土用なので、田んぼの方も「土用干し」を行っています。
土用干しは、田んぼへ水を1週間ほど入れないで土がひび割れる状態にする事です。土中のガスを抜く事と嫌気性の雑菌の繁殖を抑える効果があと言われています。
土用干しをする事により、稲が水を求めてしっかりと根を張るために倒れにくい稲に育ちます。梅雨が明けた7月下旬頃の土用に行うので土用干しと言われているのでしょう。
土用は、五行思想に基づく季節の分類の一つで、各季節の終りの約18日間のことです。
五行思想では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割当てあり、残った土気は季節の変わり目に割当てられ、これを「土用」と呼んでいます。だから、1年に4回も土用があるんです。夏だけじゃないんですよ。
土用の間は土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれたようです。ただし、土用に入る前に着工して、土用中も作業を続けることは差し支えないとされたようです。
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