a-stormのblog

日々の出来事等、とりとめのないことなど、できるだけ色々と書いていこうと思います

ThinkPad X60 に AlmaLinux8 をインストールする(kernel-ml編)

2024-02-03 18:01:10 | コンピュータ

長年使ってきたThinkPad X60に AlmaLinu8 を入れて活用する。

内蔵Wi-Fiアダプタは、AlmaLinu8のKernel 4.18.0 では認識されないため、RLrepoより最新版Kernel(kernel-ml ; kernel mainline) 6.7.2 を入れることにする。

# dnf list installed | grep kernel


まず、AlmaLinux8 を Minimal 構成でインストールする。

現在インストールされているKernel関連のパッケージ一覧を確認する。

# dnf list installed | grep kernel

kernel.x86_64

kernel-core.x86_64

kernel-modules.x86_64

kernel-tools.x86_64

kernel-tools-libs.x86_64

の5つがインストールされている。これら5つのパッケージについて入れ替えていく。

最初の3つは、kernel-mlのインストールにより、対応する以下のパッケージがインストールされる。

kernel-ml.x86_64

kernel-ml-core.x86_64

kernel-ml-modules.x86_64

残りの kernel-tools, kernel-tools-libs は kernel-ml-tools を swap install すると、依存関係から、自動的に kernel-ml-tools と kernel-ml-tools-libs がインストールされる。

 

 

まず、AlmaLinuxのパッケージに署名される署名用秘密鍵が2024.1に更新されたようなので、署名検証用の公開鍵をインストールする

# rpm --import https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux

次にRLrepoのパッケージをインストールするためのGPG KEYと、リポジトリをインストールする。

# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org

# dnf install https://www.elrepo.org/elrepo-release-8.el8.elrepo.noarch.rpm

ELRepoのkenelの更新をEnableにする

# vi /etc/yum.repos.d/elrepo.repo

--------

[elrepo-kernel]

のenabled を変更する。

(変更前) enabled=0

(変更後) enabled=1

--------

RLrepoからkernel-mlをインストールする。

# dnf install kernel-ml

依存関係により、kernel-ml-core, kernel-ml-modulesもインストールされる。残りの2つ kernel-tools, kernel-tools-libs に対応する kernel-ml-tools, kernel-ml-tools-libs に入れ替える。

→入れ替えると、# dnf groupinstall Workstation ができなくなった。kernel-tools が必要とのこと。よって削除しなくてもいいのかも。

# dnf swap kernel-tools kernel-ml-tools

→ kernel-tools, kernel-tools-libs が削除され kernel-ml-tools, kernel-ml-tools-libs が swap install される。

→ swap install しなくていいかも(現在検証中)

 

旧カーネルを削除する

→削除しなくていいかも(kernel, kernel-ml の混在環境。起動時にkernel-ml の最新Kernelで起動する)

# dnf remove kernel

→ kenrel, kernel-core, kernel-modules の3つが削除される。

入れ替え後の構成を確認する。

# dnf list installed | grep kernel

きれいになった。

→きれいにしなくても、kernel, kernel-ml 混在でもいいのかも(現在検証中)

 

■ThinkPad X60 の内蔵Wi-Fiを認識させ使えるようにする。

Wi-Fi用の NetworkManager-wifi をインストールする。

初期インストール状態では、内蔵wi-fi デバイスが認識されていないため、インストールされない。

# dnf list install NetworkManager-wifi

NetworkManager-wifiを起動させるため、NetworkManagerを再起動する

# systemctl restart NetworkManager

Wi-fiを設定する。

ssidの一覧を表示させる。

# nmcli dev wifi list

接続するssidを覚えておく。ssidに接続し、パスフレーズ(パスワード)を入力する。

#nmcli --ask dev wifi connect

これで接続完了。

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ThinkPad X60 再生計画 2024

2024-02-03 11:30:13 | コンピュータ

長年メインPCとして使ってきて、あたしいPCに移行後も、遊び用のマシンとして活用してきた。

  • 処分するHDDの初期化
  • 壊れたHDDのレスキュー
  • ビデオキャプチャ
  • ビデオのトランスコード
  • Linuxのインストール、動作確認

しかしながら、CPUが2コア、メモリもMax4G、CentOS8で内蔵Wi-Fiが認識されない等、色々な点で限界を感じていたが、気合を入れて、再度活用することにした。

やったこと

  1. 内蔵Wi-Fiアダプタの交換   →BIOSチェックでエラーとなり失敗。もとに戻す。
  2. 内蔵CMOSバッテリーの交換 →家にあるコイン型電池を活用し自分で交換。スポット溶接機が欲しい。
  3. バッテリーの分解・補修   →殻割したところ内蔵リチウム電池は、18650型x4個であることが判明。その後、バッテリー回収プログラム対象だったことが分かり、現在問い合わせ中。ダメだったら、自分で18650バッテリーを購入し交換予定。

これでとりあえずできるところは対処済み。

CentOS8でWifiが認識されない問題は、RLrepoのkernel-mlを入れて最新カーネル化すればいいことが分かり、現在対処中。

RedHat Enterprise Linux9 は、なんと、デフォルトでビルドされる際のコンパイルオプションが変わったようで、動かせない事が判明。

(x86-64ではダメで、x86-64-v2が求められる)

X60のCPUはCore2Duoで2006年頃のアーキテクチャなので、切られてしまうのはやむを得ないところ。

継続して使いたかったら、Gentoo Linuxに移行するしかなさそう。

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