大根は煮物、漬物、鍋物、汁物、サラダなど、さまざまな食べ方を楽しめる野菜ですね。
よく出回っているのは、葉の近くの首が緑色の「青首大根」と言われている大根です。水気が多く、辛みが少なくて甘いのが特徴です。大根はとても水分の多い野菜、同じ大きさなら、ずっしりと重いほうがみずみずしい!できれば葉付きを選び葉っぱまで食べたらいいですよ。大根の葉はβ‐カロテンたっぷりの緑黄色野菜で、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富です。
大根は部位によって、味も食感も違うのはご存知と思います。葉に近い上部はシャキシャキとした歯応えがあり、サラダにぴったり。中央部は軟らかく、甘みがあるので、煮物やスープに使いましょう。先端部は辛みがあり、水分が多いので、おろすのに向いています。
大根には、ジアスターゼなどの消化酵素、ビタミンCが多く含まれていますが、熱に弱いため、生で食べたほうが効果的です。また、すりおろすことによって、殺菌・消化促進作用があるイソチオシアネートという辛み成分が生じます。
辛み成分やビタミンCは、時間とともに減少していくので、食べる直前におろしましょう。力を入れず、くるくる回すようにおろすと、辛みがまろやかで、口当たりもふんわりと仕上がります。
煮物、鍋物、漬物、おろしにサラダと、食べ方のバリエーションに富んでいる大根ですが、「切り干し大根」の旨み、甘み、歯応えもまた格別です。生の大根を干して千切りにしたものが一般的ですが、縦に割って干した「割り干し大根」、千切りの大根をゆでてから干した「ゆで干し大根」、同じく蒸してから干した「蒸し干し大根」などもあるようです。定番の煮物といった和食だけでなく、ドレッシングであえてサラダにしたり、スープの具にしたり、マカロニの代わりにグラタンに入れるのもオススメです。鉄、カルシウムをはじめ、食物繊維、カリウムも豊富なヘルシー食材なので、常備しておくと重宝します。
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