自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

朽ちたダグラムの製作 Part03

2023-12-31 10:13:42 | 模型

今日は大晦日です。

2023年も今日で終わり。

なのに朝から雷鳴って、竜巻注意報なんか出てます。

なんだか大晦日という気分が全くありません。

 

と言いつつ、ダグラムの改造ですが、

脚部の改造の続き。

左の脚部の赤部分をカットします。

右の脚部の形状にします。

この改造を施すと、

このくらいのポーズになります。

腕の改造はしていません。

キットのまま作って取り付けています。

 

これにターボザックを乗せると、

だいぶダグラムらしくなりました。

更に細かいパーツを付けると、

ぐっとダグラムらしくなったと思います。

上の写真を見ると、右肩のミサイルポッドが大きすぎると感じます。

そこで、前後幅を切り詰め、更にミサイルが無くなった状態にするためピンバイスでミサイル部分に穴を開けます。

太さは変えてませんが、長さをだいぶ短く切り詰めています。

このくらいで問題は無いと思います。

まだ大きいと感じる方はプラ板等で自作するほうが早いかもしれません。

ミサイルポッドは熱を加えて変形させるので、まだ接着しないパーツ状にしておきます。

とりあえず今年はここまで。

来年は更に細かいポーズ修正に入ります。

続く!

それでは皆様良いお年を!


朽ちたダグラムの製作 Part02

2023-12-28 11:09:21 | 模型

昨日からアップしている「朽ちたダグラム」の製作ですが、プラモを作り慣れていない方には、かなり難易度の高い加工が必要で、あまりプラモを改造したことが無い方は手を出さないようが良いと思います。

 朽ちたダグラムですが、キットの素組では到底出来ないポーズですので、当然大改造が必要になります。

昨日は足の加工を書きましたが、あの程度は序の口です。

今日は、胴体の加工や、足の追加加工を書きます。

胴体の加工ですが、グレーのパーツの上部を写真の赤点線のラインでカットします。

更に、腰のパーツのウエスト部分を写真の赤点線のラインでカットします。

そうすると、かなり前屈ポーズが取れます。

腰のパーツの股間部分は、上の写真の様にざっくりとカットしています。

足が入る部分なのでこのくらいカットしないと足が入りません。

ここまで加工して仮組みしてみると、上の写真のようなポーズになります。

こうしてみると、足の「むこうずね」部分がかなり跳ね上がって見えるので、このままだと中身が見えて、空っぽなのがバレてしまいます。

足の内部にジャンクパーツを詰めてわざと中身が見える仕様にしても良いかもしれませんが、ここは見えない加工をします。

むこうずね部分をカットして、1ミリのプラバンを貼り付けます。

上の写真のようになりますが、この写真では足のかかと部分も多少加工しています。

右が加工したもの、左が加工前、写真の赤点線部分でカットして、かかと部分を低くしています。

こういう地道なバランス調整で、あの前屈ポーズを作りました。

この様な加工は簡単な方です。

表面のダメージ加工はモーターツールやはんだごて等、ちょっと道具が必要になります。

これからもっと大変な作業が続きます。


朽ちたダグラムの製作 Part01

2023-12-27 11:23:11 | 模型

前回のブログで、「朽ちたダグラム」の写真をアップしましたが、今回からそのダグラムの製作記事を書きます。

この記事を読めば、「朽ちたダグラム」を作ることが出来る様に細かく説明してみます。

この「朽ちたダグラム」は、物語の冒頭部分にいきなり登場するかなりインパクトの有るシーンです。

このダグラムのポーズですが、キットのままではとうてい出来ないポーズです。

使用したダグラムのキットは、

このヤクトタイプです。

もう数十年前のタカラ製のキットですが、キット自体はかなり良いものです。

素組で組んでも初期のキットよりボリュームが有り、個人的には好きなキットですが、朽ち果てた状態に加工するにはかなりの労力が必要です。

ただ、この記事を読んでいただければ同じようにポーズを取れて、錆の仕上げも真似していただければ前回の写真のダグラムが作れます。

ベースはホームセンターで買ってきた木製の板を使用します。

それでは、製作に入ります。

先ず、足の加工です。

足はキットのままではこの程度しか曲がりません。

なので、太ももの当たる部分のふくらはぎ?部分を大胆にカットします。

金切りノコでザクザク切ります。

この写真で分かると思いますが、かかと?部分もカットします。

右がキットのまま、左がカットした状態。

ここまでカットします。

すると、ここまで足を曲げることが出来ます。

膝の関節はそのまま使用します。

次に、足首部分のピンの入る部分を切り取ります。

ニッパでカットしてヤスリで整えます。

足のパーツを組んで、脚部に当ててみると、

左の状態になります。

右は無加工の状態です。ここまでしか曲がりません。

この加工をもう片方の足にも施します。

先ずはポーズがイメージ通りになるように加工して行き、その後、表面のダメージ加工を施します。

まだまだ先は長い!

 

続く!


1メートルの戦艦大和

2023-12-25 16:18:05 | 模型

先日、私が講師しているカルチャースクールの「コムコムスクエア」の職員の方が、家に要らなくなった戦艦大和のプラモデルが有るけど、もう処分したいと思っていると言うことを聞きました。

その大和ですが、全長が1メートルほどあり、スケールが多分、1\250と思います。

捨ててしまうのももったいない気もするし、もらってくれませんか?と言うことを言われて、それならということで、頂くことにしました。

現物を見たら、どこのメーカーか分からず、かなりパーツも無くなっているし、とにかくデカい。

これをレストアして修理するのはかなり手間と時間がかかる。

もらったはいいけどどうしよう?と言う感じです。

とにかくすごいボリュームです。

機銃が少ないので初期型のような感じです。

このモデルはモーターやプロポを組み込んでラジコンとして水に浮かべて楽しむモデルだったようです。

模型としてはかなり大味な感じがします。

なのでこれをどう料理するか?なのですが、あちこちが壊れているし、無くなった部品もかなり有ります。

これを復元するとなると大変な作業になりそうです。

さ〜どうしよう?

色々考えて見たら、ふっと思いつきました。

ちょっと勿体無い気もしますが、これを作るベースとしたら良いかも!

この画像は、宇宙戦艦ヤマトの冒頭部分に出てくる朽ち果てた大和です。

これなら部品がなくても、壊れていても問題ない。

ただかなりデカいジオラマになりそうです。

以前に朽ちたダグラムも作ったし、錆びて朽ちた物を作るのは得意なので、このモデルを活かすにはこれしかないかも

これが以前作った朽ちたダグラム、タカラのプラモの改造です。

こんな風に赤い大地に埋まった大和にするのも面白いかも?

でも作ったとして、置き場所に困るだろうな〜。

来年の作品展までに出来るか?

どうなることかと?


アンティーク風オルゴール修正

2023-12-24 11:34:41 | 模型

先日、オルゴールの製作記事をアップしましたが、「とりあえず完成」と書いていました。

と言うのも、発注主様に写真を見て頂き、気になる点があれば修正しますと連絡したところ、オルゴールのハンドルがアンティークぽくないとの指摘がありました。

オルゴールは支給品なので加工するつもりは無かったのですが、全体仕上がった後見てみると、確かにハンドルの持ち手部分が円筒形で無機的な感じがしました。

そこで、円筒形の持ち手を小型のサンダーで削り、カシメ部分を削り、取り外した後、エポキシパテとアルミ線で加工してみました。

上の写真が加工前、

これが加工後。

塗装も焦茶色とオレンジ色でサビの出た感じにしました。

それと、ふたの裏の手紙の送人と、受取人の名前が、かろうじて読めるくらいに修正して欲しいと言う事だったので、PCのペンタブレットで書き込んで、ぼかしのフィルタをかけたり、レイヤーを薄くしたり読めるか読めないか位に修正しました。

今度こそ「完成」と言う事で納品したいと思います。

今回も彫刻をすると言うテクニックを勉強させて頂きました。

このテクニックも今後色々役立てることが出来ると思います。

これが終わっても、まだフィギュアのヘッドの製作や、ガレージキットの製作、以前製作した物の修理等、仕事が溜まっていますので、引き続き製作を続けて行きます。

まだまだゆっくり休めませんね。