後ろ姿。

横から。

正面。

着ているベストは紅白の生地を接着剤で貼り合わせ、ボタンを縫い付けました。

歯は、白の水性塗料で塗り分けました。

手や足、顔は、エアーブラシで陰影を描いています。

これで完成です。

発泡スチロールで出来ているので非常に軽くなりました。

間接にはアルミ線が入れてあるので、ある程度曲がりますが、あまり頻繁に曲げ伸ばしするとアルミ線が切れるかもしれません。

ま〜子供みたいに持って遊ぶ訳では無いのでこれで大丈夫でしょう。

今までこんな「ぬいぐるみ」みたいな物は作ったことが無かったのですが、何とか形に成りました。

また一つ作れる物のジャンルが広がりました。

 


猿のフィギュアの製作 パート01

2025-01-15 12:07:25 | 模型

毎日欠かさずブログの更新しようと決めたので、一日も休まず更新しています。

去年の4月3日から毎日更新していますが、さすがにネタが尽きそうになって来ました。

今回からアップするフィギュアは、写真を貰い、このフィギュアと同じ物を作ってくれと製作依頼を受けた物で、何のキャラクターか知らない物です。

なんか、アメリカのアニメ?かな?何か分からず作った物です。

それがコレですが、

ぬいぐるみっぽい感じに仕上げてと言う注文だったので、関節部分で分割して、アルミ線を間接に仕込んで曲がる様にしてあります。

なのでこんなふうに座らせられます。

体は発泡スチロールで、強度の必要な手、足はスタイロフォームを使用しました。

やはりスタイロフォームの方が固くて加工がしやすいですね。

表面はいつもの「ウッディー粘土」を薄く塗り、磨いてあります。

大きさは、割と大きな物で、子供が抱きしめられるぬいぐるみ的な大きさで、70センチくらいの身長です。

独特の顔立ちで、見ようによっては不気味です。

発注主の方は30代位の男性でしたが、こう言う物が好きなのでしょうか?

決して可愛くないキャラクターですが。

目の部分にはアクリルをレンズ状に削り出して磨き上げ裏面から黒目を描き込みます。

すると面白い現象が起きました。

それは次回に。

続く!

 

 


1/144ガンダム ウェザリング パート03

2025-01-11 12:44:39 | 模型

昨日からの雪も溶け始めています。

他の地域は結構積もったようですが、今年はこちらの方は大した事はない様で助かっています。

と言う今日この頃ですが、今日もガンダムのウェザリングです。

いよいよ汚しに入りますが、エナメルを試しにちょっと塗ってみましたが、プラスチックに圧力のかかって居る部分に染み込むと、やはり「ヒビ」が入りました。

やはりエナメル塗料は使えません。

なので、タミヤの水性アクリル塗料を使いました。

アクリルの塗料の艶消し黒を専用溶剤でシャバシャバに薄めます。

それを、面相筆で筋彫りやパーツの谷間に染み込ませます。

こう言う細い筆が面相筆です。

多少の大胆に流し込む様に塗り付けます。

塗った後に、溶剤を染み込ませた綿棒で軽く拭き取ります。

拭き取る際は、重力の方向に引っ張る様に拭き取ります。

雨垂れの感じになるとベストです。

塗料を拭き取る際は、完全に乾いた後よりちょっと生乾きの時の方がいい感じになります。

ガンダムマーカーで墨入れし、ぼかし用のマーカーで塗っても同じ様な効果が出せます。

こんな感じで、あまり汚しすぎない様にします。

ウェザリングって、やっていくうちにドンドンエスカレートして、もっと汚しもっと汚してって止まらなくなるんですね。

冷静になってみてみると汚しすぎた!と後悔します。

そんなことのない様に、時々手を休めて、離れた位置からみてみると良いと思います。

艶消し黒で汚しを入れたら、今度はシルバーで塗装の剥がれた感じを描きます。

このシールドは剥がれて居るのではなくシルバーを書き込んでいます。

パーツの出っ張って居る部分や、角部分など物にぶつかる部分をできるだけ細かく、面相筆の先でチョンチョン突っつく感じで描き込みます。

ここまでやったらベースも作ります。

ホームセンターに売ってある板を買って来て、塗装をした後、紙粘土を薄く平な部分に塗ります。

粘土が柔らかいうちにガンダムを押し当てて足跡を付けます。

その後粘土が乾き切る前にワイヤーブラシで軽く粘土面を叩きます。

そうすると、砂の様な感じになります。

後は粘土を好みの色に塗って、軽くドライブラシすると地面の完成です。

そうしてこんなガンダムができあがります。

素組のガンダムとは一味違う重量感のあるキットになったと思います。

これを「土曜日の生たまご」の「みんみん」に真似して作ってもらいました。

放送にはバンダイと創通エージェンシーにも許可をとってもらいました。

それにしても、このバンダイのキットは誰でも簡単に作れる優れたキットだと思います。

ちょっと手を加えればさらに良くなるところが良いですね。

最近は、若い人でもプラモを作らなくなったそうですが、物を作る楽しみをもっと知ってほしいですね。

 

 


1/144ガンダム ウェザリング パート02

2025-01-10 07:48:44 | 模型

今日はこちら山陰のでも雪が積もりました。

積もったと言ってもこの程度ですが、

山陰ではこの程度は大した事はありません。

ただ、飛行機は止まってしまった様ですが。

そんな状況ですが、今日も1/144ガンダムの汚し塗装です。

このキットですが、

素組で、しかも無塗装でここまで仕上がります。

目の部分だけは塗装しましたが、それ以外はパーツごとに色分けされていて設定に近い色分けになります。

頭のブレードアンテナは鋭く尖らせています。

ここまでは誰でも簡単に作れるのですが、ここからが一工夫です。

ガンダムは戦闘兵器なので、戦車や戦闘機のように汚れて居るのが普通と思います。

それに他の人と同じ仕上がりだとつまらないし、素人でもここまでできると言う仕上げをします。

このキットを組むきっかけは、「土曜日の生たまご」と言うローカル放送局の番組のコーナーで「芸術の秋」で、ガンプラを作ると言う企画でした。

なので、プラモの製作や塗装の経験があまり無いと言う方でもここまでできると言うのをアピールすると言うコンセプトです。

撮影当日、山陰放送の撮影スタッフと、「みんみん」と言うタレントさんが我が家に来られて、早速ガンダムの組み立てから入りました。

組み立ては問題なく終わり、いよいよ汚しを入れます。

使用したのは、タミヤの水性アクリル塗料です。

使用した色は、「クロームシルバー」と、「フラットブラック」です。

ここで注意ですが、無塗装のガンダムには絶対にエナメル塗料は使わないで下さい。

パーツが割れてしまいます。

汚しを入れるには普通、エナメルの塗料を溶剤で薄めて墨入れしますが、これをガンプラでするとパーツが粉々になる事があります。

実際に薄めたエナメルをガンダムの手パーツに塗ったところ、粉々になりました。

大袈裟ではなく本当に粉々になりました。

驚きます。

タミヤのランナーなどに試し塗りしてもなんとも無かったのに、バンダイのプラは注意が必要です。

なのでいつもはエナメルを使うのですが、今回は水性アクリル塗料を使います。

ここからどんどん変わってゆきます。

続く!

 

 


1/144ガンダム ウェザリング パート01

2025-01-09 14:34:50 | 模型

昨日、実物大ガンダムの紹介しましたが、今回はその1/144スケールのガンダムの製作記事です。

今回製作のキットは、これ。

お台場に立っていたガンダムのキットですが、ビームサーベルを持ったタイプです。

このキットは、2010年に「静岡ホビーフェア」の開催に合わせて静岡に立った時の記念キットの様ですが、この後にお台場に移設された様です。

なぜこのキットを作ることになったか?

それは、もうだいぶ前の事、こちら山陰のローカル放送局「山陰放送」から「土曜日の生たまご」と言う番組内で、芸術の秋と言う事で何か作るイベントをできないか?と、私の所に相談があったのですが、それなら「ガンプラ」作りませんか?という事で、この当時に居た「みんみん」と言うタレントさんに我が家まで来ていただき、一緒にガンプラを作りましょうと言う企画でした。

どうせ作るなら、汚し塗装(ウェザリング)を施して、完成させましょうと言うところまでしました。

これが基本の組み立てした状態。

そしてこちらが実物大。

プロポーションはそっくりです。

このガンダムのプラモを最小限の手間で、汚しを入れ、かっこよく仕上げようと思いました。

続く!