自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

我が家のヘビたち

2024-12-12 13:53:01 | Gun

もう年賀状を出すか出さないか、の時期になりました。

今年も何人か喪中の葉書が届いています。

中には同級生が亡くなったと言う事もありました。

もう、そんな歳なんですね。

でも、私の場合、年賀状で、まだ生きていて、造形の仕事をしていますと言う報告を兼ねて年賀状を出しているので、数を減らしますが、出すことにしました。

来年はヘビの年「巳年」ですね。

そこで何かネタになりそうなものを作っていないか?と考えてみるに、ヘビ関係は立体物を作っていませんでした。

ん〜困ったな。と考えていた時、思い出しました。

我が家にヘビが沢山居たのを。

「ニシキヘビ」と、「キングコブラ」が居ました。

大きな物から小さな物まで、

これなんですが、

上から、KSC製コルトキングコブラ、

次が、MGC製コルトパイソン8インチ銃身、(8インチに銃身を伸ばしています。)

国際製金属製コルトパイソン 6インチ銃身、

MGC製コルトパイソン6インチ銃身、

MGC製コルトパイソン4インチ銃身、

MGC製コルトパイソン2,5インチ銃身、

です。

写真の物は黒いものがプラスチック製のモデルガン。

今はもう倒産してしまった「MGCモデルガンコーポレーション」のモデルガン(おもちゃの銃)です。

よく言われるのですが、モデルガンとエアーガンの違いは何?ですが、モデルガンはこの写真の様に、

銃身内部に、弾丸が通らない様に超硬の鉄板が入っています。

これを取り出そうとすると、銃身自体が破損する仕組みです。

弾倉(シリンダー)部分も、

同じ超硬金属が埋め込まれ、実弾が装填できない構造になっています。

なので、エアーガンの様にプラスチックの弾丸を発射する事は出来ませんが、実銃の様な構造で、本物の銃の様な分解組み立てが出来ます。

それに、専用の火薬を発火させることが出来、銃口からの炎や、発砲音を楽しめます。

その代わり、エアーガンの様に弾丸を発射する事は出来ません。

エアーガンは実銃の内部構造とは違う方法でプラスチックの弾を秒速60メートルから90メートル程度で発射できる玩具銃です。

本物の銃とは構造が違ったりするので銃口が空いていても本物の銃とは認められないということです。

金属製のモデルガンは、銃口を完全に塞ぎ、

弾倉も実弾が入らない様に、詰め物がされています。

さらに、銃身の内部にはダイヤモンド合金?が埋め込まれていて、ドリル等で穴を開けることができない構造になっています。

金属製のモデルガンですが金色の黄色が剥がれて銀色になってしまいました。

規制では白か黄色に塗れと言われてますが、シルバーはグレーゾーンかな?

金色は問題ないとのことです。

なのでクリアイエローを塗ってやれば金色に戻るかも。

今回アップしている写真の銃は、全て合法的なモデルガンです。

弾丸の発射は出来ません。

しかし、少しでも実銃のフィーリングに近づける為、グリップを実銃の物と交換しています。

これですが、

これが、コルトパイソン、つまり、「ニシキヘビ」ですね。

4インチ銃身の物は「シティーハンター」の「冴羽りょう」の愛用銃として有名ですね。

このモデルガンの取り付けているグリップは、コルト純正の木製グリップではない様です。

メダリオンの柄が、馬ではなく鳥になっています。

しかし大きさやカーブがぴったりです。

ただ、内部構造が本物の形と違い、大きな錘が入っているのでその錘分、グリップ内部を削らなければなりませんでした。

グリップ内部は出っ張りがあるのですが、それを彫刻刀で丁寧に削り落とし、平にすると取り付けられました。

こちらはコルト純正の木製グリップですが、「ランパンコルト」という跳ね馬のマークが入っています。

金色なんですね。

こちらもグリップ内部を削って取り付けました。

こちらは「キングコブラ」です。

357マグナムのダブルアクションリボルバーです。

銃身に刻印が有ります。

このKSC製のモデルガンには最初から実銃用のグリップが付いています。

このグリップは金属のベースにゴムを取り付けた物で、弾丸の発砲の際の反動をゴムのグリップですが多少ですが吸収してくれるグリックです。

アメリカの「パックマイヤー製」です。

初期のモデルには「ホーグ」のプラスチックグリップが付いていたそうです。

この3丁が実グリップ付きですが、他の物は違います。

これはパイソンの8インチですが、まだ加工途中のグリップです。

市販のモデルガン用グリップを加工してオリジナルの作り替えてます。

こちらも、

これも市販のグリップを削って作った物です。

オイルステイン、クリアラッカー仕上げです。

このパイソンは、

このショルダーホルスターに入ります。

サファリランド製、19番 アップサイドホルスターです。

このホルスターは、銃が逆さまにぶら下がるホルスターです。

今回の写真の様におもちゃでも本物のパーツを付けるのは違法では?と言われることもあるのですが、発砲機能に関係ない部分は問題ないとのことです。

今年に年賀状はこの「キングコブラ」や、「ニシキヘビ」の写真を撮って作ろうと思っています。

どんな写真になるかは、正月までお待ちください。

 

 

 


西側のAKM

2024-11-01 13:33:47 | Gun

ここにアップしている写真の銃は、全て日本国内で合法的に入手できるおもちゃのエアーガンです。

タイトルを見て、何の事と思われた方が多いと思います。

そもそも、AKM って何?ですよね。

AKMと言うのは、

この下の銃です。

口径7.62ミリのアサルトライフルです。

この銃は旧ソ連の軍用銃で、今現在、世界中でこの銃が使用されています。

近年まで中国もこの銃を使っていましたが、今現在は自国生産のブルパップライフルを使用しています。

でも。中東の紛争地帯でのニュース映像を見るとたいてい登場する銃ですね。

ここにアップした銃は台湾製のエアーソフトガンで、日本国内で合法的に買えるおもちゃの銃です。

6ミリのプラスチック弾を秒速60〜90メートル程度の速度で発射出来るおもちゃです。

上の写真では2丁写っていますが、下の木製ストックの物が旧ソ連の物です。

上の物は、同じ銃ですが、西側のパーツを取り付けて、西側の銃と同じ様に扱える様にしたものです。

右がAKM,左が、アメリカのM4A1カービンです。

パッと見た目同じ様な銃ですが、ロシアとアメリカの銃です。

このAKMを自分でカスタムしたのですが、色々パーツを集めるのが大変でした。

先ずハンドガードですが、

このクレブスタイプの物は、大阪のショットショーで買いました。

ほぼ無改造で取り付けられました。

ベースのエアーガンは海外製のWE-TECHのガスブローバックのエアーガンです。

アメリカのM4A1カービンは、

こんな形。

シュアファイヤのレプリカライトが付けて有ります。

伸び縮みのストックですが、

こちらがAKMのトロイタイプのレプリカストックです。

こちらはM4カービンのマグプルストックです。

そしてなかなか手に入らなかったグリップですが、

このグリップ、本来な実銃用の物の様です。

でも、問題なく着きました。

最近のエアーガンはよく出来ていて、弾丸の発射以外の部分は実銃のパーツがつく物も多い様です。

コレはちょっとやばいかも知れませんね。

下手にリアルに成りすぎると、警察の規制の対象にされそうなのが怖いですね。

ここにあげた銃は全て日本国内で安全に所持でき、売買も出来るおもちゃのエアーガンです。

でも写真で見ただけでは分かりませんよね。

メチャクチャリアルです。

怖いくらいです。

材質は、アルミや、亜鉛ダイキャスト、一部鉄板が使われています。

重量も4キロ以上ありずっしりとしています。

これでガスの圧力で連射できるのがすごい。

私は、ロシアの銃が好きなので、ドラグノフ狙撃ライフルと一緒に飾っています。

でも、これの実物を持って戦場で戦いたくは有りません。

戦争が好きなわけではなく、銃のメカニズムが好きな「マニアックなおっさん」です。

おそらく、死ぬまでこんな物集めまくるんでしょうね。

また、金欠になります。

 


旧ソビエト時代の傑作ライフルSVD

2024-06-03 08:57:33 | Gun

今日もまた鉄砲の話です。

私は「スナイパー」が主人公の映画が好きでよく見ます。

前回紹介した「Cheytac M 200」と言うライフルですが、映画「山猫は眠らない7」にも登場していました。

この「山猫は眠らない」のシリーズも全部見ました。が、はっきり言ってだんだん面白く無くなって来ているような気がします。

やはり一番最初の物語がよく出来ていると思います。

最初の「山猫は眠らない」は、トム・ベレンジャー扮するトーマス・ベケットが布で偽装した「M40A1」を使用しています。

相棒のビリー・ゼイン扮するオリンピックの射撃選手リチャード・ミラーと犯罪組織のボスを狙撃、暗殺すると言う物語ですが、ミラーの持っているライフルが、ドイツのH &K社のG3を改造してでっち上げたPSG1らしき物を使っています。

上の写真は上から、

旧ソ連、ドラグノフSVD(ガスブローバック)WE-TECH製

上から2番目が、ドイツH&K PSG1(電動)東京マルイ製

その下が、イギリス、L96 338ラプアマグナム(ガス式)well製

一番下が、アメリカ、M24ソーコムライフル(エアーコッキング)クラフトアップル製

です。

これらは全て合法的なおもちゃの銃です。

エアーソフトガンと言う物です。

日本国内で合法的に入手出来ます。

今日は、この中の「ドラグノフSVD」をレポートします。

このドラグノフライフルですが、台湾の会社WE-TECHと言うエアーソフトガンを製造している会社の製品で、日本仕様にパワーダウンした物です。

海外製のエアーソフトガンは、海外ではかなりのパワーなので、日本国内では違法になります。

なので、弾丸の初速を60メートル〜90メートルくらいに抑えて販売しています。

このWE-TECHのドラグノフは、ガスブローバック式のエアーガンですが、ブローバックの方に力が行きすぎて弾丸の発射が安定しません。

銃身の長さとガスの放出量のバランスが悪く、弾道が不安定です。

インナーバレルを40センチくらいにカットすれば、かなり精度が良くなるそうですが、私の場合、モデルガン的にいじっているのが好きなのでそこまで加工はしません。

このドラグノフですが、内部構造もかなりリアルに出来ています。

ストックとハンドガードは木製です。

工具無しでも、ここまで分解出来ます。

まるでパズルのような構造になっています。

フレームのも、狙撃ライフルとは思えないくらい薄っぺらく弱々しいのですが、これで機能を果たしているんですね。

なので実銃も重量が4,310kgと、狙撃ライフルにしては軽い物になっています。

実銃のPSG1などは、重量が8,1kg有ります。

なので、命中制度は???と言うところも有るのですが、軽量の狙撃ライフルで、シューターの体の負担は少ないでしょう。

映画にもアニメにもこのドラグノフは良く登場します。

独特の形状で、

何だかすごくかっこいい!!

無駄にメカニカルで、他の銃には無い魅力が有ります。

でも、大抵敵の兵士が持っているんですね。

映画「アメリカンスナイパー」でも、市街地で狙撃合戦になった時、アメリカ側は、M24とM40A3 ボルトアクションライフルですが、敵はこのドラグノフでした。

「ハートロッカー」も、「山猫は眠らない」もですね。

敵国の銃ですが、根強いファンの多いライフルです。

今回アップしたエアーガンのドラグノフですが、ガスの圧力で軽快にブローバックします。

250gの重いボルトが高速で動くので、撃った時、反動と言うか振動がしっかりと伝わります。

おもちゃですが、小口径の実銃のを撃ったような感触が伝わります。

撃っていて楽しくなります。

それに、このエアーガン、実銃のサイズを忠実に再現しているようで、実銃用のスコープが「ポン付け」出来ます。

大抵のエアーガンは、一部加工しないと実銃のパーツは付かないのですが、このドラグノフは、すんなりとスコープが取り付けられました。

これが、ベラルーシ製の実銃用のスコープですが、軍用ではなく、一般的な民間用販売の物のようです。

これが全体の写真です。

レティクル(スコープ内の照準線)を光らせる電池が、一般的な単三電池です。

リチュウムのボタン電池では有りません。

スコープを覗いてみると、

レンジファインダー(物を利用して距離を測るメモリ)が付いていますが、軍用の物とはちょっと違います。

でも外観は軍用の物と同じマグネシウムで出来た物だそうです。

これを見ると、本当に本物?と思います。

配線が露出しています。

雨に濡れてショートしないのか?と心配になります。

裏面のマウント部分です。

取り付けの際レバーを回しますが、それのテンションを調節できます。

スコープを取り付けるとストックのほお付けが出来なくなるので、チークパッドが付いてます。

ただ、製品のままだと、ゴムの塊だったので、牛革を巻き付けました。

実銃もエアーガンも狙撃銃としてはイマイチの銃ですが、このデザインから多くのファンがいるようです。

今現在、中華製のスポンジ弾を飛ばす薬莢式のドラグノフが安く発売しているようです。

こちらも面白そうですね。

プラ製なので、塗装して古びた感じにしたり、プラのストックを木製っぽく塗ったりして楽しめそうです。

それに薬莢が飛び出すドラグノフは、このスポンジ弾を飛ばす物しか無いんですね。

そのうち入手して塗装してみたいですね。

いや〜やっぱり狙撃銃ってかっこいいですよね〜。

 

 

 

 

 

 


超リアルCheyTacM200エアーガン

2024-06-02 09:20:19 | Gun

映画「ザ・シューター 極大射程」をご存知でしょうか?

主人公「ボブリー・スワガー」が射撃の名手で、要人狙撃、暗殺をさせられると言うB級映画です。

この映画に登場する重要なアイテムとして、「Cheytac M200」と言う狙撃ライフルが有ります。

この銃は、口径が408と言う中途半端な口径で、アメリカ軍には採用されませんでした。

バレットライフルの50口径と、L 96の338ラプアマグナムの中間の口径として開発された対人狙撃用のライフルなのですが、その中途半端なスペックがアメリカ軍には気に入ってもらえなかったようで、軍用としては採用されなかったようです。

上の銃がソーコム製CheytacM200

下が、ソーコム製バレットM82A1です。

写真はどちらも合法的なエアーガンです。

バレットは50口径、CheyTacM200は、408口径です。

どちらもかなりの破壊力があるのですが、M200は、対人狙撃用として開発されたものの様です。

今回はこれをレポートします。

先ず、このM200ですが、映画「ザ・シューター 極大射程」で、「マーク・ウオールバーグ」扮する「ボブリー・スワガー」が、要人暗殺に巻き込まれ、追い込まれると言う内容ですが、凄腕の狙撃手と言う設定で、使用する銃がCheytacM200 と言うちょっと珍しい銃です。

狙撃用として開発されたものの様ですが、408口径と言う珍しい口径です。

他の映画では先ず見られない銃ですね。

上の写真のは、エアーガンですが、上の物がアレス製のケースレスエアーコッキング式です。

下の物が、ガス式のカート仕様のガスガンです。

メーカーはソーコムギアです。

このM200と言う銃ですが、映画では「極大射程」以外では見た事が有りません。

かなりレアな銃と思います。

今回紹介する物は、日本国内で合法的に買える「おもちゃ」の銃です。

金属製でもアルミや亜鉛ダイキャストを使い、必要以上の強度を持たない設計の様です。

なのでよく壊れるので注意が必要です。

どちらも海外製のエアーガンです。

この2丁のエアーガンですが、ソーコムギアの方はカート式の8ミリBB弾を発射するガスガンで、アレス製は、シンプルなエアーコッキング式の6ミリBB弾を発射するトイガンです。

どちらもアルミを主体としたエアーガンです。

機関部を見ると、ボルトのストロークが違います。

ソーコムはカート式のなので実銃の様な長いストロークです。

この様にカートリッジを装填、排莢します。8ミリのBB弾を使います。

マガジンも実銃の様な構造でカートリッジを装填できます。

アレスの方はケースレスのエアーコッキング式ですのでカートリッジは使いません。

マガジンはほぼ同じ大きさです。

左がソーコム、右側アレスです。

アレスはケースレスなのでBB弾を直接マガジンに装填します。

左がアレス、右がソーコムです。

マガジン側面の溝の大きさもソーコムは実物そっくりです。

こちらがソーコム製、

こちらがアレス製の機関部エジェクションポートですが、ソーコムはボルトに溝が掘ってあったり、何のパーツか分からないのですが、四角いパーツが付いてます。

アレス製はその辺が省略されています。

このアレスのボルトは、東京マルイのVSRと同じサイズの様で、交換も可能の様です。

フレームの刻印は、アレスがEDM になっていますが、

ソーコムの物は、CHEYTACになっています。

どちらも実際に存在するので間違いは有りません。

銃身に付いているバイポッドですが、ソーコムは刻印が入っています。

アレスの物は何も有りませんが、どちらも伸縮します。

バイポッドを止めているパーツですが、ソーコムは丸みが有り、

アレスは角ばっています。

これはソーコムの方が正解のようです。

マガジンですが、ソーコムの物をアレスにあてがってみたら、

サイズ的に付きそうですが、かなり加工が必要です。

ソーコムのマガジンは本物かと思うほどリアルです。

材質も鉄板のようです。

ハンドガードの留め具ですが、

こちらがアレス製。

こちらがソーコム製。厚みが違います。

それと、細かい部分ですが、アレスには銃身を固定するナットを緩まない様にするノブが有りませんが、ソーコムはちゃんとついています。

この四角い出っ張りの上に円筒形のノブがあるのですが、アレスには有りません。

ソーコムの方はガスガンなので、

ボルトにガスを注入するところが有ります。

バルブを開くためのスプリングがカットされているのでバルブを叩く力が弱すぎて、ガスの放出量が少なくパワーが出ません。

初速が20メートルくらいでしょうか。

いつか適当なスプリングと交換して、せめて初速60メートルくらいは出るように調整します。

手前からソーコム製 バレットM82電動ガン

真ん中が、ソーコム製 CheytacM200 ガスガン

上がアレス製 Cheytac M200 エアーコッキング

どれも10キロくらいある重い銃です。

これでも「おもちゃ」なんですね。

でもロマンを感じることの出来る、映画のヒーローになれる高価なアイテムですね。

高くてもまた別なのが欲しくなるしょうがない性格なので困っています。

こんなの買っているからいつも金欠です。

 

 


ドイツの傑作マシンガン

2024-06-01 10:18:26 | Gun

前回「アンチマテリアルライフル」と言う銃のエアーガンをを紹介しましたが、今回はちょっとレアなエアーガンをを紹介します。

タミヤの戦車プラモを作ったことのある方なら必ず目にしたことのある銃ですが、これです。

ドイツ軍の傑作軽機関銃、MG34とMG42です。

上がMG34、下がMG42です。

タミヤのドイツ軍戦車についている銃です。

ドイツ軍は第二次大戦当時、高速で長時間連射できるマシンガンをヒトラーから作ることを命じられ、ラインメタル社が、1934年に開発、正式採用されました。

この銃はリンクで連結された銃弾を次々に発射できる様に設計されていて、ベルト状につながった弾丸を連続で発射できる構造になっています。

上の写真がリンクでつながった弾薬ですが、このベルト状の弾薬がある限り連続して銃弾を発射し続けられます。

ただ、連続で発射し続けると銃身が焼けて、しまいには溶けるそうです。

なので、以前紹介した「タカラトミー」のフィギュアの銃の様に銃身を抜いて別な銃身に交換してさらに撃ち続けると言う仕組みです。

これがタカラトミーのミニチュアです。

実銃はこの様に銃身がスイングして取り出せる様になっていますが、エアーガンでは流石にそこまでは再現されていません。

このエアーガンですが、今は無き「アサヒファイアーアームズ」の製品です。

値段も発売当時、¥180000でした。

このエアーガンはエアータンクに圧縮空気を入れた物をホースで繋ぎ、その圧力でフルオート射撃できる物です。

この銃、よく出来ていて、引き金の引く位置でセミオートもフルオートも撃ち分けられる様になっています。

上の写真の様に、引き金が上下二ヶ所引けるようになっていて、上の「エリツエンファイア」がセミオート、(一発ずつ発射)で、下の「ダウエルファイア」がフルオート(連続発射)です。

エアーガンですがちゃんとこの機能が再現されています。

 

MG42の方は「ショウエイ」と言うメーカーの「ガスブローバック」のエアーガンです。

こちらはまた次に詳しく紹介します。

MG34ですが、ドラムマガジンが付属していました。

こんな形ですが、ドイツ兵のプラモ作った事があれば見たことのある形だと思います。

これはベルト給弾をマガジン給弾に見せかけるためのマガジンです。

第二次大戦当時の協定で、ベルト式の給弾のマシンガンは禁止と言う事があったのですが、それをごまかす為に作り出されたもののようです。

見かけはマガジン給弾に見えますが、実際はベルト給弾です。

協定違反なんですけどね。

こんな感じに取り付けます。

この写真がフィードカバーと言うパーツの見える物ですが、このフィードカバーは初期のもので、形状が違います。

こんな形の物って本当に有るのかと思っていたのですが、実際にありました。

ミリタリー関係の本に写真があったのを見ましたので実際にあるようです。

このフィードカバーの裏側も、

ちゃんとフィードレバーも再現されています。

これがフロントサイト、実物と同じく折り畳めます。

こちらがリアサイト、対空サイトを立てたところです。

通常はこの状態で撃ちます。

おもちゃですが、ここまで再現されています。

銃身の下の二脚ですが、

結構複雑な構造になっています。

実物通り折り畳めますし、真ん中のノブを回すと開き具合を調整できます。

スリングですが、革製の物が付属していました。

スリングがMG42に付いていますが、ちゃんとどちらでも取り付けられます。

このスリングですが、2本のベルトを左右に分けて機関部を挟み、この状態でキャリングベルトとして持って運んだようです。

運搬用のハンドルが無いのでスリングをこんな風に持ってハンドルの代わりに使っていたそうです。

MG34は、製造コストがかかりすぎるので、これの改良型としてMG42が開発されました。

フレーム等、手間のかかる削り出しでは無く、鉄板のプレス加工で低予算化、大量生産化を計った銃です。

エアーガンですがどちらも10キロ近い重量でサバゲ等には使えない代物です。

昔の軍人さんはこんな重い物を持たされて戦っていたんですね。

本当に大変だったと思います。

今の平和なこの時代に感謝しなくてはなりませんね。