日本のマスゴミの「報道しない自由」のせいで
その功績の数々が、正しく認識されていない部分が多いばかりか
誤った印象付けとレッテル貼だけで
顔を真っ赤に喚き散らす集団に乗せられてしまっている人は
早く気づくべきです。
日本の本当の敵は、一体誰なのか。
既に日本のマスメディアは、敵の手中に堕ちたと言っても
決して過言ではありません。
何故なら、その言動の立ち位置が
日本と日本国民ではなく、
日本を敵視する国の立場で、ものを言っているにしか過ぎないのですから。
一時の、感情煽りの報道や論説などに惑わされず
先々を見据えた感覚を持ちながら
民主主義の法と秩序で守られた世界観が
今、崩されようとしているのですから。
単に政治政策や、思想信条ではなく
「あんな人たち」の罵詈雑言や、鬼畜のような言動を目の当たりにするにつれ
議員や市民というより『人間』としての異常さを強く感じます。
Text by Tobias Harris
安倍晋三の伝記を書いた政治評論家のトバイアス・ハリスが米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿し、安倍の「国家ビジョン」について触れている。安倍は21世紀の「荒波に耐える」ために、必要な政策を実行しうる国家を日本に残した。しかし、彼が望んだ「強い国家」というビジョンを、ようやく国民が理解しはじめた矢先に急逝してしまったのだ──。
“安倍晋三”を物語る一文
戦後最年少の52歳で総理大臣に就任した安倍晋三はその数ヵ月後の2007年1月、第166回国会開会式のあと、施政方針演説を行った。
演説の大部分は、ありふれた提案の羅列だった。だがそのなかの1文が、彼という人間をとりわけ物語っていた。彼はこう述べた。「次の50年、100年の時代の荒波に耐えうる新たな国家像を描いていくことこそが私の使命であります」
私はこの1文を、安倍元首相について執筆する間、そして金曜日の彼の暗殺について考える間、何度も思い返した。なぜならそれは彼の政治家としての原動力を考える上での手がかりを与えてくれるからだ。安倍は、物事を小さく考えて満足するような政治家ではなかった。彼の家族は、西日本に位置する山口県の出身だ。山口といえば、1867年の王政復古と改革派による近代日本の建設を指す「明治維新」の立役者たちの故郷である。安倍はこの時代のリーダーたちを尊敬していた。
明治のリーダーたちは、たんに近代的な国家を築こうとしたわけではない。アジアを奪い合うことに忙しい欧米列強をかわし、いずれは対抗できる国家をつくろうとした。「荒波に耐えうる」国づくりに関する安倍の発言が示唆するように、彼はこの基本的な感覚を共有していたのだ。