数年前のある深夜湘南には珍しい大雪の日、下りの1国が渋滞していました。雪のせいでとおもいつつ大磯「滄浪閣」(政治家・伊藤博文の別邸)前にさしかかると路肩通行を指示されました。雪の降りしきる中ヘッドライトの向こうに、作業する人と闇夜に立つクレーン車が有りました。そろりと車を進めながら伺うとチエンソーの音が聞こえ、その様子から倒木の処理と分かりました。この道は松の並木がつづき古くからの名所でも有ります。翌朝その場に差し掛かると、昨夜のその場所に大きな大木が松並木の中に処分され高く積み上げられていました。松の古木と思っていたが、あの見事なミモザの大木でした。無残な切り株となっていました。雪の重みが耐えられなかったのでしょう。今頃、3月初めには下がるほどに花を着け、通りゆく車の上にトンネルのようにかぶさるのです。この感激、感動は道行く人達の物でした。夏が来て湘南は道までにも人があふれ緑が深くなる頃に、生い茂った雑草の中にあった、切り株の事はすっかり忘れていました。1年が過ぎ。2年位が過ぎ通勤の車中から同じ道を行き来していました。そして発見・・・あの切り株から枝(芽?)が伸びていたのです。根っこの脇からスゥート1m位になっていました。あの日から少しずつ生まれ、大きくなっていたのです。通勤の車中から楽しみの一刻です。 毎年恒例の植木職人のお仕事でこの並木道の草取り、松の木の手入れなどがあります。草刈機は電動で回転しながら土と草の境目に沿って手際よく進めています。清掃された雑草は数カ所に高く積まれ日干しされ、回収されます。そんな余裕で日々見ていたミモザの若木が・・「見た」その時、すっきり綺麗に無いのです。根っこだけです・・・・刈り取られていました。雑草と取り違えるなんて・・それから数年後ミモザの根っこも掘り起こされてしまいました。今、この並木は水仙の花ざかりです。球根を植えている有志の方もこんなミモザの事件知っているかしら。
そんな大好きなミモザの花を頂きました。
花瓶に入れるだけでなくリースを沢山作てみました。 長いガーランドを作って円くします。乾燥させてドライのにします。乾燥するまで花が下に流れるので時々上下に回して乾燥します。